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本当の潜水艦のコミュコミュのくらま事故

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昨夜の事故について、ネットで現在わかる範囲で事故について解説してみました。
私の日記からの転記ですが、議論のきっかけに提供します。
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自衛隊の事故には艦船事故航空事故があるが、交通事故と違って、一般にはなじみのない世界の話なので、事実関係や背景を理解しないまま、思い込みで報道されることが多い。

海上交通は右側通行であること、狭い海域(関門海峡など)では、定められた航路航行義務があること、などを踏まえたうえで報道やコメントがあってしかるべきである。

観艦式の後で気が緩んでいた、というコメントがあるらしいが、状況をまったく把握せず、想像で根拠のない誹謗をすることは、相手が自衛隊でなければやらないだろう。
ふつうは抗議や訴訟の対象である。

自衛艦は、関門海峡などを航行する際は、総員配置の航海保安部署という態勢を取る。過剰と思うほどの人員を要所に配置して、目で見張るのはもちろんだが、レーダーやソーナーにまで配置して、周囲の状況を把握している。
気の緩みなど、この態勢を見れば言えはしないはずだ。

護衛艦の場合、艦橋(ブリッジ)には艦長のほか、操艦者として航海長が付き補佐の幹部のほか、曹士も二桁の人数がいる。
操艦は艦橋で実施されるから、艦の位置と行き合い船の状況は把握しているし、CICからも同じことを別に確認して、両者を整合しているという慎重ぶりである。

CICには船務長以下これまた二桁の人数がレーダーで船舶と、陸上目標(灯台や陸岸)を監視して、自分の地理的位置と行き合い船を把握し、艦橋に刻々報告する。

急に停止することに備えて、いつでも投錨できるよう前甲板には、錨をぶら下げた状態で運用作業員が待機しているし、彼らも前方の見張りをしている。

護衛艦が関門海峡をとおっている時、見張りの眼だけで数十はある。

商船の場合、船橋(ブリッジ)には、船長と航海長の他には操舵手程度で、他に航海士がいればいい方だろう。
周りを見ている人間は多くても一ケタであり、CICなどはない。ブリッジのレーダー(自衛艦のものよりはるかに性能が低い)を航海長や航海士が時々のぞく程度である。

運航態勢は人数比で10倍から数十倍の差があることをまず、知る必要がある。
気の緩み、などこれを知れば言えない暴言であろう。

次に、今回の事故の事実関係を見てみる。
①韓国船が追い越しをかけて衝突した。
②韓国船の右船首とくらまの艦首が衝突している。

関門海峡は狭い航路が決められており、ここを右側通行をする。
韓国船は、追い越す際にいわば対向車線にはみ出て、くらまと正面衝突したとみられる。それも、衝突寸前にはお互いに右に舵を取ってかわすべきところを、左に舵を取っている可能性が高い(右船首が衝突)。

報道では、くらまが左に寄り過ぎていた可能性云々、と自衛隊のあらさがしをしているが、あり得ない。
自衛艦の航海計画は(右側の)航路中央を通るようにしてあるし、現場では「対向車線」に近い中央は避ける心理が働く。また、仮に中央に寄っていたとしても、右側の航路帯に居ればなんら問題はない。

交通事故で対向車線にはみ出した車にぶつけられて、センターラインに寄り過ぎていたと非難されるだろうか?

状況が分からないまま、陳謝する防衛大臣も情けない。まず、部下を心配してかばうのが上に立つ者の態度だろう。
ぶつけられて壊れたあの艦首には、たくさんの乗員が配置についていたのだ。よく死者が出なかったものだと、そっちが気になった。

ちなみに、私自身航海長として関門海峡を何度も通っているが、普通に走れば決して危険な場所ではない。
一般道路より高速道路の方が走りやすい、のと似ている。

コメント(22)

軍艦はぶつかったくらいで燃えるんですか?しかもバウが燃えてるのにびっくりなんですが…。
情報が不足していますが、塗料が燃えたと報道されています。
あそこには運用関係の倉庫があるので、ペンキやそれを溶かしたり刷毛を洗うシンナーなどが保管されていたはずです。
それらが衝突の際、電気スパークか何かで引火した可能性がある、と想像します。

火災は、可燃物があれば発生します。
それとぶつかったくらい、といってもあれほど破壊されているので、衝突の衝撃と損傷はかなりの程度だと思われます。
追加です。

海上衝突予防法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S52/S52HO062.html
が、道路交通法に相当する、海上交通の基本ルールである。
右側通行、相手を右に見る船が回避義務があるなどの基本事項が定められている。

海上交通安全法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47HO115.html
船舶交通量の多い、狭い海域での特別な交通ルール。
港則法適用海域を除く。

