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僕と君は違うんだコミュの僕は君とは違うんだ N10

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2005年1月

スーツに袖を通さなくなってどのくらい経っただろう。

春宮と会って、自分のやりたいことが音楽にあると再確認できたが
自分の力不足をも再認識する結果になってしまった。
何もする気がしない。いや、オレは何もできない。
家にいるとネガティブという怪物が昼間から襲い掛かってきた。

ある日、怪物から逃げるようにコンビニへ歩いてでかけた。
ウチは工場街にあるので休日は人影などなく、静寂が心地よかった。

ぶらりぶらりと歩いていると、鉄の門の閉まった駐車場の中から、消えている小さなネオンサインが目に飛び込んできた。

"CAMEL STUDIO"

スタジオ?こんなところに?
その風貌は廃墟に近く、とても営業しているとは思えない。
その時、門が開き車が出てきた。考えれば奇跡としか思えない瞬間だ。
もう、迷わなかった。
車を止め、ドライバーに問いかけた。
「スイマセン、オレ、スタジオがやりたいんです」
その夜、昔のバンドメンバーであるCHERRY(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=222675)に電話をした。
そして数千万の借金をし、オレらはスタジオを開業した。

あれから2年、春宮が新人賞を受賞したという話は聞かない。
あいつはまだ、書き続けているのだろうか?

オレは結局、客も来ないスタジオのロビーの片隅で
髪も切らず、髭も剃らず、こうやって明け方までくだらない物語を書き綴っている。

原作:原作:CAMEL STUDIOさん http://mixi.jp/show_friend.pl?id=220618
初出:2005年01月13日 14:29 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=6555308

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