ミシガン州で育ったデヴィッドは、同級生のミリーに思いを寄せる、
ごく普通の高校生だった。しかし、川で溺れそうになったとき、
彼は自分に備わった途方もない“才能”に気づくことになる。
冷たい川底から一瞬にして、図書館へと“ジャンプ”していたのだ!
母が家を出て以来、人が変わってしまった父との生活にうんざりしていた
デヴィッドは、1人ニューヨークへと向かった。15歳の彼が生きていくため
次に瞬間移動したのは、銀行の金庫室だった。まんまと大金をせしめた
デヴィッドだが、その存在に気づいた男がいた。“ジャンパー”を悪
とみなし、彼らの抹殺を使命とする組織、“パラディン”のローランドである。
10年後、デヴィッドはニューヨークからロンドンへ、
オーストラリアの海へ、東京の繁華街へ、
エジプトのスフィンクスへと飛び回り、“ジャンパー”
の特権を謳歌していた。しかし、孤独だった。そんなとき、
ミリーと再会を果たし、ローマでのデートに誘うデヴィッド。
楽しいひとときを過ごした二人の前に、グリフィンという青年が現れる。
彼もまた、“ジャンパー”の一人だったのだ。
戸惑うデヴィッドは“パラディン”たちの襲撃に遭い、
“ジャンパー”の宿命、そして母が秘めていた重大な秘密を知る……。
【イントロダクション】
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【公式HP】
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困ったときには