【解説】 ディーン・マーチンさん主演の“マット・ヘルム”シリーズの第四作。劇中、フレヤとユー・ランがカンフーで対決しますが、コーディネイトはブルース・リーさんです。パンフレットにもその様子の画像がありますが(上記の画像参照)、当時、このパンフレットを買った人は、誰とは判らないまま、カンフーブームが訪れる何年も前にブルース・リーさんのことを知っていたことになります(笑)。また、目くらましのガスを発生させて脱出するシーンやロープウェイの乗り場での戦いのシーンでは、ブルース・リーさんが主人公の衣裳を着て、吹き替えで回し蹴りや飛び蹴りを行なっているようですね。また、バー“House of 7 Joys”にいる敵の一員としてチャック・ノリスさんが登場しています。この頃から、共演していたのですね(…というか、ブルース・リーさんの引きかもしれません)。クレジットでは先に書かれているのはエルケ・ソマーさんなのですが、フレヤに扮したシャロン・テイトさんの人気が高く、同じキャラクターを続投させて第五作『掠奪部隊』“The Ravagers”(エンディングに“COMING UP NEXT THE RAVAGERS”と出ます)を作る予定でしたが、彼女の死によって実現しませんでした。