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哲学が好きコミュの尊厳性が失われた社会と自殺対策

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これは、あくまで私個人の意見である。
現在、日本の高自殺率の背景には、尊厳性が失われた社会、があるのではないだろうか?

本トピックでは、尊厳性が失われた社会を、人よりも、効率や物質的利益優先による、人間軽視社会と定義する。

たとえば、効率化のための人員削減、成果のための行きすぎたパワハラ、長時間労働等である。
確かに、効率化、企業利益は、社会を安定化させて行くためには、必要である。また、人類が求めてきた、利便性、効率化、進歩主義は、否定できるものではない。

しかし、効率化の目的が、人間の利便性から、効率性自体に移って行ったことが、尊厳性が失われた社会を作っていく根元であったと考える。この、人間のための効率から、効率のための効率化のパラドックスが、尊厳性なき社会を生み出したと考える。

尊厳性なき社会は、人より物質、人より利益、内実より外実性の利益が、優先される。そのような、尊厳性なき社会は、攻撃的な社会と同義である。

攻撃的社会は、会社での叱責、パワハラ、過重労働、長時間労働を強いる。しかし、そこから抜け出せば、賃金なき、多重債務者、ホームレス、とならざるを得ない。

一方、それに耐える人々は、どうだろうか。それに耐えられる、気力、体力があれば、続けられるだろう。しかし、その個人のストレス限度を超えた場合、うつ病や精神疾患、身体不調をきたすであろう。その後、労災が降り、病院治療を受け、治療できるならば、それで良いだろう。しかし、一方の人々は、自死を選択するかも知れない。

データによれば、自殺者の80%以上は、精神疾患にかかっている。(河西千秋2009、自殺予防学)

つまり、尊厳性なき社会は、攻撃性社会であり、攻撃性社会は、精神疾患患者を生む。その結果、日本は高自殺率となっていると考える。
これは、実証的研究を行っていないため、あくまで仮説である。

自殺対策
このような、背景にした自殺対策を立てるとすれば、2つある。1つは、即効性のある対策。2つ目は、長期的社会改革である。

1つ目は、全国の市町村で行われているような、広告、シンポジウム、いのちの電話などの対所療法である。2つ目は、ワークライフバランスの浸透、人間性重視の労働雇用、など、日本人の働き方の自体、生き方自体を変える根源的対策である。

以上のことから、尊厳性が失われた社会での自殺対策は、短期的な対処療法をしつつ、長期的な日本人の働き方、意識の改革がされる必要があると考える。

そのためには、日本社会の成長と人間の尊厳性のバランスをどう捉えていくのか、を議論せねばならないだろう。
皆様の考えを聞きたい。是非、意見を!

コメント(99)

>54 キクさん

?54でキクさんの真意が初めてあかされているのだと思いました。

人間の意識(自殺も含めて考える意識)は定量分析でも定性ぶんせきでも推し量れないと考えるべきだと思います。

何故ならば、人間の意識が生まれるのは【伴立現象を伴う現象で意識は基本的に電気的現象で生まれるのが意識】だと思えるからです。桜の花の仮説です。

会社の経営状態を定量的に推し量るのと同じではないのです。定量的に推し量れる仕事や生産するメーカーでしたら機械化を導入した方が生産性の点で効率よいと考えるのです。

この事は「効率」と言う言葉でキクさんが書かれているので理解できるはずです。

しかし この「効率」は人間の意識を疎外した「効率」であり、人間の意識のように「伴立した状態の意識」を仮定していない「無伴立(バカな伴立)で機械的な効率」を語っているだけなのだと思います。

現実には効率と人間性を考えた経営学も存在するし、二つを実行している余裕の有る会社もあると思います。

By the way

 主要国の自殺率の推移をみると興味深い。
出典:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2774.html

     結局のところ自殺率は、デュルケムの『自殺論』に帰結するのではないだろうか?

自殺の3分類

 ①利他的自殺(集団本位的自殺)
集団の価値体系に絶対的な服従を強いられる社会、あるいは諸個人が価値体系・規範へ自発的かつ積極的に服従しようとする社会に見られる自殺の形態。

・過度なパワハラや、過度な残業などを平気でさせるブラック企業は、この部類であろう。


②利己的自殺(自己本位的自殺)
過度の孤独感や焦燥感などにより個人が集団との結びつきが弱まることによって起こる自殺の形態。個人主義の拡大に伴って増大してきたものとしている。

・これは、社会から離れがちな高齢者の自殺率の方が若年者に比べて低いことがからもわかるであろう。
    または、自殺者の職業が無職が一番多い点からもわかるであろう。


