西武9000系をこよなく愛する人たちのコミュニティーです。
西武鉄道9000系とは?
1988年に登場した新2000系とよく似た車体に廃車となった101系の足回りを組み合わせた電車です。
編成はクハ モハ モハ モハ サハ サハ モハ モハ モハ クハの十両固定編成。
9101F〜9108Fの全80両が所沢車両工場で製造され、西武鉄道最後の自前の電車となる。
工場の設備の問題から、3000系同様クハ モハ モハ クハの四両で狭山線で暫定的に運用し、あとから中間車6両を足した。その後新宿線に集中投入されるが、現在は全車両池袋線に入る。
製造時の新2000系との形態的な違いは…
・行き先、種別幕のローマ字表記があったこと。・側面の行き先、種別幕に行き先と種別で仕切りがあること。
・ランボードが屋根と一体化していること。
・2000系と比較してどうみてもパンタグラフが少ない。
・床下に「どこかでみたような」抵抗器がずらりと並んでいること。
・9101Fと9102Fを除いてスカートと電連付近の「欠け」が小さいこと。
・というかそもそも電連がないこと。
・9108Fのみシングルアームパンタグラフで製造されたので特にこの編成は見分けやすかった。
など。
箱の設計も流用。足まわりも流用という経済的な電車
と思いきや、抵抗制御の電車を使い続けるとランニングコストがかかるという全然経済的な車両じゃなくなってきたのでVVVF改造が2006年あたりにスタートし 、2008年か9年あたりに終了。
最初に手を着けた9106Fは武蔵丘で改造し、あとは東急車両に丸投げ。
一説では6000系50番台の製造を日立に変更した穴埋めだとか。
一編成が東急から送り返されたときに、何故か逆向きに西武線に入線したたため、小平小川東村山を使って方向転換した。
現在の2000系との形態的な違いは…
・正面貫通扉に水色の改造済みのステッカー
・全車両パンタグラフがシングルアームに変更されたこと。
・全面左側の窓下に車両番号の表記。
・どうみてもVVVFなかんじの足まわり。
などなど。
車内の設備で2000系に勝っていたLEDも自動放送も2000系の更新で概ね同等に…
台車が台車だからもういじられて、更なる延命もなさそうな…
そんな西武の看板車両2000系に紛れ込む9000系ラバーな方の参加まってます。