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痛快!オザケン通りコミュの3インチシングル-1/

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小沢健二の3インチシングルは、もはや中古屋にもなかなか置いていない。僕が知るところでは「カローラ2に乗って」「強い気持・強い愛」「さよならなんて言えないよ」などを300円くらいでたまに見かけるくらいだ。一度、中古CD屋の軒先に並べられた3インチシングルの山を「オザケン、オザケン」と呟きながら掻き分けているオタク風の男子を間近に目撃したことがあるが、知らないところで小沢コレクターが増え、3インチシングルの価値は上昇傾向にあるのかも。ここに紹介したものは、何年か前に僕が近所のレンタル屋閉店の際のタタキ売りで1枚50円くらいでまとめ買いしたもの。「春にして君を想う」以前のシングルでは「ある光」だけがないんだよなー。これには目を光らせているんだが、未だ実物にお目にかかったことがない。誰かおくれ。

また、このコミュの主旨上、それぞれの楽曲で、僕が感じる“ロックンロール的な歌詞”をピックアップしてみた。
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(左)「愛し愛されて生きるのさ」
※1994/7
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1)愛し愛されて生きるのさ
2)東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー
3)愛し愛されて生きるのさ(オリジナル・カラオケ)
4)東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー(オリジナル・カラオケ)
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決して大袈裟ではなく、キリスト教的でもない“愛”の新時代的な解釈とその高らかな宣言がここにある。“愛”“生きる”というともすれば恥ずかしくなるような言葉を、小沢がここまで臆面もなくあっけらかんと歌いきってしまっていることが、当時の僕にはとても新鮮に感じられた。それは歌詞の内容の瑞々しさに加え、一種突き抜けた感のあるヘタウマボーカルによるものだろう。もちろん、“ヘタウマ”とは、その訴求力においては、結局単なる技術上の“ウマさ”を超えてしまう。イントロ等ベースとなるネタがゴダイゴの「銀河鉄道999」だと言うのは有名な話らしいが、僕はつい最近それを知った。こいつはやられた。再度ウレシクなった。
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<曲ネタ>
1)
ゴダイゴ「銀河鉄道999」
Pacific「Bamoon hill」(Album:inference)/途中の語り“家族や友人たちと〜”の部分
2)
不明
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<ロックンロール的な歌詞>
1)
“この通りの向こう側、水をはねて誰か走る”
“ナーンにも見えない夜空仰向けで見てた”
“いつだって可笑しいほど誰もが誰か 愛し愛されて生きるのさ”
2)
“恋人たちの時間は言ってみりゃボディー・ブロー”
“こんな恋を知らぬ人は 地獄へ落ちるでしょ”
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「愛し愛されて生きるのさ」

作詞/小沢健二
作曲/小沢健二

とおり雨がコンクリートを染めてゆくのさ
僕らの心の中へも侵みこむようさ
この通りの向こう側 水をはねて誰か走る

夕方に簡単に雨が上がったその後で
お茶でも飲みに行こうなんて電話をかけて
駅からの道を行く 君の住む部屋へと急ぐ

※いつだって可笑しいほど誰もが誰か 愛し愛されて生きるのさ
それだけがただ僕らを悩める時にも 未来の世界へ連れてく※

ナーンにも見えない夜空仰向けで見てた
そっと手をのばせば僕らは手をつなげたさ
けどそんな時はすぎて 大人になりずいぶん経つ

ふてくされてばかりの10代をすぎ 分別もついて歳をとり
夢から夢といつも醒めぬまま 僕らは未来の世界へ駆けてく

△月が輝く夜空が待ってる夕べさ
突然ほんのちょっと誰かに会いたくなるのさ
そんな言い訳を用意して 君の住む部屋へと急ぐ Uh ah△

(セリフ)“家族や友人たちと 並木道を歩くように 曲がり角を曲るように
僕らは何処へ行くのだろうかと 何度も口に出してみたり
熱心に考え 深夜に恋人のことを思って
誰かのために祈るような そんな気にもなるのかなんて考えたりするけど”