③アノミー的自殺
社会的規則・規制がない(もしくは少ない)状態において起こる自殺の形態。集団・社会の規範が緩み、より多くの自由が獲得された結果、膨れ上がる自分の欲望を果てしなく追求し続け、実現できないことに幻滅し虚無感を抱き自殺へ至るものである。

・これは、日本の求めるべき、思想なく、ニヒリストが多いことは、引きこもりや不登校の数が増加傾向からもわかるであろう。
   (引きこもりが、虚無主義者であるという、相関関係があくまで私の仮定であることから、ここは議論の余地があろう)

   NHK福祉ネットワークによると、2005年度の引きこもりは160万人以上。稀に外出する程度のケース(準ひきこもり)まで含めると300万人以上存在

不登校増加
出典:http://d.hatena.ne.jp/iDES/touch/20090807/1249629120

参考ブログhttp://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/lite/archives/52175430.html

共産主義崩壊後の国の自殺率が高いことからも言えるだろう。例1位リトアニア、3位ロシア、4位ベラルーシ。
出典:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html

SO WHAT ?

今の日本は、この3つが重層的に重なり合い、自殺率世界第8位という結果になっていると考える。
こんにちは、トピックを読ませていただきました。
失業と自殺に相関関係があることは解るのですが、経済政策を行えば失業対策に繋がるとするホッチさん案はやや疑問に感じます。

確かに経済政策によって民間の企業を経済不況から未然に守れるシステムがあれば、失業率も安定するとは思うのですが、失業者そのものを無くしてしまうものではないでしょう。

それに双方が正の相関関係にあるとすれば、失業者を母集合とした自殺者の割合は大体同じってことですよね。
つまりそれって、自殺の対策にはなってないと思うんだ。

またキクさんが定義する「尊厳性が失われた社会=人間軽視社会」では、「効率化による人員削減」が軽視・パワハラという扱いになっています。
しかし「経済不況や恐慌による失業」は経営存続のやむ得ない緊急処置であり「効率化による人員削減」には該当しないでしょう。

(この「効率化による人員削減」を、キクさんはかなりマイナスのイメージで語られていますが、「非効率な人員の確保」にどの様なメリットがあるのかと、少し突っ込みたくはなる・・・もしそれが悪しき(?)「効率化による削減」であるならば、それは嘘の口実である。)

それに恐らく、経済の政策案だけでは「パワハラによる人間軽視」を解決できていないのではないかと考えます。
社会はまず尊厳を与えたり保障するような存在ではない。
また何でもかんでも社会のせいにするものでもない。

パワハラを行っているのは社会ではなくて、パワハラをしている人。
人を軽視しているのは、社会ではなく、目の前のその人。
要するに社会構造の持つ強制力により、はみ出したものが排斥されているって話でしょ?

そのはみだされたものの一形態が自殺。

で、

力の原理に従うならば、個人の自殺を抑止することで人類は滅亡に向かう。

ちなみに没個性化された社会によって失われるのは人間(全体)の尊厳ではなくて個(人)の尊重。
大変、勉強になります。
私は、トピック主さんのご意見に賛同いたします。

近年、ニュースになったり表面化してきていることだけでも、
行き過ぎた効率優先のため、人間の尊厳を軽視していると感じていました。

恵まれた環境(家庭など)にいる人ばかりではありません。
また、「職を無くすわけにはいかない」という真面目な人たちが
パワハラの犠牲になったり、過労死したりするケースも多いようです。

グローバル経営は、企業にとって必要な面はあるでしょうが…その傘下の会社にもしわ寄せがきます。
人を大切にしない社会は、時がたてば、悲惨さが露わになってきます。

感情論ではなく、未来についての叡知を求められている時代だと思います。
1人1人が諦めず、考えるだけでも無駄ではありません。
理念があり、しなやかな強さを持った温かな社会、真面目な人が、より報われる社会の実現を願っています。

人は、生きてさえいれば、何度でもやり直せると思っています。
日本企業を応援しています。
日本の未来を、肯定的に捉えたいですが、日本企業がすべてグローバル企業の勝者になることは、なかなか難しいし、切り捨てられるもののことを忘れてはならないと思います。
グローバル企業は、企業のトップが莫大な報酬を手にすることが一つの目標です。コスト削減、人員削減とセットですから。

