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ビルマの竪琴コミュの戦禍を目の当たりにされた方の祈り・平山郁夫氏

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日本兵の亡骸を葬って歩き平和を祈った水島一等兵と
同じく戦火の中の仏像を守ろうとした平山郁夫氏がご逝去されました。

日本画家の平山郁夫さん死去
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1038203&media_id=2

11/30日曜に大学時代の同窓生で親友が学芸員として展示を手掛けた、
平山郁夫シルクロードミュージアム@山梨の
「ガンダーラ」展に行ってきました。

日本画家第一人者の平山郁夫氏が奥様と一緒になって
シルクロードに130回以上足を運び、絵画を描かれる
傍ら、ガンダーラ地方(シルクロードの起点)で
紛争が絶えず、戦禍の為に、人の欲の為に無残に破壊され、
転がってい売り買いされている二千年前の石仏などを見て
悲しまれ、

<span class="large"><strong>”いつかこの地に平和が訪れたとき、
この土地の人々にお返しする。
その時まで安全な場所で保存、管理させて頂く。”</strong></span>


と避難させるために私財を投じて財団を作り、
NHKのドキュメンタリー「シルクロードをゆく」?などで
紹介されていたように石仏を見つけては集め、
現地で買い付け、集めたその数は<span class="large"><strong>9000点</strong></span>
にも及びます。
(収蔵庫の管理をしている友人が言うんだから間違いありません。)

その中の名品中の名品を今、


<span class="large"><strong>3月14日まで</strong></span>
<span class="large"><strong>平山郁夫シルクロード美術館</strong></span>で
<span class="large"><strong>「ガンダーラ」展</strong></span>


として公開展示しています。


非常に美しく、貴重な品々にもかかわらず、友人の
大英博物館のように、ガラスケースなしの生の展示を
したい、という意向から、本来砂漠を越えて2千年の時を
越えないと出会えないはずの仏像彫刻に、キスができるほど(失礼!)
近くに顔をよせて、斜めから下から覗き込んで
鑑賞することができるのです。
(もちろん触っちゃダメですよ!!
うちの友人は日夜、それを運んで管理してるので
「ここが、」とか説明しながら触ってたり、「これ重たいねん」とか
言うてましたが・・・)


<span class="medium"><strong>平山夫妻の寛大さにびっくり</strong></span>しました。


ギリシャ彫刻の写実性とインド北部の土着の至高の美術を、
最高の技巧を用いてつぃくられたであろう作品たちが
時代を経て変遷し、その流れが日本の仏像、清涼寺(嵯峨釈迦堂)
@京都のご本尊や飛鳥寺の釈迦三尊像に見られる表現として伝えられ、時代を経て変遷しく様子や、

仏教信者の女性の漆喰像の頬の紅から「鳥毛立美人図」に代表される、
飛鳥時代の美人のチークをほんわり大きく塗るお化粧の仕方(描かれ方)になっていったといわれたり・・・


<span class="medium"><strong>みなさん!ガンダーラは日本の美術、仏教美術のふるさとなんですよー!!!</strong></span>

そして友人が平山夫妻に同行して行った買付け、調査の間にもらった
自由時間で訪れたボロブドゥール遺跡での体験や、
彫刻の背面の状態などをみて、ガンダーラにあった寺院は
こうではなかったろうかと考えた再現配置の展示が
非常に面白くて、

<strong><span class="medium">シルクロードの太古の寺院にタイムスリップした</span></strong>
気持ちになりました。

円形にぐるぐると動物やお釈迦さん(ブッダ)の一生を
彫刻のストーリーで表している
(ギリシャ神と仏像のコラボレーションの不思議な彫刻などもある。)
装飾が寺院を取り巻いていて、

キリスト教で、
文字の読めない人にも、イエス・キリストの生涯が分かるように
ステンドグラスで教会を飾ったり、
イタリアのシスティナ(地震で被害を受けた綺麗なピンクの煉瓦の街)
で、聖フランチェスコの一生が壁に直接描かれていたのと同じようだな、と思いました。


<strong><span class="medium">最後のとどめは平山郁夫氏の作品「祈りの行進・聖地ルルド・フランス」でした。</span></strong>

マリア信仰の聖地で平山郁夫氏が2007年4月にルルドを訪れ、
マリア像を先頭に掲げた信者たちの祈りの行進に出くわし、
感銘を受け、描かれた作品で、
CAFE一軒の間口分くらいの大きさです。
(適当な表現じゃなくてすみません。。)

”ルルドの泉”、の方がわかりやすいでしょうか。
ある時、幼い少女がお母さんの病気が治らず、
日夜マリア様にお母さんを治してくださいと祈っていたある夜、
夢の中でマリア様に、

<em>「私が言った所を訪れなさい。すると、水が湧き出るから、
その水をお母さんに飲ませれば、お母さんの病は癒えるでしょう。」</em>

と告げられたので、言われたとおりに少女がその地を
訪れてみると水が湧き出て、その水を飲んだお母さんの病が
治ったことが周囲の知るところとなり、奇跡の泉として、
今も訪れる人が絶えません。


<span class="large"><strong>祈りは普遍的なもの</strong></span>、ということが、平山郁夫氏のこころにずーんと来て揺さぶり、
一庶民の私が常日頃思っていることを日本一の日本画家で、
仏教をずっとテーマにされてきた方が描かれた!と
衝撃と感動をもって、観ました。

ようやく平山郁夫氏の偉大さがわかり、これは私が今まで
分からず愚かだったと反省して

<span class="medium"><strong>できるだけ多くの方に</strong></span>
<span class="large"><strong>この平山郁夫シルクロード美術館に足を運んで頂いて</strong></span>、
<span class="medium"><strong>生の仏像、1500年以上経ってるのに当時の彩色が残ってたりする非常に貴重な品々</strong>に</span>、

<span class="large"><strong>平山郁夫氏の絵画『祈りの行進・聖地ルルド・フランス』</strong></span>に

<span class="large"><strong>一人でも多くの方に是非出会って頂きたい</strong></span>、と
思って会う人会う人に勧めていいた矢先の訃報でした。


巨星がまた一つ流れ落ちました。

美術館の方のご好意で、友人のガイドで観て回りましたが、
あまりに素晴らしくて、「ナメてた、ごめん」と
友人に謝り、再来館を決意し、
「一人にでも多く伝えて連れてくること、
半年以内に五回来館すること」を約束して
許してもらったとこだったのに。。。。。

突然で、友人もただただショックを受けながら仕事に追われる一日を
過ごしたようです。

<span class="large"><strong>平山郁夫先生のご冥福をお祈りいたします。</strong></span>

仏や(日本の、イエスの父の)神、アッラーなど、さまざまに人に名前を付けられた偉大な存在のもとに行かれて
笑顔で『やっぱりね!』と人間界を見ておられるんじゃないかな、と
思います。

アクセスの不利な、山梨の山奥に建てた為か、
日本人の仏教文化と日本文化の深いつながりを知らない人が
あまりに多いためか、
シルクロード美術館の来館者は圧倒的に外国の方が多かったそうです。

平山郁夫氏のご逝去を機に、もう一度氏の偉大さに、
氏の貴重なガンダーラ仏のコレクションの中の精華に
一人でも多くの方に、触れて頂きたいと思います。

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