素晴らしいテクニックと魔法の左足で見事なドリブルを見せるゼ・ロベルト。左サイドのどこでもプレー可能で、相手に壊滅的なダメージをあたえる。
代表
ブラジル代表としてコッパ・アメリカを2度制覇。1998年FIFAワールドカップにも出場したが、2002年ワールドカップ日韓共催大会では代表から外れている。しかし、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督の退任後に再び復帰し、2006年ワールドカップ予選に出場。2004年6月に3-1で勝利したアルゼンチン戦では、ひときわ存在感を見せつけた。優勝を果たした同年7月のコッパ・アメリカでは代表から外れたが、2005年FIFAコンフェデレーションズカップでは先発に復帰している。
クラブ
数々のトライアルやユースチームを経て、故国ブラジルのポルトゥゲサ・デ・デスポルテスとプロ契約を結んだ。1996年にレアル・マドリーCFへ夢のような移籍を果たしたが、2年間でわずか15試合しか出場できず、ブラジルに帰国した。
1998: CRフラメンゴに1シーズン在籍したあと、バイヤー 04 レバークーゼンに移籍金640万ユーロ(約8億3800万円)で加入。最初のシーズンは不本意な結果に終わり、なかなかトップチームに定着できなかった。しかし、2001-02シーズンは実力を発揮。16アシストを決め、チームのUEFAチャンピオンズリーグ準優勝、ブンデスリーガ2位獲得、ドイツカップ準優勝に貢献した。
2002: 優勝こそ逃したものの活躍が認められ、シーズン終了後には移籍金1150万ユーロ(約15億700万円)でFCバイエルン・ミュンヘンに移籍。最初のシーズンはわずか3試合しか欠場せず、リーグ優勝とドイツカップ制覇の栄誉をようやく手にした。翌シーズンも先発の座を守り、チームは準優勝を果たしている。
2004/05: ブンデスリーガで優勝したチームの中であまり活躍できず、リーグ戦わずか10試合の出場で1得点にとどまった。しかし、FCシャルケ04に2-1で勝ったドイツカップ決勝戦ではその才能を見せつけ、チームは契約をもう1年延長することを決めた。
豆知識
2001-02シーズンのチャンピオンズリーグ決勝は出場停止処分のため欠場している。
UEFA.COMより引用