何はともあれ、どの企業がどのように人を扱っているか
裁判なども含めて、これからも注目していきたいです。
75> コヲノスケさん

>コミュニケーションや人間性によって、尊厳が保たれる価値観を取り戻すべきだと思う

大いに賛同します。
偏見が少なく、支え合う、明るい人間関係の「絆」の大切さを
実感した年だったのではないでしょうか♪
リュウrepさん
<「効率化による人員削減」を、キクさんはかなりマイナスのイメージで語られていますが、「非効率な人員の確保」にどの様なメリットがあるのかと、少し突っ込みたくはなる

リュウさん
 確かに、非効率な人員の確保に会社としてメリットはないと思います。しかし、それは、会社の経営の視点で見た場合であって、労働者からみた視点ではないと思います。

 それは、経営者が労働者の人権をどこまで扱ってよいか、という点に議論の余地がありそうです。そう考えると、労働基準法が施行されているにもかかわらず、それを労働者側が、訴え辛い環境、(訴えた場合、職を失うリスク等)もしくは、日本人の特性に鍵があるかも知れません。

 アメリカでは、訴訟社会ですから、自殺にまで、自身を追い込まないのかもしれない。そう考えると、日本人気質、もしくは、社会風土に帰結してしまうかもしれません。
 そうした、様々な自殺の要因を探ることで、自殺削減の糸口になるかもしれない。
キクさんへ、お返事ありがとうございます。

・『それは会社の経営の視点で見た場合であり、労働者の視点ではない。』
はい、そのとおりです。
私はキクさんに対して「それらは雇用労働者側の視点であり。運営維持の考慮を無視して話を進めている」ことを指摘いたしました。
経営者なら首を吊っても構わない。なんてことはキクさんも思いにはならないとは思います。しかし経営難で苦しんでいる自営業の方が多い事も決して無視できないことであることを確認しておきたかった。

・『経営者が労働者の人権をどこまで扱ってよいか。』
実運営においては大変大きな問題だと思います。
ひとまずお答えするべき事は、経営者と労働者の間で片方が人権を掌握ようなことは社会的には認められておりません。
とはいっても社会風土として、それがまかり通るような事が行われているのは憂慮しなければならない事実とは僕も思います。

ふむふむ、そういえばアメリカは訴訟が多いという話は僕も聞いた事があります。
あまり詳しくないのでハッキリした事は言えませんが・・・
ホッチさんへ、
はい、ちょこっと習った程度ではありますが、相関分析の役割については存じております。使い慣らしては無いので何とも自信はないですが・・・汗

えぇ、ですから、失業率を下げれば自殺数が減少する可能性に期待できる事は同意いたします。
それとは別に、失業が要因として自殺行為に追い込ませてしまうのならば、そのケアについて考えなければ、時系列ごとの自殺者総数に違いがあったとしても、そこから予測できる自殺者数には変化はない(対処できてない)でしょ。という話をしているのです。

仮に景気低迷時の失業者と景気安定時から失業者100名を無作為抽出し(つまりサンプルサイズを均一にする)関係を調べるとき、相関関係が「正の相関」であると仮定するならば、自殺者の比率はほぼ近似である。ということを意味します。

では何を考える必要があるかと申し上げますと、もちろん自殺者そのものを経済刺激によって対策することも有用ではありますが、自殺予備軍自身のケアや保障についても考えなければいけませんよね。という話を僕は伝えたいのです。

経済処置による自殺対策はボトムアップとしては、それなりの効力があると私は考えております。
キクさんの社会問題にも繋がるでしょう。
それなりの財政を必要としますが、まず目に見えて効力が出る方法であるでしょう。

自殺予備軍のケアをどうするか。これは既に様々な自治体が試行錯誤しながらとり行われていますが、私たち自身がではまず何に取り組むか。といった話が重要ではないでしょうか。
量ではなく質について意見を問われているのが当トピックではありませんか。


■ひとつだけ。経済の質は個人がどうこう言って操作できるものではありません。
そういったエゴによって引き起こったのが先の世界恐慌だったこともここでは目を伏せてはならない。
もちろん操作できないのは人の心だって同じです。
社会にそういった尊厳といったものを求めるのならば、まずは小さなことから変えていかなければ、社会全体だなんて土台ムリな話というもの。
統計の役割ってつまりデータとその相関によって物事を検証・予測し、実社会に役立てることだったと存じております。

今回で言えば、毎年はこのくらい、経済が悪化するとこうなるというデータがあり、それについて予測する材料が我々には揃っている訳です。
しかしそれはもちろん「予言」の類などではありません。その予測通りの数字を実現しているようではダメですよ。
それが良くない数字であるならば、それに対して処置し、減らす努力をしなければなりません。

