ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館コミュの石内 都 絹の夢

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2012/10/7(sun)→2013/1/6(sun)
2012年12月25日ー31日は休館

08年発表の「ひろしま」制作過程で被爆者の遺品である
ワンピースやスカートの生地が殆ど絹であったことから
石内都さんは6歳まで過ごした桐生のことを思い出したそうです
生糸製造は明治時代から国策として奨励され
大正期には世界一の生産量を誇るまでになるが
その後ナイロン製品の普及などから一気に衰退してしまいます
絹とは近代日本の光と影をともに背負う存在なのです
その中でくず繭と呼ばれる低質の生糸で作られた着物「銘仙」は
大正から昭和初期まで日本女性の日常着でした
しかし日常着であるそれらは良質な絹織物のようには
受け継がれることなく処分され、消えゆくものです
そんな銘仙を慈しむように、その中に織り込まれた夢を読み解くように
一枚一枚の写真は撮影されているのだそうです

コメント(1)

今日はキュレーターズトークを聴講して参りました
石内さんはこれまでも
廃止された赤線のあとや、
身体に残された傷跡、
亡くなった人が身につけていたものなど
今まさに消えてゆこうとしているものを
撮り続けてきました
その痕跡を通して見ているものは
これまではその「使い手」だったように思いますが
今回のテーマである銘仙を通して見えてくるものは
その「作り手」ですね
勿論、今でも稼働している生糸工場はありますし
生糸産業が花形だったかつては大変賑わっていたであろう
群馬の遊園地もまだ営業しているのかもしれませんが
もうそれはかつてのそれが意味していたものではなく
そのことがかえってあるものの「不在」を浮かび上がらせます
そして「死」や「不在」は「生」や「存在」と
全く対極のものではなく
曖昧に連続しているものなのではないか
という感覚もしてきました

「作り手」は銘仙がクローズアップで撮影されることで
浮かび上がってきますが、
これはフォルムの中に身体を押し込む「洋服」ではなく
身体にまとう「着物」であるからこそ成立するのかな
などととりとめのないことを考えてしまいました

以上乱文ですが・・・



ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 更新情報

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。