10年前の僕らは胸をいためて「いとしのエリー」なんて聴いてた
ふぞろいな心は まだいまでも僕らをやるせなく悩ませるのさ

まぶしげに きっと彼女はまつげをふせて
ほんのちょっと息をきらして 走って降りてくる
大きな川を渡る橋が見える場所を歩く

(※くり返し)
(△くり返し)
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(中)「ラブリー」
※1994/11
※資生堂“ヘアエッセンスシャンプー”TV・CFソング
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1)ラブリー
2)今夜はブギーバック(“DISCO TO GO”LIVE)featuring スチャダラパー
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何だ?変テコな歌ー、つーのがこれ聴いた最初の印象。小沢との出逢いもおそらく職場のラジオから流れて来た「ラブリー」。正直、まだこのカッコヨサは分からなかった。ただ、怒濤のようなJポップと呼ばれる音楽群の中で、この曲の持つ“異質感”は際立っていたと思う。90年代半ば、奥田民生やスピッツが僕の中では和製ロックンロールの救済者の如く登場し、その最後を華々しく締めくくったのが小沢健二であったが、あっさり味のソウルテイストとでも言うべき相反する要素を絶妙のバランスで融合させた「ラブリー」の佇まいは、その脳天気なタイトルと共にかなりのインパクトがあった。これに限らず小沢の楽曲は、本人の人と成り、歌詞、全体の印象から一瞬オカマソングのような印象を与えるのであるが、その実すべてが仮装したロックンロールなのだ、と気付くのには少しの時間を要した。しかし、未だに小沢の歌を軟弱なオカマソングだと思い込んでいるロケンロールバカは多い。

「ラブリー」を“陽”とすれば、同比率の“陰”で迫って来たのが、カップリング曲である「今夜はブギーバック」であろう。2曲共が「LIFE」からのシングルカットである。甘いメロディーのテーマ部分と、スチャダラとのコラボが効いたラップ部分で構成された「今夜は〜」は、「ラブリー」以上に耳残りする楽曲であったと記憶している。当時はまだラップ的な語りがそれ程浸透していなかったので、この曲を聴いた時は、いったいこれはコミックソングだか何だか混乱したものだ。しかし、何度となく耳にし、実際自分でカラオケで歌ってみるにつけ、程なくこの曲がスペシャルであることを確信した。これのずっと以前に佐野元春は「コンプリケイション・シェイクダウン」という実験的なラップを試みていたが、それは先進的で大いに魅力的であったにしろやや堅苦しく、そこで語られる“愛”もどこか冷たく虚ろであったのに比べ、「今夜は〜」は明らかに体温を持ち、ここで歌われる“愛”には血肉が通っていたのである。
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<ネタ>
1)
Betty Wright「Clean up woman」(ラブリー)
2)
70年代当時ディスコでヒットした“心のベスト10”的な曲達のコラージュ?(今夜は〜)
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<ロックンロール的な歌詞>
1)
“君と僕とは 恋におちなくちゃ、夜が深く長い時を越え”
“OH BABY LOVELY LOVELY WAY 息を切らす”
“LIFE IS A SHOWTIME ベルが鳴るような、こんなスリルが僕らを刺すのさ”
“強く僕は感じまくるのさ他の誰かじゃまるでダメなのさ”
“とても寒い日に 僕ら手を叩き 朝が来る光 分かりあってた!”
2)
“ 夜のはじまりは、溶ろけるようなファンキー・ミュージック”
“誰だってロケットがrockする 特別な唇”
“最後にはきっと 僕こそがラブ・マシーン、君にずっと捧げるよファンタジー”
“ブギー・バック シェイク・イット・アップ 神様がくれた、甘い甘いミルク&ハニー”
“ワイルドな君 うるわしのプッシー・キャット、僕の手に噛みついてオール・ナイト・ロング”
“ 夜の終わりには、2人きりのワンダー・ランド”
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「ラブリー」

作詞/小沢健二
作曲/小沢健二

夢で見た彼女と会って FEEL ALRIGHT
誰かのちょっと待ってなんて知らない
LIFE IS A SHOWTIME すぐに分かるのさ
君と僕とは 恋におちなくちゃ
夜が深く長い時を越え

※OH BABY LOVELY LOVELY WAY 息を切らす
それで LIFE IS COMIN'BACK 僕らを待つ
OH BABY LOVELY LOVELY こんなすてきなデイズ
いつか誰かと完全な恋におちる
OH BABY LOVELY LOVELY 甘くすてきなデイズ※

