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【不当逮捕】コミュの1961.4.3.名張毒ぶどう酒事件

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Wikipediaによると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%BC%B5%E6%AF%92%E3%81%B6%E3%81%A9%E3%81%86%E9%85%92%E4%BA%8B%E4%BB%B6
↓ここから引用左斜め下
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1961年3月28日、三重県名張市葛尾の公民館(分館)で地区の農村生活改善クラブ(現「生活研究グループ」)「三奈の会」の総会が行われ、男性12人と女性20人が出席した。この席で男性には清酒、女性にはぶどう酒が出されたが、ぶどう酒を飲んだ女性17人が急性中毒の症状を訴え、5人が亡くなった。捜査当局は、清酒を出された男性とぶどう酒を飲まなかった女性3人に中毒症状が無かったことから、女性が飲んだぶどう酒に原因があるとして調査した結果、ぶどう酒に農薬が混入されていることが判明した。
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その後、重要参考人として「三奈の会」会員の男性3人を聴取する。3人のうち、1人の妻と愛人が共に被害者だったことから、捜査当局は、「三角関係を一気に解消しようとした」ことが犯行の動機とみて、一人の男性を厳しく追及したところ、4月2日では男性の妻の犯行説を主張していたが、4月3日には農薬混入を自白したとして逮捕された(逮捕直前、男性は警察署で記者会見に応じている)。しかし、男性は逮捕後の取り調べ中から犯行否認に転じる。
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↑引用ここまで左斜め上
 

コメント(5)

事件が起ったのは1961年ですから、とてつもなく古い話です。ちなみに私が生まれたのが1961年です。

http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2010040702000037.html
↓ここから引用左斜め下
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一九六一年とは、どういう年か。現在の米大統領バラク・オバマ氏がハワイで呱々(ここ)の声を上げ、俳優赤木圭一郎がゴーカート事故で突然、天に召された
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テレビドラマ『七人の刑事』が始まり、『銀座の恋の物語』が大ヒットしている。
--中略--------
直接証拠がなく、本人が「強要された」とする自白調書が決め手。実際、起訴直前からは無実の主張に転じている
--中略--------
五年前に、いったん決定した再審開始を、検察の異議申し立てを受けて取り消した名古屋高裁の判断に、最高裁が疑義を呈し、審理差し戻しを決めた
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ただ事件から既に四十九年。この間は一審無罪、二審死刑、死刑確定、数次の再審請求、再審開始決定、決定取り消しと“手続きの迷宮”のような歳月だ。その上、差し戻しの手続きが重なり、あらためて高裁判断が出るまでにはさらなる時間が消費される
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事件当時、三十五歳だった奥西死刑囚も八十四歳。弁護士は今回の決定の意味を図に書いて説明したという。最高裁が高裁の「証拠評価に疑問がある」というなら、自ら再審開始を決定する道はなかったものか。とにかく急がねばならない。
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↑引用ここまで左斜め上

非常に複雑な経緯ですが、いったん再審が決定したのに検察が異議申し立てをしたというのが、どうにもよくわかりません。

検察は「メンツ」のために異議申し立てをしたんでしょうかね。
 
クローズアップ2010:毒ぶどう酒事件、再鑑定へ 「足利」機に科学重視
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100407ddm003040066000c.html
↓ここから引用左斜め下
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最高裁が出した結論は「審理のやり直し」だった。奥西勝死刑囚の半世紀近い「無実の訴え」は、再審開始決定の可能性もある新たなステージに移る。
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最高裁決定は足利事件の教訓を生かすかのように「新しい科学的見解の重要性」を示唆したが、最終的な結論が出るまでの道のりはまだ長い。
--中略--------
あるベテラン刑事裁判官は、最高裁決定を次のように読み解いた。「毒物の同一性は殺害の手段にかかわり、自白の信用性にも影響する。有罪判決を揺るがす決定的な問題で、新たな科学鑑定が提示されれば、十分な検討が必要ということだろう。最新のDNA鑑定が無罪の決め手になった足利事件と同様の状況と言える」
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第7次再審請求で弁護団は、専門家に依頼して奥西死刑囚が所持していた農薬「ニッカリンT」の成分分析を改めて行い、「事件で使われたのは別の農薬」との新たな科学鑑定結果を「新証拠」として提出した。「ニッカリンTを混入した」という捜査段階の自白の信用性と、奥西死刑囚が犯人であるとの状況証拠を否定する狙いがあった。
--中略--------
その後、異議を申し立てた検察は、独自の鑑定を行うこともなく、担当した高裁の別の部も、書面の検討だけで開始決定を取り消した。
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だが、今回の最高裁決定は、弁護団の鑑定を軽視したかのような高裁の判断を「科学的知見に基づく検討がなく、推論過程に誤りがある疑いがある」と批判した。有罪確定の重要証拠に疑問を投げかける最新の科学的見解が示された場合、丁寧に再検証する必要性を強調したものだ。
--中略--------
「科学鑑定は客観的な証拠の代表だが、科学は急速に進歩する。説得力のある見解があれば、慎重に再検討しようとの考え方が広まりつつあるのだろう」。別のベテラン裁判官も、そう解説した。
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↑引用ここまで左斜め上