港則法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO174.html
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/kanmon/
海上衝突予防法の特別法として港内における海上交通ルールを定めることにより船舶交通の安全及び港内の整とんを図ることが目的

特別法は一般法に優先するので、安全法または港則法の規定は予防法の規定より優先する。

「くらま」の事故は、港則法適用海域関門港域で起きたので、港則法の規定が重要である。
①航路航行義務
②航路内は右側通行
③並走禁止

つまり、追い越しは禁止と言うことだ。
保安庁から左を追い越せと言われた、と韓国側が言っているが、今後の情報に注目したい。
今回の事故の反応は皆まちまちですが、
護衛艦に対する反応のずれと言うか、暴言には正直驚きの連続です。

護衛艦脆すぎ?
何故避けれない?
止まればいいやん?
どうせ居眠り?
自衛隊の気の緩み?
等々。
書き出したらきりがない!
冷静に考えたらこれがどれだけ馬鹿げた発言か解ると思うのですが?
それと大臣はもう少し言葉を選んで欲しかったです。

何だか今回もマスゴミ先頭に自衛隊叩きがあるのかと思うと残念です。
マスゴミの暴言や反自衛隊のプロパガンダはいつものことなので、そのお怒りはひとまず置いておきましょう。
ここでは事実関係を踏まえて、メンバーに論理的根拠を与えることや、勉強の場としたいと思います。
やはり当該海域は追い越すことの出来ない海域ですよね。

他コミュで否定され、?が点きっぱなしでしたが得心致しました。

くらまの損傷については、露天上甲板が残っていることから、衝撃による引火により舷側板が溶解したため実際の衝突による損傷よりも酷く見えるようにも思います。

CAの損傷具合が気になるところです。
議論は、根拠を踏まえてやらないと、声が大きなものが勝ちます。
他のミリオタコミュにはそういうところが多いので、ここでは、根拠を示すようにしています。

他所でバカなこと言われて疑問があれば、ここで勉強会をしましょう。
なるほどやはりここは追い越し禁止になるんですね。
追い越し禁止では無いという人も居たから混乱してましたが
これですっきりしました。
追い越し禁止について

原則禁止だが、次の条件が満たされれば、できる、ということでした。
一  当該他の船舶が自船を安全に通過させるための動作をとることを必要としないとき。
二  自船以外の船舶の進路を安全に避けられるとき。

不勉強で済みませんでした。
しかし、韓国船の行動はこの条件を満たしているとは思えません。
現に衝突しているわけですから、韓国船は特別な条件を満たさねばできない追い越しを、条件を満たさないのにしてしまった、ということになります。

海保の指示に従ったからぶつかった、という言い草は船乗りとして恥ずかしいことです。
海保は、前方から護衛艦接近中と注意喚起しているのですし、安全でない行動を取ったのは事実が証明しています。

根拠:港則法施行規則
(特定航法)
第三十八条  船舶は、関門港においては、次の航法によらなければならない。
2  第二十七条の二第一項及び第二項の規定は、関門航路において、船舶(同条第二項を準用する場合にあつては、汽船)が他の船舶を追い越そうとする場合に準用する。

(特定航法)
第二十七条の二  船舶は、東京西航路において、周囲の状況を考慮し、次の各号のいずれにも該当する場合には、他の船舶を追い越すことができる。
一  当該他の船舶が自船を安全に通過させるための動作をとることを必要としないとき。
二  自船以外の船舶の進路を安全に避けられるとき。
2  前項の規定により汽船が他の船舶の右げん側を航行して追い越そうとするときは、汽笛またはサイレンをもつて長音一回に引き続いて短音一回を、その左げん側を航行して追い越そうとするときは、長音一回に引き続いて短音二回を吹き鳴らさなければならない。
海保の管制についても問題があったように報道されてますね。
艦長の冷静なご意見、感服致します。
引続き勉強会に参加させて頂きたいと思います。
 艦長さんをはじめとする皆さまの冷静な意見、大変参考になります。
 NHKの報道での海保の管制に問題あり、との報道も鵜呑みにはできないのですね。
 ただ、その報道内で「くらま」に韓国船の存在を知らせていなかったような報道があったのが気になりました。いくら、海保と海自の仲が緊密でないとはいえ、管制での意思疎通に齟齬があるとは思えなかったのですが。
海上交通センターとの連絡については、自衛艦も一般船舶と同じ扱いで、自衛隊と海上法案庁の関係云々は問題ではありません。

船の運航責任は所詮船長に帰するのであり、後の問題は些細なことです。
今回の韓国船船長のシーマンシップが事故原因の主因であり、海保や相手が自衛艦ということは、マスゴミの扱いがおかしいだけです。
読売ですが位置関係を示した画像がありましたので。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091028-OYT1T01369.htm?from=rss&ref=mixi

