仕事で使ってるんですけど、ちょっとした使い方や画像処理理論について知っている部分だけ広げていこうと思います。
いってることは、きちんと確かめて信じてくださいね。
□HALCONてなんだろう?
HALCONとはドイツの医療用画像処理に関する国家プロジェクトより生まれた多彩な機能を持つ画像処理ライブラリです。そのライブラリ数は他の製品と比較しても群を抜いて突出しており、その数1150以上。使用可能な画像処理機能も3次元画像処理やニューラルネットワークによる画像データの学習などユニークなものが多いのが特徴です。私の知る限り汎用的なもので3次元に対応しているものは他に知りません。(知ってたら誰か教えてください。)
また、単にユニークなソフトウェアであるだけでなくベーシックな画像処理関数の機能についてもツール最高水準の機能を持っています。最新リリース(ver.7.1ではWindows XP x64に対応)また、機能は限られるが、10bit深さ解像度データやマルチプロセッサにも対応しています。HDevelopと呼ばれる独自の開発環境を有し、開発補助ツールを使用してインタプリタ形式のプログラミングを行いながら効率的にアプリケーションを作ることが可能です。C/C++、ActivX/COMコードにエクスポートする場合にも特別な操作は必要なくワンタッチで変換できます。もちろん通常の画像処理ライブラリのようにソースコード直書きもOKです。あまり知られていないが、対応している画像入力ボードの種類も豊富なんです。(海外製品だけに海外の物が多いが・・)日本における知名度はイマイチですが、アメリカ、ヨーロッパ、インド、マレーシア、韓国、台湾など全世界規模で普及し始めている21世紀の宝物にしたい優れたソフトウェアです。
◆処理速度に関しては以下のページを参考にしてください。
http://
◆アプリケーション例については
http://
◆対応画像入力ボードベンダー
http://
◆そもそも画像処理ライブラリとは?
画像処理プログラミングを行う場合、例えばフーリエ変換というベーシックな処理を行うだけでもそれなりの数学的な知識、プログラミング技術等が要求されます。多くのエンジニアや研究者などが画像処理アプリケーションや研究をすすめて行く上でこれらの解析に多大な労力を必要とすることは容易に想像できます。学生さんとかは、大きな壁になんども突き当たることでしょう。この技術ギャップを埋めるツールが画像処理ライブラリと呼ばれるもので、簡単に言えば画像処理機能を持ったAPI関数群といえばいいでしょうか。
複雑な数学問題の解析および理解、また実装におけるデバック等の労力を避け、本当に検証したい画像処理アプリケーションの開発や研究に専念するための補助ツール的な役割を果たします。現在、多くのメーカーよりこのような画像処理ライブラリは提供されていますが、その機能の多彩さ故にユーザーは選択に度々迷うこともあるようです。
Activ Vision Tools3.0についてですが、
日本での発売は見送られているそうです。
以下関連サイトです。
MVTec
http://
HALCONの3rd Partyです。
コンバーターやらなんやらかんやら揃っていて便利
です。
The Imaging Source
http://
HALCONが生まれるきかっけとなったドイツの
HORUSプロジェクトについての記述です。HORUS
というツールはHALCONの前身のようです。
http://