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僕と君は違うんだコミュの僕は君とは違うんだ 後書(紫の紳士さん)

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私は以前から、音楽家の方が書く文章が好きであった。
 ジャズの即興演奏のように、実に肉感的で、どっちへころぶかわからないスリルがあって、読んでて気持ちいいのだ。
 そして数年前、私にそう思わせた張本人が、CAMEL STUDIOさんそのひとであった。

 最初に連載の話をもらったとき、CAMELさんは「とりあえず20回でいこう」といった。私は「いや10にしとこう」と即答した。びびったのである。
 自身のサイトで、過去に日記形式の小説やリレー小説を企画したことがあって、そのとき「やめるタイミングのむずかしさ」を思い知らされていたからだ。最初は楽しいが、そのうちちょっとした発狂状態のようになって、結局ひっぱりすぎてしまう。期間はあまり長くない方がいい。
 
 ならアドリブでいける、という思惑もあった。本格的な小説ではなく、あくまでweb日記であるからして、書いてる本人たちが楽しんでいなければ、読んでくださる方々にも楽しんでもらえないだろう。
 なにより、カチっとストーリーを組むことによって、CAMELさんの文章が持つ躍動感が失われてしまうのは避けたかった。私にとっては、「音楽家の文章」への挑戦、というのがこの連載の最大のテーマだったからだ。

 ってのは冗談で、要はめんどうだっただけです。すべてはCAMELさん主導で、私はただ指示にしたがっただけでありました。

 でも「音楽家の文章」云々に関してはほんとうです。10日間、正直必死でした。なぜなら青春時代、私は生粋の文学青年だったわけではなく、むしろバンドマンに憧れていたからです。
 結局楽器をひとつもマスターできず、しかたないのでモリッシ−ばりの変態シンガーをめざしたのですが、彼の影響で、いつのまにか文学方面へ傾倒していった、とまあその程度の男です。
 バンドマンとして活動なさっている方々への畏敬の念が、この連載を書かせたといってもいいでしょう。
 作中では、なんか執筆活動とはちがった方面へ脱線ばかりしてしまって、みなさまには申し訳なく思っています。

 私は現在も懲りずに小説を書いていて、あまり過去の執筆歴をふりかえることはないというか、ふりかえるほどの過去を持ってないので、貴重な体験でありました。

 最後に、みなさまに心から感謝の意を表します。では、新年会でお会いしませう。

初出:2005年01月15日 19:44 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=6687800
原作:紫の紳士さん http://mixi.jp/show_friend.pl?id=236159

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