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小説を書こう!!コミュのLevyn's saga〜prologue

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静寂に包まれた書架。
古臭い古書の臭い。
一歩一歩踏みしめるたび、足元で床の軋む音が聞こえる。
等間隔で並べられた書架。そして、敷き詰められた書誌。
棚の隙間に積もる埃が、それら時の長さを感じさせる。

その中で如何にも古めかしい本が一冊、忘れ去られた時を戻すかのように佇んでいる。
タイトルは無い。
いや、あったであろう背表紙は既に色あせ、裏地が見えるだけの状態だった。
その一冊を手に取ると、舞い上がった埃がいつの間にか消えていた。
表紙は何も描かれていない。
うっすらと模様があるように思えるが、長年放置されていたためか、その凹凸を確認することは出来なかった。
表紙を捲る。
裏表紙を見たところで、ようやくこの本のタイトルらしき文字が現れた。

「クォフ・レーシュ」

印された文字は不可解な文字であったが、サブタイトルとして書かれた文字はどうにか読み取れた。
「クォフ・レーシュ、それは神が作り上げた世界。そして、神が捨てた世界の名」
著者名は書かれていない。

もう一枚ページを捲る。

そこに一行の文が書かれていた。
「親愛なる我が弟ニヴェル。そして、我が偉大なる師、ロヴ・ロード卿の碑に捧ぐ」
文面はそれで止まっていた。

ページを捲る。

物語はそこから始まっていた。

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