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特許実務・特許事務コミュの転職のご経験はありますか

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こんにちは。

皆様は特許事務所間での転職のご経験はありますか??

現在、管理事務をしているのですが、お給料が大分安く、今後も昇給は見込めないため、転職を考えているのですが、転職の理由としてお給料upなんて通用する理由なのか不安がありまして・・

お給料以外は特に大きな不満はない事務所ですし、悪く言いたくはなくて。

通常の転職と違い(笑)、御社のここに他社にない魅力を感じ今までのキャリアからこの様に貢献出来ると思い・・、というアピールはちょっと場違いなのかも・・(汗)という気がするので、「転職理由」に悩んでおります。


また、ついでなのですが、企業の知財部への転職は事務職の場合、難しいのでしょうか?

コメント(30)

特許事務所→特許事務所に転職しました。
私の場合は、理由は給与面の話ではありませんでしたが、一般的に、転職の理由として「待遇が悪い」は理由になると思いますよ〜。

ちなみに同僚(事務)が、特許事務所→企業の知財部へ転職しました。

パテントサロンなんかでも、企業の知財部が特許事務の募集をかけているのをたまに見かけますよ。
>「待遇が悪い」は理由になると思いますよ〜。

そうですか〜。
一般的に事務所間の転職はどういう理由なのでしょうね。

そして事務の企業への転職はアリなのですね。
実際今、募集しているところが幾つかありますね・・

情報ありがとうございます。
思い切って聞いてよかったです〜。
こんばんは。
わたしは特許事務所→特許事務所へ転職しました(人材バンク経由)。
はじめの事務所は10人程度の小規模事務所で、経理・総務をちょっとやりつつ、特許事務(国内と内外)を7年ほどやりました。

でも、給与は上がらないし、事務所は常に火の車だし。
思い切って大手事務所(100人規模)の外内事務(これは経験ナシ!ただTOEICのスコアは、勉強したので募集要項に合った!)に応募したら採用され、一応、年収もあがりました。

退職理由は、収入が上がらないこと・仕事内容が範囲が広すぎること(わたしは特許事務だけをやりたい!)としました。

あまり待遇の良い事務所ではなかったから、上司も納得してくれ、一応は円満退社しました。

みきころさん、もう、転職されてるかもしれませんが、とにかく思い切ることが大切です♪(ただ、事務所→企業の知財部は、難しかったーーー)私は転職して、幸せです♪

がんばってください!
>コムギさん

「事務所→企業の知財部は、難しかったーーー」とありますが、どういう意味で難しかったのでしょうか。理系の知識がある程度ないと厳しいのでしょうか。

私は特許事務所で国内外の特許事務や経理など事務全般のお仕事をしていますが、企業の知財部への転職も視野に入れているので、ちょっと気になります。
>おしょさん

実際、今、転職活動はなさっているのですか?

私も経理・総務ならびに国内・内外特許事務を担当していました。企業の知財部へ2社ほど応募しましたが、書類選考で落ちました。そのためなぜ落ちたかは自分では分かりません。

一方、特許事務所は3つほど応募しましたがいずれも書類は通り、やはり特許事務所と企業の知財部とでは求められる経験が違うのではないかと思わざるを得ませんでした。

ただ、特許事務所→企業の知財へ転職された方もいるそうですから、どうぞがんばってください。
コムギさん
コメントありがとうございます!
転職して幸せです、ううん魅惑的なお言葉(笑)
まだ決心が付かずにウツウツしているので、思いきりが大事ってアドバイスは響きました。
あと気になるのが、特許事務所って個人事務所なので、社風ならぬ強烈な所風に合うかどうかが不安で。
そこも思い切って、かな。
こんにちは。

技術職ですが、特許事務所→特許事務所→企業と転職を経験しています。

事務所間の転職は、技術職・事務職を問わず、よくあることです。
ですから、転職理由でそんなに悩まなくても大丈夫だと思いますよ。

変わった例では、僕の前にいた事務所で、別の事務所で技術をやっていた女性が事務職で転職してきたこともあります。
>webさん
それって、「またすぐに転職する気じゃないだろうな?」ってことか、「結婚or出産したら辞めろよ」のどっちかでしょうかね?
>企業の知財部への転職は事務職の場合、難しいのでしょうか?

