上下シンプルな黒い服のエリック。入ってくるといきなり ピアノの前に座る。「コンニチワ、Welcome to Dream Boat!」 と喋るとゆっくりと歌いだしたのは・・・「Wind And Sand」 だった。『Blue River』収録曲とは言えこんな渋い トラックから始めるなんてと唖然としてしまった。でも 自分のリズムでピアノを弾き語るエリックは、とっても ご機嫌のようだった。その後1曲ですぐにギブソンに持ち替え 2曲歌う。1曲はスリーフィンガーの穏やかな雰囲気の曲で、 もう1曲はカッティングもなかなか激しいマイナー調の 曲だ(こっちはカヴァーかも知れない)。
その後「Come To My Bedside」やグリニッジの同僚(先輩?) フレッド・ニールの「The Other Side Of Life」などを演奏。 特にF・ニールはもう1曲(「Little Bit Of Rain」)歌って いて、改めて影響の深さを感じた。MCでは、前日熊本かどこか で宮本武蔵の墓かどこかに行ったようで、”剣”と ビート作家(ケルアックなど)のペンを同じようなものと 感じたようなことを話してくれていた。フォーク的音楽観と 剣の道。ある意味ストイックな部分が共感を呼ぶのだろうか。