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歌舞伎の名脇役コミュのこの人、この役

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何度も申しあげておりますが、「一本刀土俵入り」我孫子宿の飯盛り女や、
「東海道四谷怪談」地獄宿の宅悦女房役の中村小山三丈。
また、同じく「一本刀」の子守女、中村芝のぶ丈のように、このお役なら、この丈にかぎるという役者さんを教えてください。

コメント(7)

十四代目片岡仁左衛門丈
「歌舞伎の名脇役」のコミュに、真っ先に挙げたいのがこの方、十三代目片岡我童丈(逝去後、十四代目仁左衛門を追号されました)。

ご生前、千駄ヶ谷のお宅になんどかうかがったことがありますが、作家・関容子さまの名著『花の脇役』(新潮文庫)から引用させていただきます。

>十三代目我童という人も、どこかに暗い翳(かげ)りのある役者だった。我童の父は十二代目仁左衛門。美男の十五代目羽左衛門の女房役として冷たい感じの美貌をうたわれたというが、戦後の窮乏の世相を反映する事件で気の毒な死に方をした。その長男我童もやはり美貌の女方で、独特の妖しい色気と上方ふうの濃い味わいがあった。
私は我童の舞台が大好きだった。夕顔や月見草のような、寂しいながら花やかな風情のある役者だった。中村屋(十七代目勘三郎)に私がそういうと、
「あのベタベタとまつわりつく感じのせりふまわしが、たまんなくいいときがあるね」と賛成してくれた。
一度だけ素顔の我童を見たことがある。親戚筋にあたる孝夫(現十五代目仁左衛門)と楽屋が相部屋のときで、私が孝夫さんにインタビューしていると、まぶかにソフトをかぶった我童が静かに入ってきて、風のように横を通り過ぎて向こうむきに
坐ってしまった。
「ほんとうにいい女方さんでしたねぇ。我童さんが『西郷と豚姫』で京都の芸妓さんになって出ると、それだけで京都の雰囲気をプンプンさせてしまうから、うちの旦那(六世中村歌右衛門)が、『あのあとに出る中村屋さん(十七代目勘三郎は仲居お玉役)はずいぶん楽だよ』って絶賛してましたよ。私(初代中村歌江)もあのとき芸妓で出てて、玉三郎さんは舞妓の役でした<


大松嶋の御曹司に生まれながら、晩年の不遇を親身になって助けたのが、十七代目勘三郎先生であったことはいうまでもありません。
いま、ああいう味のある役者がほんとうに少なくなりました。
市村鶴蔵丈
「白浪五人男」の浜松屋番頭、「髪結新三」の家主女房など、この人でなくては見た気がしない役が多いです。
五世片岡市蔵丈。
直接お会いしたことはありませんでしたが、母と祖父が小唄の同門であったので幼い頃から拝見していました。TVの劇場中継を見ていると、母が「おや、市蔵さんが出てるよ」なんてよく言っていました。平山武者所(一谷嫩軍記・組討)、梶原平次(同・熊谷陣屋)、国侍(助六由縁江戸桜)、小原の万兵衛(毛抜)、役名がどうしても出てきませんが青砥稿花紅彩画・浜松屋の幕開けに出てくるやくざ風の男(「狼のなんとか」といったと思いますが)、北村大膳(天衣紛上野初花)、親梶原(対面)etc.まさに「片市十種」といっていい絶大な存在感。ご子息の現市蔵丈と亀蔵丈がそのニンに合わせて父上の当たり役を分け合って継承しておられるのは頼もしい限りです(父の話では、生前の先代は「息子たちがいいお役を貰えるようになった」と嬉しそうに語っておられたそうです)。

そんなこともあって菊五郎劇団のお芝居は数多く拝見していますが、一昔前の菊五郎劇団は脇師が揃っていて子供心に面白かったものです。多賀之丞丈を頂点として五世市蔵丈、子団次丈、小伝次丈、菊蔵丈などなどすばらしい役者が松緑・梅幸・羽左衛門・菊五郎・初世辰之助など主役を支えていました。その頃の方々がほとんど鬼籍に入ってしまった今、現役の鶴蔵丈、菊十郎丈、権一丈には末永いご活躍を祈って止みません。
 市川福之助さん、小芝居では大人気の方でした。いまだに、あの存在感は忘れません。

  取り敢えず、はじめましてです。

             些考 拝
はじめまして。狷介(けんかい)と申します。
昔々『利根川金十郎丈』の通人里暁を観た覚えがあるのですが。
記憶違いでしょうか。

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