昨年、特許事務所から、弊社(医薬メーカー、年商5000億円くらいの中堅メーカーです)の知財部に、1名、採用がありました。
その人は、特許事務所より企業のほうが、給料、福祉の面で待遇がよいといってましたよ。
>webさん
失礼しました。。。
この業界って基本的に出入り激しいですよね。
うちの事務所は150人規模だけど、中堅どころがあまり育ってないんですよね〜。
>コムギさん

だいぶお礼が遅くなって申し訳ありません。
コメントありがとうございました。

企業の知財部へ転職しようか弁理士を目指そうかなど色々考えて、未だに動けずにいます。情けない…。

どちらにしろ、行動しない限り現状は変わらないので、みなさんの意見を参考にしながら、少しずつ動いてみようと思います。
日曜、月曜の朝日新聞の求人広告欄を見ると、特許事務所の求人広告が結構散見されますね。長期間にわたってこういった求人広告をウォッチしていると、面白いことに気づきます。それは、求人広告主に常連さんがいることです。「あっ、この事務所また求人広告出している…」そういう感じの特許事務所が結構あります。

こういった特許事務所への転職は避けたほうがいい、というのが私のアドバイスです。なぜか。それは、こういった特許事務所は、人が頻繁に辞めているのです。人が頻繁に辞めているため、次々と人を補充せざるを得ないのです。しかし、人が頻繁に辞めるのは、その事務所にそれなりの理由があると考えるべきです。すなわち、求人広告を頻繁に出している特許事務所は、人が辞めたくなるような理由を抱えている特許事務所なのです。このため、要注意です。
>tomtomさん。
 同感です。求人に聞きざわりの良いことを積極的に書いたり、長期にわたって求人を出している所は避けるべきだと私も思います。
 極端な話、求人広告の掲載頻度の高さは事務所の環境と相関関係を有していると考えた方が安全かもなー。
 その他でも、例えば、HPがスタイリッシュだとかは事務所の質には全く寄与していないように思います。『アタリ』を引かないようにするには、寸暇を惜しまず生の情報を集めることだと思います。
>13チロ さんがおっしゃってるように、中堅が抜けるところは末端の業務負荷がかなり増加するので危険だと思います。短期間でスキルがつくといえば、それまでですが、体壊したらシャレになりません。転職されるのであれば、求人広告の掲載頻度、年齢構成等は可能な限り調べるべきかと、あと、複数の事務所を並行して受けるのがベターな気がします。比較対象があるとその事務所の長所短所が掴みやすいので、
こんにちは、若干便乗質問に近いのですが・・・。

以前転職説明会に顔を出したときに、
「いつも求人しているのは、離職率が高いのですか?」
という質問をしたところ、
「良い人材が得られれば、いつでも採用しようとしているため。」
だから気にしなくてよいよ。
と言われた記憶があります。

採用(仲介)側の言葉なので鵜呑みにするのは危険かもしれませんが・・・
どうなのでしょうか?

中堅が抜けて、負担がかなり増大している末端構成員でした。
仕事量が増え、事業規模拡大中の事務所ですと、常に募集ということもあると思います。
しかも、急いで欠員を埋めるのとは違い、長い目でよい人材を探すため、掲載期間が長いのでは。
逆に、入れ代わりが激しい事務所というのは、「載せる→即採用(時間がないので取り急ぎ)→合わずにまた辞める→また載せる・・・」のループが多いので、一旦消えてまた載って・・・の繰り返しになるかと思います。

ということで、個人的には、一概に「求人広告の常連=避けた方がよい悪い事務所」だとは思いません。
>仕事量が増え、事業規模拡大中の事務所ですと、常に募集ということもあると思います。
 そうですね。
 うちは、新聞には今や出しませんけど、インターネットの広告では「常連さん」の部類に入ると思います。
 事務・技術を問わず10年以上勤務の実力者もたくさんいてくれるのですが、それでも仕事の増加にしたがって人員を追加せざるを得ないのです。当然、仕事量だけでなく、所員数も増え続けています。