そして統計学の役割はこの事からもう一つあると言えます。
そのデータに対して行った対策がしっかりと機能しているか、成果を挙げているかを確かめるためにも統計は非常に大きな役割を持っています。

「やったから大丈夫です。実際に上手く言っているかわかりませんが、ちゃんと活動しているのだから」ではいけませんよね。
活動しているから、成果が無くても少なくても許されるなんて心持ではその場限りの自己満足を満たすだけでしょう。
逆により成果の大きい活動に客観的数字を示してくれるのが統計の強みです。
そのような活動モデルが広がれば、それは対策の加速に繋がることにもなるでしょう。
そういうことが大事ではないのかな。
ホッチさん
『不況・失業と自殺の関係についての一考察』は、良い論文ですよね。非常に面白い。当然、論文とはすべてを網羅するわけではなく、一つの問いに、一つの答えが基本でしょうから、自殺のすべての要因の検証は不可能にせよ、失業と自殺についての相関関係を実に、実証的に書かれている。

ホッチさんは、以上の内容に加え、失業を減らすための財政政策の有効性について、検証されている、ということで、よろしいでしょうか?
   1998年3月からの失業以外の日本の自殺率急増と恒常性のマクロ的要因とは?

主要国の自殺率長期推移http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2774.html

    仮説1、IT化の影響  →であるなら、アメリカでもっと増えてもよい。

    仮説2、産業構造の変化 →終身雇用、年功序列の崩壊による雇用の不安定化→アメリカ型資本主義→日本人文化に合わず自殺率の増加
   この仮説は、考えられなくも無い仮説ではないか?

 雇用の不安定化は、Hamermesh(1974)の自殺の定義「自殺は人々の合理的判断の結果として選択される行動で、個人の生涯効用の期待値が各個人の閾値を下回ったとき、個人は自殺する」にもあるように、個人の生涯効用の期待する閾値(境界となる値)を押し下げる可能性がある。
    
   また、先進国の中で、最も自殺率が高いという事実は、日本の自殺率が、資本主義が徹底されているアメリカの二倍以上ということを考えると、やはり、日本人の精神構造の特徴とアメリカ型資本主義がミスマッチした可能性が高いのではないか?

(自殺率国際較
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html)

    1998年頃までは、日本人の特性に合った終身雇用と年功序列という、資本主義ながらも、日本独自の資本主義システムが機能していた。しかし、1998年以降、完全な欧米型資本主義によって、日本の自殺率が増加した、そう考えられなくもない。

 皆さんは、どのように考えるだろうか?
その関係性を指摘したことに拍手です、わたしとしては説得力を感じました。社会に自殺をする問題があると言うのは、近年、しばしばある教育に自殺の原因を追究する議論と違って意義あるものを感じます。

わたしとしては大人の自殺する原因としては、労働環境等の変化もあると思います。ただ資本主義的労働環境を苦痛に感じて自殺する人達の一方、子供の自殺、老人の自殺等労働年齢人口の人達以外の自殺のケースを説明する理由も考察する必要がある様に感じます。


子供の自殺としてはイジメ等の理由があると思います。そしてイジメの内訳としては悪口・イヤミ等が筆頭としてある。所謂「ネットイジメ」は深刻であるが、事例としては少数であるが、自殺と言った観点では注目に値する様に思います。また不登校の理由としては個人の内面的理由が筆頭ですが、内面的理由と言っても実態としては適応不全等の問題が多々あると思います。

現代社会に対して、今、適応不全を感じる人間は無数にいると思いますが、キクさんの自殺の定義を参考にすると、自殺は自分自身の命と他の要因を天秤で計量する行為である様に感じます。天秤で計量する時、その時に絶望を感じるとすると資本主義に全てを帰結する事は難しい様に思います。と言ってもキクさんの問題提起する様に、大概の事はほぼ資本主義的要因に帰結する様に感じます。


キクさんは自殺をしようと思った経験は御座いますか?わたしは本気で自殺をしようと思った事は無いのですが、自殺をしたいと思ったことはあるので。でも自殺をしたいと言うのと、自殺をしようとするのは大違いですよね。笑
>ホッチさんへ、丁寧な解説とお返事ありがとうございます。
まず正直に言います。
一応、これまでトピックで挙げられた関連記事は一通り目を通してあります。
ただ、「Chen J., Choi, K. Mori, Y. Sawada and S. Sugano(2009) 」の論文は現時点で確認できておりません。

