中国ビジネスコミュの中国ネット検索大手「百度」新規上場　米ナスダックで急騰,公募価格の５倍超える

最近、中国のネット企業は話題になっている。中国は巨大なインターネット市場であるとの認識が急速に広まりつつある。

　中国のインターネット検索大手、百度（バイドゥ・ドット・コム）が米新興企業向け市場のナスダックに上場した。利用者増加による業績拡大期待で取引開始直後から買いが殺到し、株価は一時、公募価格の約五・六倍に当たる百五十ドル（約一万七千円）を超え、終値は一二二・五四ドルだった。

　初日の五日の値上がり率はＩＴ（情報技術）バブルが崩壊した二〇〇〇年春以降では最大。昨年八月上場した米インターネット検索最大手グーグルの初日終値は、公募価格の約１８％高の一〇〇・三四ドルだった。

　百度は一株当たりの公募価格を二十七ドルに設定して約四百万株を売り出した。終値ベースの株式時価総額は年間売上高の二百倍相当の約四十億ドル（約四千四百八十億円）に達した。

　報道によると、今年六月末現在、中国のネット人口は一億千五百万人で、二年後には一億九千万人近くに増加すると予想されている。業績拡大が見込まれる上、既に出資しているグーグルが百度の買収を検討しているとの憶測も流れ、投資家の買いを誘ったが、「バブル」を指摘する声も出ている。

百度のホームページ
http://www.baidu.com/

グーグル中国版のホームページ
http://www.google.com/intl/zh-CN/