>「良い人材が得られれば、いつでも採用しようとしているため。」
>だから気にしなくてよいよ。
 そのとおりと思います。
 実際、なかなか「お、こいつはやりそう」と思わせてくれるような応募者は少ないのですよ。
 特許事務所では、お客さんにできないことができないと話になりません(どの業界でもそうでしょう)。特許事務所の主たるお客さんは企業(の知財部)ですので、そこにできないことができる能力を提供できなければプロフェッショナルとしてやれません。応募者にはそのレベルに至れる素質を期待しています。

 人が頻繁に辞めているのに大きなサイズの事務所があるのも事実です。そういうところでは、どのようにしたら仕事が進められるのかが私には不思議です。特許事務所の仕事で新人が即戦力になることは普通ありえませんし。どうやっているのでしょうね?



 話を最初の方にもどして…

>転職の理由としてお給料upなんて通用する理由なのか
 少なくともうちでは通用しますね。
 転職組を採用する場合に一番心配なのは、出来が悪くて追い出されるようにして転職しようとしている人なのかどうかです。この業界では、事務系でも技術系でも向き不向きが結構はっきり出てしまうので。
 出来のよい人が「給料が安い」という理由で転職されるのであれば、採用側としてはうれしい(笑)。


>先日面接に行ったある事務所の面接で「いつまでいるんだ」としつこく聞かれたのですが、どう判断したらいいのでしょうか?
 私が応募者だったら、判断は「そこには就職しない」です。
 私が募集側なら、それは絶対にしない質問です。答えてもらって意味のある質問と思えませんし。独立開業を考えているようにみえる弁理士が応募してきても、しませんね。独立開業するより残った方がよいと思える環境が提供できなければ、実務を学んだ後に辞めてもらってかまわないとの覚悟をもって事務所運営をしているつもりです。
単に離職率が高いのを、「業務拡大中」といってるところもありますよー
拡大中なのも事実ではありましょうが。

ただまあ、人がやめるのもいろんな理由がありますよね。
居心地は悪くなくとも、ワークフローが単調すぎるゆえに
2年くらいで飽きてやめてしまうところも少なくないです。

逆に激務過ぎるところだと、考える余力も転職活動する時間も
ないゆえに、結果として人が辞められない事務所もあります。

組織としてまともに運営できてる事務所は少ないから、
末端を育成できないのか、中堅が定着できないのか、事情は色々ですね。
出入りが激しくても自分には波長が合うことも多々あります。
>よしくんぱっとさん

>特許事務所では、お客さんにできないことができないと話になりません
>(どの業界でもそうでしょう)。特許事務所の主たるお客さんは企業
>(の知財部)ですので、そこにできないことができる能力を提供でき
>なければプロフェッショナルとしてやれません。

プロフェッショナルとしての自負に富んだご意見と思いますが、おっしゃることはかならずしも常に妥当するとは限らないと思います。特許事務所のクライアントさんである企業の知財部では、自分のところでやろうと思えばやれる業務であるが、社内でやるとコスト高になるため、特許事務所にやらせて、コストセービングをしよう、という理由から特許事務所に仕事を外注してくる、という場合もあります。
>うめさ_わ
さん。
 MIXIに参加してまだ日が浅いのですが、私がいつも感心させられるのがうめさ_わさんのコメントです。
 今、うめさ_わさんのプロフィールもざっと読ませていただきました。
 これからも特許事務所業界で活躍していただきたい人、と思いました。

 よく、どんな人が特許事務所に向いているのですか、と質問されることがあるのですが、ここではうめさ_わさんみたいな人、と表現できると思います。うめさ_わさんはこのコミュだけでなく知財関係のコミュには結構露出度が高い人ようですので、彼のコメントを読んでいただき、参考にしていただいたらよいのではないかと思います。「自由」と「柔軟」と表現できるかもしれません。