ご存知の方でも結構なのですが、それについて質問させていただいて良いでしょうか。
こういったものを僕はネット上から検索して摘み拾い上げる方法でしか他に術を知らないものでして・・・汗
ホッチさんが紹介している論文は、もしかすると図書館や書店などで求めないと閲覧できないものであったりはしますか?
(またキクさんが#87でフォローされている『不況・失業と自殺の関係についての一考察』はホッチさんが挙げられている論文に該当するものなのでしょうか?関係が把握できてなく、簡単でも良いのでよろしくお願いします。)

-
話を戻したく思います。
僕が主張いている事は#85の最終段落部分のみで結構です。
そのご了解と確認が取れてよかったです。
その他の主要な部分には異論ございません。

--
幾つかの細かい部分へお返事したします。

・効率性について『 限られた資源を出来るだけ有効に使うことを意味する、極めてエコな概念でもある』
同意いたします。キクさんの語り口からマイナス面だけが強調されていたように思えました。僕もそのように感じいたします。

・『経済学は大きく分けて、ミクロ経済学・マクロ経済学がある』『そして【経済政策学を支える分野がミクロ・マクロ経済学】となる』
なるほど、そうだったのですね。初めて知る事で大変参考になります。

・自殺率と失業率の相関関係があることについて、
はい、私はその事を肯定いたしております。
繰り返し話がループしてしまってはお粗末ですので、以後それについての確認は必要ありません。

・尊厳性について、
個人的には、この部分への解説には疑問符がつきまといます。
というのもここでの「尊厳」とは、攻撃的社会性との関連をもって定義されていることであります。
雇用問題を解決すれば、人的尊厳性の問題が解消される訳ではない気がしますね。
キクさんは職場関係についても言及されていますから、経済政策とはワンステップ挟んだ向こう側の話だと僕は捉えています。(勿論それによって統合されなければなりません)

・『ケアを考えるに至る以前の問題として政策モデルを「コア」として捉える』
なるほど、僕は心や環境のケアこそが、ゼロトピの「コア」の部分という認識でした。
確かに、失業による要因によって、失業者への心への負担に繋がるとするならば、これは大変重要となる検討すべき問題ではありますね。
(ここは「ケアの方がずっと重要だ」という事を言っているのではありませんよ。僕は両側面ともを重要事項として捉え、並行並列して考えなければならないことだと考えております)

重ねてお返事、大変ありがとうございました。今後の成果もご期待しております。
海野さん
>ただ資本主義的労働環境を苦痛に感じて自殺する人達の一方、子供の自殺、老人の自殺等労働年齢人口の人達以外の自殺のケースを説明する理由も考察する必要がある様に感じます。 

・子どもの自殺は、多くがいじめが原因でしょう。対策が早急必要でしょう。
・老人の自殺は、健康問題。
もう一つは、老人学の分野から、社会崩壊シンドロームが当てはまるでしょう。

これは、心理的に弱い老人が社会環境から否定的なメッセージを受け取り、これが自己概念に強い否定的影響を与えながら、フィードバックされるといった悪循環をもたらす過程を言います。
ホッチさん、リウrepさん

効率化といっても、人間のための効率化ならいいのですが、効率化のための効率化に目的がシフトして行く、手段の目的化が問題であると思います。

利益のための効率化だとしても、もともと、人間の幸福のための効率化であるのに、その効率化のために、人が疎外されては、本末転倒だと言いたかったのです。
>ホッチさんへ、ふむふむありがとうございます。
論文は・・がんばって読むよ!30本以上は流石に無理ですが(苦笑

ふむ・・・『日本社会の成長と人間の尊厳性のバランスをどう捉えていくのか』が見据えなければならないテーマであるわけですね。
そしてホッチさんなりにそれに受け答えていると。了解いたしました。

『『重回帰分析』あるいは『回帰分析』に注目して欲しい』
ハテ・・・それはちょっと勉強しなおしてきます。
それについては間の空かないうちに。

-

やはり気になるのはそのテーマですよね。
実際に、経済政策と尊厳性とのバランスは取れそうなのか。

「尊厳性」と「自殺率の程度」との関係性についてはまだトピ内で確立されてなく(ホッチさん流に言えば、「前提の確認」の状態)話の軸としては成立できていないようにも見受けられます。(もう一度くらい過去ログを読み返した方が良さそうですか?)

トピ内での確認ですが、「自殺率」との関係は「失業率」であって、「失業者がどのように尊厳性が損なわれているか」については、トピ内でもまだ言及されていないのですよね。
自殺関連トピックは、ここにもありますが、こちらは色付きです。
過疎コミュにはトピックが少ない方が良いので乱立を避けること。

哲学コミュのトピックとする為に、色付きにする必要があっても、
色の付いていない、お題の方がコメントしやすいことは認めます。

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