【ゴニンカン】とは?
5人または6人で行われる、トランプを使ったトリックテイキングのなかで、『絵取り』に分類されるゲームです。切り札のAとJokerを持った人が「カンケイ」組、残りの3人が「ムカンケイ」組となり、両者の間で16枚の絵札を取り合います!
【トリックテイキング】とは?
トランプを使う7割以上のゲームと、タロット・カードを使うほぼ総てのゲームが、トリックテイキングだと言われています。日本では古くは『合わせ』の技法と呼ばれ、最初に出されたカードを台札として、あるかぎり全員が同じマークを出さなくてはなりません(この古い『合わせ』の技法を受け継ぐのが、九州人吉地方に伝承される「うんすんかるた」の技法です)。
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全員が一回カード出すことを「トリック」と呼び、そのなかで最も強いカードを出した人が勝つのですが、これを「トリックを取る」と表現します。
【絵取り】とは?
トリックをとるとそのトリックで出た絵札を獲得できるゲームの仲間で、かつては日本のあちこちでプレイされていました。
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青森県では、ゴニンカン以外には、四人でやる『ダマリカン』、三人の『ガンバリカン』があります。最大8人でやるカンもあると聞いています。特に南部地方では「絵っこ取り」の名でも、広がっているようです。
島根県雲南地域には、決まった2人ずつのチームが、4人で絵札を取り合う『掛合トランプ』があります。
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これも古くは「絵取り」と呼ばれていました。
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また、都内などで流行っている『ナポレオン』も、絵取りの仲間で、10の札も絵札に含め、20枚を取り合います。基本は2対3のチーム戦ですが、人数にバリエーションがあります。韓国には、そのバリエーションの『マイティ』があります。
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【世界選手権】とは?
毎年1月下旬に、青森県五所川原市で、千人規模の「ゴニンカン・トランプ世界選手権」があります。参加してみたいというかたも、「ゴニンカンやトリックテイキングが好きだけど、世界選手権には参加できない」方も大歓迎です。世界選手権公式ルールは、こちら!
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