(ちょっと、うめさ_わさんご本人には失礼な書き込みになっているかもしれませんが、ご容赦いただければうれしいです)


tomtomさんの、
>おっしゃることはかならずしも常に妥当するとは限らないと思います。
については、私も常に妥当するとは申し上げておりませんので、その点ご理解をお願いいたします。
 うちでも、「下請け仕事」をやってますよ!ただ、同時に、下請け仕事を断る体力をつける努力もうちではしているということです(他所のことはよく知りません)。体力がつくにつれ、企業の大小にかかわらず、ひどいクライアントから順にこちらから切ってます。働かせていただきやすいクライアント(お金の面以外も含めて)に対してできるだけ一生懸命働かせていただきたい、という単純なことをやっているだけですけど。
 それでなくても、この業界でデキルやつの数はしれているんです。その理由は、需要に比べてまだまだ人材が集まっていないという側面と、そもそも人類の中で特許業務に秀でた能力を持っている者の比率は高くないという側面とがあると思います。結果として、人が足りません。デキルやつから待遇のよい仕事をしてもらい、その後は順々に…

 2年ほど前に、仕事を断った会社の知財部長さんから「おたくの仕事の質を横に置いておいて、よくそんなことが言えますね」みたいなことを言われたことがあります。ものすごくチープな会社でした(結構世の中に知られた上場大企業ですよ)。さすがに、「おたくの仕事は、初心者の練習台にさせてもらうしか仕方なかったんで」とは言えませんでした(ここだけの話)。
 特許事務所にとってのクライアントは普通、製造業の大会社(工業化社会の雄)です。自社製品用のパーツを買う感覚で特許サービスも買おうとされる傾向があります。そもそも日本という社会がまだまだ「脱工業化」できていません。安く買えば買うほど好ましい、という感覚しかないのですね。サービスの質をお金を出して買うという感覚が欠落しています。そういう人たちにまともに相手していたら、こちらの体が持ちません。
>18なおと さんへ
 同じ事実であっても、立場が違えば解釈が違ってくるものなんだと思います。
 その点、>22うめさ_わさんが言われていることは、よくわかります。業務を拡大すれば基本的に、一人アタリのコストパフォーマンスは、短期的にはダウントレンドになることが多いはず。
 そこで、所長が何を考えるかはなんとなくわかりますよね。
 要は、転職者として求めるものが何かということなんじゃないでしょうか。環境、金、仕事内容、経験、様々ですよね。そういうのって、

17:>極端な話、求人広告の掲載頻度の高さは事務所の環境と相関関係を有していると考えた方が安全かもなー。

 って、上でカキコしましたが、これは、例えば、いわゆる『オオアタリ』を引かないための方策としてありなんじゃかなーということです。
 やっぱ、無難にやるには、仲介業者つかったり、働いてる人に話を聞いたりっていう比較検討や調査にコストをかけるのがベストちがうかなーと思います。



以上、いつも人間扱いされていない末端構成員でした。
 
皆様、貴重なご意見ありがとうございます。

まだまだこの業界に入ったばかりで、
他の事務所の様子などまだまだ分からないことばかりなので、
色々と参考になりました。

これからも、せっかく雇ってもらえた所長に感謝しつつも、
周りのことにも目を向けて頑張っていきたいと思います!

これからも、色々とアドバイスをお願いします!!
まだまだ未熟な、末端構成員でした。
>よしくんぱっとさん

>特許事務所にとってのクライアントは普通、製造業の大会社(工業化社会の雄)
>です。自社製品用のパーツを買う感覚で特許サービスも買おうとされる傾向が
>あります。そもそも日本という社会がまだまだ「脱工業化」できていません。
>安く買えば買うほど好ましい、という感覚しかないのですね。サービスの質を
>お金を出して買うという感覚が欠落しています。そういう人たちにまともに
>相手していたら、こちらの体が持ちません。

おっしゃること、強く共感いたします。日本が本当に価値のあるサービスを正当に評価する社会になっていくといいですね。そのためのフロンティアになってください(^^♪
よしくんぱっとさんの問題提起、非常に興味深いので、ちょと別の角度から掘り下げてみたいと思います。

みなさんは、「ポジショニング」という言葉をご存知でしょうか。これは経営学の用語で、商品を市場に提供する場合、どのレベルの需要者層をターゲットにその商品開発をするか、という戦略を言います。

例えばある自動車会社が新車を開発していたとします。まず考えることは価格設定ですが、150万円くらいの車、250万円くらいの車、500万円くらいの車、それぞれターゲットとする需要者層のレベルが違います。150万円くらいの車ですと、例えばちょっと裕福な家庭が子供のために通学専用のためのセコンドカーとして買ってやろう、というような需要に応える車として想定しているかもしれません。