「科学」を万能だとして信じ込んでしまったのが足利事件の教訓だと思うのですが、検察は科学的ですらもない異議申し立てをしていたのですね。
 
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100406-OYT1T01210.htm?from=navlp
↓ここから引用左斜め下
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最高裁が審理を名古屋高裁に差し戻す決定をした「名張毒ぶどう酒事件」で、冤罪を訴え続ける奥西勝死刑囚(84)は、三重県名張市の尋常高等小学校を卒業した後、修理工を経て両親と茶の栽培など農業を営む一方、石切り場で働いていた。
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1961年の逮捕直後に警察署で行った記者会見では「大きな事件を自分のちょっとした気持ちから引き起こした」と犯行を認めた。しかし、起訴前に否認に転じ、1審判決は無罪。釈放後の記者会見で、「(逮捕直後の会見は)警察官に『教えてやるから』と言われ、下書きするなど勉強した」と話していた。
--中略--------
名古屋高裁でいったん出た再審決定が2006年12月に取り消された時には、面会に訪れた弁護士に「私は無実です。命の限り闘いたい」と話した。
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支援者や弁護士によると、奥西死刑囚は03年には胃がんが見つかり、大阪医療刑務所で手術を受け、胃の3分の2を摘出。食事はおかゆ中心となっている。「無罪となったら温泉に行きたい」と話しているという。
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↑引用ここまで左斜め上

いまでも「死刑囚」として報道されている奥西さんは84歳ですから、たいへんな冤罪事件です。
 
名張毒ぶどう酒 「再審」へ時間は少ない
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010040702000039.html
↓ここから引用左斜め下
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名張毒ぶどう酒事件で無罪を訴える奥西勝死刑囚の再審請求について、最高裁が名古屋高裁に審理を差し戻した。再審へ道は開けたが、既に八十四歳。時間は少ない。
--中略--------
三重県名張市の小さな集落の懇親会で、毒物が混入されたぶどう酒を飲んだ五人が死亡した事件から四十九年になる。
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いったんは犯行を自白した奥西死刑囚だが、すぐに否認に転じた。一審は自白が信用できないなどとして無罪としたが、一九六九年の二審で死刑判決を受け最高裁で確定した。四十年以上、獄中から無実を叫び続けている。
--中略--------
高裁の異議審は検察の主張に沿い「量が少なく、検出できなかったこともあり得る」と認めたが、今回最高裁は「科学的知見に基づく検討をしたとはいえない」と指摘した。
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しかし決定は破棄自判ではなく差し戻しとした。「疑わしきは被告人の利益にという刑事裁判の鉄則は再審裁判にも適用される」という七五年の最高裁・白鳥決定の原則尊重は当然としても、裁判のあまりの長期化、また奥西死刑囚の高齢を考えれば、再審開始へと踏み込むことはできなかったものか。
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「毒物に疑問があれば、再審開始となってしかるべきだ」との弁護団の言い分に十分な説得力もある。
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当時のぶどう酒がもう入手できないなど、再鑑定には困難も予想される。今回、裁判官の一人は補足意見で「事件発生から五十年近く経過し、差し戻し審における証拠調べは必要最小限に」と効率と迅速さを要求している。
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↑引用ここまで左斜め上

今回は「差し戻し」なので、再審を始めるにはまだ時間がかかるそうです。
なかなかやりきれない事件ですね。
 
別の観点での記事も紹介しておきます。

「毒ぶどう酒」高裁差し戻し  長引く裁判、住民いらだち
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100407-OYT8T00020.htm
↓ここから引用左斜め下
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事件現場の葛尾地区の遺族や被害者らは「いつになれば真実が明らかになるのか」と、長引く裁判に複雑な心境を語った。
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嫁いだ姉を亡くした神谷武さん(72)は月命日には必ず自宅近くの墓で手を合わせている。審理の差し戻しについて、「最高裁では判断できんということだろう」と受け止めた。ただ、奥西死刑囚には「再審を求めるなら、無実だという新しい証拠を示してほしい」と話した。
--中略--------
ぶどう酒を飲んだが助かった奈良県山添村の浜田能子さん(78)は当時、妊娠7か月だった。乾杯直後、ぶどう酒を飲んだ女性が次々と倒れ、介抱に当たった。自分も帰宅途中に5、6回吐き、丸一日寝込んだ。1年ほど耳鳴りなどに悩まされたが、「生かされた命」と言い聞かせ、亡くなった人たちの分もと、無農薬農業に打ち込み、4人の子供を育て上げた。
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足利事件など冤罪(えんざい)事件が相次ぐなか、今回の差し戻しについて「裁判所の判決は正しいと思っていたが、必ずしもそうとはいえないと思うようになった。でも、本当の犯人がいるなら、遺族の怒りはどこに向ければいいのか」と話した。
--中略--------
「戦後復興にと、農村の若者が立ち上がった集まりで、あんな悲惨な事件が起きたのが今でも残念」と目頭を押さえた。
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現在の葛尾区長で、ぶどう酒を飲んだ母親が一時重体になった福岡芳成さん(61)は、「49年も経って裁判の判断がこんなに揺れる。その度に住民は振り回されてきた。しっかり決着をつけるべきなのに。いい加減にしてほしい」と訴えた。
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当時、現場に駆けつけて治療にあたった医師の武田優行さん(82)は「公民館は人がバタバタと倒れ、うめき声が上がり地獄絵図のようだった」と振り返り、「地元の人たちには思い出したくない記憶。もう幕を引いてほしいというのが正直な思い」と話した。
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↑引用ここまで左斜め上

事件に関わった当事者の人達の心境が複雑なのは理解できます。

そもそもの犯人が悪いのはもちろんですが、冤罪事件をでっちあげた警察と検察がもっとも悪いのではないかと思います。
 

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