HOKULE'A (ホクレア)とはハワイ語で「幸せの星」を意味します。
ホクレア号は
全長-62フィート4インチ【約19メ→ル】
全幅-17フィート4インチ{約5.3メ→ル}
水線長-54フィート(約16.5メートル)
帆面積-540平方フィート(約50平方メートル)
喫水-2プィ→6インチ(約76センチメートル)の古代式の外洋カヌー
600年前に途絶えたハワイ伝統の航海術を復活させるために作られたカヌーで、ハワイの伝統・文化・誇りの象徴です。ホクレア号のクルー達は航海計器を全く使わず、星、雲、波、風、海鳥などすべての自然状況を読み取りながら数千キロも航海することができます。ホクレア号は祖先たちの建造技術と航海術を再現するだけでなく、ポリネシアの文化とアイデンティティ、そしてアロハスピリットを復興し、現代に伝えることを目的としています。
ハワイの人々の伝統文化と誇りを取り戻すための「過去への旅」は、ポリネシア海域からさらなる遠国へと航海エリアを広げ、そこにたくさんの出会いが生まれています。現在は、伝統航海術を継承しつつ、各寄港地で文化交流をはかるのが大きな目的ですが、理想は、一過性の交流イベントではなく、お互いの子供たちの世代までつながる“継続的な友好関係"を築くこと。未来の地球を見据えた交流事業といっていいでしょう。
1975年3月8日クアロア公園(オアフ島)
日本とハワイとの関係はハワイ王朝の時代にさかのぼります。
多くの日本人がハワイに開拓移民として移住、日本の文化とハワイ古来のものを融合させ、食、ファッション、芸術等、独自の文化を作り上げました。ナイノアも日本の影響を受けた一人であり、幼い頃に日系人のカワノ・ヨシオ氏に海についての様々な知識について教えを受けたことが現在のナイノアの活動につながっているといわれています。今回のホクレア号日本航海はそんな日本への恩返しでもあり、ポリネシアに伝わる伝統航海術を通して、現代に生きる我々に対して、一度自然を敬い、共存する知恵と勇気を伝えるという想いが込められています。
困ったときには