250万円くらいの車ですと、ごく標準的な所得世帯のセダンのような車を想定しているかもしれません。500万円くらいの車ですと、これは高級車の範疇に入りますから、所得の高い世帯がステイタスシンボルとして購入する車、という商品開発のコンセプトになると思います。

このように、どのレベルの需要者層をターゲットにその商品開発をするか、その戦略をポジショニングというわけです。で、この例は、自動車の新車を開発する場合のポジショニングの話しですが、「自動車の新車」の代わりに「特許出願代理サービス」を置き換えてもポジショニングという概念は成立すると思われます。

つまり、クライアントに「質はあまり問わないからたくさんの出願件数を廉価な手数料で大量に処理してくれる特許事務所が欲しい」という需要がある場合、そういった需要に応えるように自己の特許事務所の性格を設定するものとしますと、これはポジショニングの一つのあり方だということになると思います。

また、クライアントに、「確実な権利行使が出来る質の高い明細書を作ってくれる特許事務所が必要だ。そのためには、ある程度の手数料がかかってもやむを得ない」という需要がある場合、そういった需要に応えるように自己の特許事務所の性格を設定するものとしますと、これもポジショニングの一つのあり方だということになると思います。

で、よしくんぱっとさんがおっしゃる特許事務所のあり方は、「サービスの質をお金を出して買おう」という意欲のあるクライアントさんを需要者層として焦点を絞った特許事務所の経営戦略である、ということになると思います。
Tomtomさん、
「転職のご経験」の話からそれていくので、あまり深入りするべきではないと思いますが…

私が申し上げているのはポジショニングの話とは関係ありません。

「質は問わず、出願を廉価な手数料で大量に処理して」という需要に関しても、「質の高い明細書を作ってくれ」という需要に関しても、いずれにも同様に発生する、買い手側の勘違いと、それに追随してしまう売り手側の悪癖とが問題だと私は思っています。

定価500万円の車が市場に出てきたら、すでに品質は確定していますから、あとは安く買えば買うほど買い手の得になります。その感覚でサービスも買おうとする癖を工業化社会の買い手が持っています。
面白いのは、サービスを売る側は、安くたたかれても何とかして「定価500万円」の品質を維持しようと努力するのですね、日本では。それが、買い手の盲目的値下げ願望を加速させます。
当然、売り手側の品質維持努力にも限界があります。買い手側からの値下げ圧力に耐え切れなくなれば、必然的に質は落ちていきます。

ところが、特許業務という特殊サービスの品質の正当な評価を本当にできる購買者はまだまだ少ないのです。値下げ圧力によって品質が低下しているのに、購入側が気付けない。気付けるのは、前より安くなったという単純な事実だけ。

これが、いまだ工業化社会を構成している日本の特許サービス売買の典型的な姿だと思います。

この状況って、価格が低下して売り手は当然うれしくありませんが、実は、品質が低下して買い手も損をしているのです。それが買い手側に見えていないので、値下げにばかり着目して満足している。

幸い、徐々にではありますが、品質の低下を見ることのできる買い手が増えてきています。その人たちが、盲目的値下げ圧力に歯止めをかけつつあります。これから、日本も変わっていくのであろうと私は期待しています。

アメリカだったら、500万円は高いので250万円で買いたいと購入側が希望すれば、500万円の品質ではなく250万円の品質のサービスが提供されます。そのとき、500万円ではなく250万円の支払いを希望していながら、それは横においておいて「品質が悪い」と不満を言うのが日本人。アメリカ人は、そうなっては困るので500万円払おうとするのです。
また、500万円ではなく1000万円で買いたい、という人が現れるのがアメリカです。高品質を手に入れるため買い手側から値上げする。そのときには、500万円の品質ではなく1000万円の品質のサービスが提供されるのです。

なんでもかんでもアメリカを賛美する気持ちは毛頭ありませんけれども、サービス売買に関しても、アメリカに早く追いついてほしいものだと思います。サービス用の売買センスが社会に根付かなければ、日本の知財立国政策は成立の基盤がないといってよいと思います。

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