小沢健二の歌は仮装したロックンロールである。
「ライフ」を聴いたとき、僕はそれを確信した。
時は世紀末。
すべてが良きにつけ悪しきにつけ加速する中で、
小沢の歌は他の何よりも加速しすっ転がり止まらなかった。
僕はその時、小沢のピカピカ光輝くロックンロールが
我が国の自称ロックンロールバンド共を次々と轢き殺し、
血祭りに上げながら、
どこまでも、どこまでもすっ転がって行くのを見た。
後には累々たるエセロックンロールバンドの死骸が残った。
まあ、そいつらはその後ゾンビの如く再生するのであるが。
僕が邦楽のロックンロールアルバムの
フェイバリットとして掲げる
吉田拓郎の「人生を語らず」、
泉谷しげるの「80'のバラッド」と
ツライチで並んだのは、なんと
小沢健二の「ライフ」只一枚のみ、なのである。
その後、二曲共が
ストーンズやピストルズに並ぶ、高密度なロックンロール
「痛快!ウキウキ通り」
「流星ビパップ」という
二大曲を頂点として、小沢は急激に失速する。
一般的にはあまり言われないことを僕はあえて言っている。
小沢健二の歌が仮装したロックンロールだ等と聞かされて、
不愉快に思われる方も多いだろう。
まあ、一番嫌がるのは小沢本人かも知れないが。
しかし、再度、このコミュの動議を確認するためにも
声高に宣言しておきたい。
小沢健二の歌は仮装したロックンロールである。
小沢健二は我が国のどの自称ロックンローラー共よりも
遙かにロックンローラーであった。
“激しい心を伝える言葉をロックンロールの中に隠した
/流星ビパップ”
2004年の春に出したアルバム「刹那」で
小沢は「流星ビパップ」を最初と最後に
2回収録している。(ラストはインスト)
このコミュのタイトルを
「痛快!オザケン通り」にすべきか
「オザケン・ビパップ」にすべきか
最後まで悩んだ。
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