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小説を書こう!!コミュのAnother.Road.Story 〜第六章〜

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突如姿を現した赤紫のMASCS。それは異様な雰囲気をかもし出していた。

「新たな敵? なんなんだ、この感じ……」

目の前の機体から漂う不思議な感じ。部隊が全滅し、黒煙が立ち昇る中、二機はその場から動かなかった。

『……なかなかだな。』

「?」

突然、回線が入ってきた。どこから入ってきたのか、彰人はすぐにわかった。目の前の赤い機体。

『これだけの部隊を壊滅させる火力。いや、お前の腕か。』

声を聴き、彰人ははっとした。まだ若い。彰人よりも年齢が低い感じがする。

「君は……?」

『………』

返事は無かった。代わりに、赤紫のMASCSの熱量上昇を感じ取った。

機体からひと筋の光線が放たれていた。

コメント(4)

「どういうことです!!」

広い部屋にハリソン中将の声が響き渡る。部屋の中央には広い円卓のテーブルがあり、そこに位が高い仕官が数名座っていた。

「そう声を荒げるな、ハリソン中将。」

一人の仕官がハリソンに声をかける。

「しかし!!」

テーブルから5,6メートルほど離れたところでハリソンは立っていた。

「お言葉ですが、あれはまだ試作段階。例えパイロットと同調が一度あったからといって、また前線に投入するなど……」

「何を言う、あれを戦場へ出したのは君ではないか。そして、見事役目を果たしてくれた。どこに不満があるというのかね。」

テーブルを囲んで椅子に腰掛ける士官たち。彼らは、先ほど自軍の部隊を壊滅に追い遣った兵器――機体の名がエルディンとは彼らはまだ知らない――を撃墜した新型MASCSを自らの軍政府直属のものにしようと考えていた。

自らの命令をただただ遂行する手足を彼らは求めていた。もちろんそれは、力が必要であった。そのため、赤紫のMASCSは彼等の目に留まったのだ。

「では、新型MASCSとそのパイロットを本日をもって、連邦会議直隷特務部隊『ブラッドペイン』に所属することを決定とする。」

そこで、会議は終了した。士官が部屋を出て行く中、ハリソンはその場から一歩も動かなかった。ただ、握りこぶしをひとつ作っただけで。
永い眠りの中で、彰人は奇妙な夢を見た。

始め、それは上空から地上を見つめていた。空は青空なのに、地上からは黒煙が立ち昇り、よく見ると所々爆発も起こっている。

時折、フラッシュのように地上が光ったかと思うと、多くの弾丸、ミサイルが飛んできた。

だが、それはいずれも打ち落とされかき消された。目の前に広がる歪んだ空間。

何か特別な磁場でも発生しているかのように、それはミサイルや弾幕を防いでいた。

(……よくも)

ふいにそう思った。

そして、次の瞬間、視界の両脇から青白い4本のレーザーが放たれ、地上に降り注いだ。

地上はまた爆炎に包まれる。

放たれたレーザー。よく見ると、背部から翼のようなものが広がり、それが巨大なキャノンのようになっていた。

さらに、手を上げると、そこにあるのは肌ではなく、機械の手。

(……これは)

それは秋とが動かしたエルディンの手だった。

夢はそこで途切れた。

それが何を意味するのか。なぜ、自分がエルディンの視線で戦っていたのか。目が覚め、両手を見つめる彰人。

彼の目に映るのは肌色をした人の手である。

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