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女の子のためのピンク映画講座コミュの昭和の女、降臨

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11月11〜17日の的場有楽座(広島市)は必見です。

「貝あわせ こすれあう股ぐら」(旧題 「ハードレズビアン クイック&ディープ」2005年2月25日公開)


○スタッフ○
監督…佐藤吏

企画…福俵満
脚本…高橋祐太
撮影…前井一作
録音…シネキャビン
編集…酒井正次
助監督…氏家とわ

○キャスト○
須藤レイコ…夏目今日子
相沢たまき…ナンシー
小早川真理…速水今日子
向井明彦…饗場圭一
桐島彩…小林まり子
須藤とし江…原ひとみ
須藤慎一郎…真実一路
大河原満男…本多菊次朗
監督 佐藤 吏 


製作・配給…新東宝映画

○物語○ OLのレイコは同僚の明彦と婚約中だった。ある朝、レイコは通勤の満員電車の中で痴漢に遭った。その様子を近くの座席に座っていた女たまきが見つめていた。別の朝、レイコはまた同じ男大河原に痴漢された。そばにいたたまきはレイコの腕を取って大河原の後を追い彼の股間を殴り失神させた。それがきっかけでレイコはたまきと知り合い、誘われるまま女性の同性愛者が集う彩のバーに行った。やがて酔い潰れたたまきを自分のアパートへ連れ帰ると、レイコはたまきにキスした。するとたまきは舌を出し、レイコの唇を塞ぐと彼女の体を愛撫した。レイコがためらうのでたまきは帰ろうとするが、レイコは引き止めた。二人は熱く愛しあった。レイコはずっと女性が好きだったこと、そしてそんな自分を無理に否定し続けてきたことを告白した。それ以来、レイコは生き生きとした毎日を送り、たまきとの愛を深めていくが…。



レズビアンものというのがピンク映画の中で扱われることがたまにある。勿論フツーの男性ファンがそれを消費する訳だが。 「昭和の匂い」のする女優、夏目今日子(写真1)を擁しての本作は単なる女同士のカラミに終始せず、新しい「性の目覚め」の瞬間を丁寧に描いていて好感が持てる。主人公は「はじめての女」との出会いにより、自分でも気づかなかった新しい扉を開き、家族など周囲との軋轢も味わい、自分自身のアイデンティティを見つめ直し、「試みの地平」に立つのだ。

同性愛者を演じるナンシーはおそらくリアルレズビアンであろう(そうでなく役づくりでやってるとしたらそれはそれでスゴイが)。

人生や生き方をちゃんと描いた作品に恵まれる機会が多い、夏目さん。「昭和の女 団地に棲む人妻たち」なども、とてもいいムードの映画だ。

良いシナリオを選んで出演しているのかもしれん、と思ったりする(少なくとも僕が観た夏目さん出演作品はどれも映画的に成功しているのだ)。どうなんですかね。ご存知の方教えてくだされ。


一度は本気で愛し合ったようかのように見える。だが、たまきはレイコの前から去る。突然に。 理由はわからない。(「初恋」だから、かもしれん。)

吹きすさぶ空の下。とり残されるレイコ。そして…。

自分自身の生き方を見出す主人公を僕は肯定する。ほろ苦く、それでいて希望のもてるラストシーンを僕は肯定する。

優れたピンク映画とは優れた恋愛映画であり、優れた青春映画なのだ。

(あ。ピンク的にも、カラミはしっかりありますんで、ご心配なく)


広島以外の地の方には。改題されてDVD発売もされてます(写真2)。「無修正版」らしい。こちらもドウゾ!

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