(1)『Zeppelins: German Airships 1900 - 1940 (New Vanguard, 101)』
まず基本的なものということで、オスプレイシリーズから。内容はツェッペリンとシュッテ・ランツの簡単な構造と通史の紹介程度です。本文30P程度と安価で写真と図版が多く、最初の入門書として適当なのではないかと思います。
(2)『THE ZEPPELIN IN COMBAT』
かなり本格的な書籍で、ドイツ海軍飛行船部隊に関する決定的な資料と言っても過言ではないと思います。海軍飛行船の行動が作戦毎に1隻単位で追えるほどの情報量があり、貴重な写真や図面も掲載されています。陸軍については触れられる程度です。
版が重ねられているらしく、古いものほど安いです。ドイツ語版もあったと思います。著者のDouglas Hill Robinson氏は、何冊もの書籍を手がけられた著名な飛行船研究家です。表紙はこちら->http://shopping.hobidas.com/shop/gunjisenshodo/item/3905620133.html
(3)『Uss Los Angeles: The Navy's Venerable Airship and Aviation Technology』
アメリカ海軍の硬式飛行船、中でもZR-3(LZ-126)"Los Angeles"をメインに書かれています。個人的にヒットだったのは、最後の方のページで「第二次世界大戦中、軟式飛行船が護衛した船団は潜水艦による被撃沈なし」というのが間違いだと分かったところですが。ハードカバーとペーパーバックがあり、後者がやや安価です。
(4)『The Golden Age of the Great Passenger Airships』
主としてLZ-127"Graf Zepperin"とLZ-129"Hindenburg"の建造の経緯ですが、中でも見所はその運用技術に関するところでしょう。著者は実際にアメリカの硬式飛行船計画に関わり、エッケナー博士などの関係者との交流もあったようです。ハードカバーとペーパーバックがあります。
元々はこちらで連載されていたものが移行しました->「紺碧の海」http://www.shipboard.info/blog/ 管理者様は戦前に台湾で生まれた元造船技師の方のようです。先に紹介した『The Golden Age of the Great Passenger Airships』を含めて、数冊の書籍が全訳中です。先日洋書の書評も追加されました。うち何冊かはまだamazonでも購入できるようです。
大戦中のドイツ飛行船は・・・
『ZEPPELIN!』ARMS AND ARMOUR社は面白い本でした。
図版も多いので、比較的楽に読めます。
『ZEPPELINS OF WORLD WAR?』 WILBUR CROSS I.B.Tauris社
これは図版は全くない本です。しかしながらかなり詳しく大戦中のドイツ飛行船のことを書いていますので、多少苦労しても読む価値はあります。
もう随分前に読んだのですが、内容は3分の2くらいしか理解していなかったかも知れません(笑)