橋の真下で(右側通行である)航路が「韓国船から見て」右に曲がるところで、官制に従い「左側」から追越をかけています。

国内の自動車に例えると、左カーブで追い越しをかけたということです。
加えて、「海上交通センターの連絡に従い」ということですので、交通誘導員が旗を振ってOKしてたから追い越しましたってことです。

海上交通センターと貨物船・コンテナ船のやりとりは衝突の「4分前」から始まったとされています。
貨物船から「左側を追い越して欲しい」との報告は、「航路を曲がったのち航路幅が広くなるので」という意が含まれていたと考えます。
その後のセンターからの「左側を・・・」の連絡も同様ではないでしょうか?
最狭部でかつ変針点直近では「追い越し」しないだろうという思い込みと、「追い越し」をかけるという無茶が重なって発生した事故に思えます。

いくら1万トンを下回る大きさとはいえ、潮流の複雑な海域でこの短時間に操艦するにしては性急に過ぎたのではないでしょうか。

「くらま」は貨物船の影から飛び出してきたコンテナ船にびっくりしたことでしょうね。
よくぞ船首警戒員の緊急退避が成せたと感心しきりです。


> 急に停止することに備えて、いつでも投錨できるよう前甲板には、錨
をぶら下げた状態で運用作業員が待機しているし、彼らも前方の見張り
をしている。

そうなのですね。知りませんでした!
それを考えれば、おそらく衝突時の負傷者火傷1名(以降の負傷者は煙を
吸った等、消化活動中のもの?)で済んだのは本当に幸運だったのではな
いかと思ってしまいます。

本日現在のテレビ報道は、管制の内容と、海保・コンテナ船双方の言い分
の食い違いを主に伝えていますね。
今回はあたごの時と違って陸上からの目撃まであり、事故状況が比較的明
らかなため、あまりに不当な非難は受けずに済む……と、よいのですが。

日曜日にすぐそばで見たばかりの艦です。
姿の綺麗な艦と思っていますので、それがあんな無残な様子になってしまっ
たというのが、単純に辛いです。
乗組の方々にとっても、大仕事を終えてもうすぐ母港に帰り着くというところ
での事故で、散々なお心持ちでしょう。

しばらくはニュースを気にし続けることになりそうです。

2尉の頃、護衛艦「きたかみ」の前部指揮官をやってましたが、衝突したら最初に死ぬのは自分だな、って思ってました。
それと、衝突時部下を避難させるやり方も、研究したものです。
電話線に拘束されている伝令はその場に伏せ、後は伏せるか後部に走らせるか・・・

今回の「くらま」前部指揮官(あるいは指揮官補佐)が、適切な指示を出したのだと感心しています。
おまけに、夜だったことも考慮すれば、曲がり角で対向船の陰から飛び出した韓国船に対して、よく死者や重傷者が出なかったものです。

やっと、客観的な意見が専門家から出るようになり、事件の真相が明らかになってきましたね。
「あたご」の時も、民間の大型船船長あるいはOBが、コメントをしてくれればよかったのに、と思ったものでした。
大変勉強になりました。
やっと、韓国のコンテナ船に全面的な落ち度があるという情報が出てきたようです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091029-OYT1T00708.htm?from=nwla

韓国船は前方の貨物船に追突しそうになり、それを避けるため左に回頭、航路を横切るような態勢になり、進路をふさがれた「くらま」は韓国船に衝突、という状況のようです。
「くらま」と衝突したため停止した韓国船は、衝突しなければ下関に座礁した可能性もあるとか。

「くらま」は完全に被害者ですが、マスゴミの連中はどう詫びるのでしょうか。
スルーか。
スルーどころか

関門の衝突再発防止強く要請…防衛省に知事、下関市長

 海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国のコンテナ船「カリナ・スター」が関門海峡で衝突した事故は、現場近くの下関市
民らに大きな不安を与え、「護衛艦はなぜ避けられなかったのか」と疑問の声も上がった。同市の中尾友昭市長と二井知
事は28日、謝罪で訪れた榛葉賀津也・防衛副大臣に再発防止を強く要請した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20091029-OYT8T00149.htm

・・・・・・なにこれ?
なんで自衛隊が謝らないとあかんの?
大事故を最小限に止め、感謝され褒められこそすれ、「謝罪」「再発防止」
話もって行くところ間違えているんじゃないのでしょうか。
航海保安部署配置について。

世界の艦船 増刊 海上自衛隊2009-2010 に掲載されている写真の多くが航海保安部署配置(あるいはその直前・直後)です。

本当に軽傷だけで済んだのが奇跡に近いです。

起きてしまったことを教訓にして、多々ある狭隘水道での安全な航法が確立されることを期待します。

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