ここは、独我論について考えてみるコミュニティです。
独我論とは次のような考え方です。この世の中には大勢の人間がいるが、自分自身が自我と捉える事のできるのは自分ただ一人であり、ひょっとすると他の人間には、自我と言うものが存在しないのではないか。この世の中で、本当に自我を持って生きているのは自分だけではないか。他の人はいかにも自我を持っているように振る舞っているが、実は機械仕掛けの人形と同じで、世界は私と共に始まり、私が死んだ時にその意味を終えるのではないか。
独我論にもいろいろなバリエーションがあるようですが、このような考えが生まれる背景には、人は自我というものを自分の中にしか感じる事ができないからでしょう。人の自我というものについては、想像する事はできるし、感情移入してその人の思いに立つ事もできます。しかし、実際にその人の肉体に魂が入り込んで、その人自身の自我を体験するという事は、一般的な常識では、不可能と考えていいと思います。
しかし、独我論というのは、かなり一人よがりな考えで、突き詰めていくと、他の人の自我を否定する事になり、自分一人を中心に世界が回っているという独裁的な思想につながる危険もあります。それを修正するような考えとしては、自我が、生死と共に転生するという考え方や、さらに進んで、時空を乗り越えて転生する。つまり私とあなたの自我がどこかで繋がっている同一の自我だというフレンドリーな考えもあるようです。
さて、このような独我論的な考えについて、皆さんと意見を交わしていこうと思います。
こんな方は参加してください。
・情緒不安定な人
・懐疑論者
・独我論に興味ある人
・病的な人
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