暖かな手 僕に触れるのさ 君のハートが 僕に分かるのさ
夜が深く長い時を越え OH BABY LOVELY LOVELY WAY 息を切らす

ダイナマイな魅力で FEEL ALRIGHT
お互いにギュッとつかめば IT'S SO TIGHT
LIFE IS A SHOWTIME ベルが鳴るような
こんなスリルが僕らを刺すのさ
夜が深く長い時を越え

(※くり返し)

強く僕は感じまくるのさ他の誰かじゃまるでダメなのさ
夜が深く長い時を越え OH BABY LOVELY LOVELY WAY 息を切らす

△LOVELY LOVELY WAY, CAN'T YOU SEE THE WAY? IT'S A
LOVELY LOVELY WAY, CAN'T YOU SEE THE WAY? IT'S A
LOVELY LOVELY WAY, CAN'T YOU SEE THE WAY? IT'S A
LOVELY LOVELY WAY, CAN'T YOU SEE THE WAY? IT'S A△

LIFE IS A SHOWTIME すぐに分かるのさ
君と僕とは 恋におちなくちゃ
夜が深く長い時を越え

OH BABY LOVELY LOVELY WAY 息を切らす
それで LIFE IS COMIN' BACK 僕らを待つ
OH BABY LOVELY LOVERY こんなすてきなデイズ
いつか悲しみで胸がいっぱいでも
OH BABY LOVERY LOVERY 続いていくのさデイズ

LIFE IS A SHOWTIME ベルが鳴るような
こんなスリルが 僕らを刺すのさ
夜が深く長い時を越え
OH BABY LOVELY LOVELY WAY 息を切らす

(△くり返し)

とても寒い日に 僕ら手を叩き 朝が来る光 分かりあってた!

それで LIFE IS COMIN' BACK 僕らを待つ
OH BABY LOVERY LOVERY こんなステキなデイズ
世界に向かってハローなんつって手を振る
OH BABY LOVERY LOVERY 気嫌無敵なデイズ
いつか僕ら外に飛び出すよ 君と僕とはドキドキしてるよ
誰かの待つ歩道を歩いてく OH BABY LOVERY LOVERY WAY 息を切らす

Yeah
LIFE IS COMIN' BACK…
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(右)「カローラ2にのって」
※1995/1
※トヨタ“カローラ2”TV・CFソング。

作詞/佐藤雅彦・内野真澄・松平敦子
作曲/内野真澄
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1)カローラ2にのって
2)カローラ2にのって(オリジナル・カラオケ)
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作詞・作曲共に本人ではないが、小沢の声を生かしたオーガニックで良質な楽曲に仕上がっている。雨上がりのような、晴れていながらちょっと湿った感じが心地よい。ちなみに作詞者として名を連ねる佐藤雅彦は著名なCMプロデューサーであり、バザールでござーるやポリンキートリオ、だんご3兄弟の生みの親。
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「カローラIIにのって (トヨタカローラII CMソング)」

作詞/佐藤雅彦・内野真澄・松平敦子
作曲/内野真澄
歌/小沢健二

カローラIIにのって
買いものに でかけたら
サイフないのに 気づいて
そのままドライブ

彼を迎えにでかけて
もう1時間 待ちぼうけ
カローラIIはその時
私の図書館

信号待ちで並んだ
同じカローラIIは
幼なじみの彼が 彼女とドライブ
こんど 友達を誘って
遠い町まで行こう

口笛を吹きながら
カローラIIでドライブ
日ようび

カローラIIにのって
パーティに でかけよう
お酒のめない あなたは
わたしのドライバー
あした きみのカローラIIで
ぼくの家まで おいで

カローラIIにのって
どこまでも 行きたいな
ずっと ずっと
どこまでも
道はつづくよ

※カローラIIにのって
ラララララララ ラララ
ラララララララ ラララ
ラララララララ ラ※

(※くり返し)

ラララララララ ラララ
ラララララララ ラララ…
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※上記の楽曲について、以下に自由にレビューを追加したり、コメントして下さい。
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※<ネタ>については北尾修一氏編集「前略小沢健二様」掲載の村田和樹氏他による“オザケン元ネタ全曲解説”を参照させていただきました。

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