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教育基本法改悪反対!コミュの教育の現場と医療の現場と

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ある「パンダ」のお話をご紹介させて下さい。

医師であるマイミクさんの日記に紹介されていました。「パンダ」は医師のおかれた現状について書かれた物語ではありますが、教師についても当て嵌まるお話ではないでしょうか。
同じく「先生」と呼ばれる人達が、同じような理由で苦しんでいる姿が、私には感じられました。

*****以下「パンダのお話」です*****

かわいそうなパンダ、奈良版

とある国ではパンダは希少動物、
各地の動物園ではパンダの芸は大人気。
朝から晩までパンダショーは人だらけ。

定時のショーが終わっても、
今すぐにどうしてもショーを見たいという
お客さんの希望に応じるため、
休む暇も無くパンダはショーを続けていました。

不思議なことに、その国では。
希少動物であるはずのパンダは
寝る時間も無い程働かされているのに、
餌は少ししか貰えないし、他の動物と同じ、
粗末な小屋に寝かされていまし た。

かつては、パンダが綱渡りから落ちたり、
お手玉を落としたりしても、
お客さんはパンダを責めることは無く、
拍手してくれていました。

時代は変わり、芸が決まっても拍手は無く、
失敗すると野次や怒声が飛ぶようになり、
とうとう、芸を失敗したパンダに罰が
加えられるようになりました。

疲れ果てたパンダは次々と病死し、
動物園から逃げ、パンダであることを隠すために
黒い毛を白く染めて白熊として生きるものが
続出しました。

そうしてパンダの居ない動物園が増え、
特に田舎の動物園では
パンダショーは見れなくなりました。
でも、不思議なことに、
パンダの虐待は日に日にひどくなるばかり。

総理大臣までもが、パンダを確保せよというばかりで、
虐待をしてはいけない、とは決して言いません。
挙句の果てには、白熊を上手に染めて
パンダにしてしまえと言い出す始末で、
どうにもなりません。

そんな美しくない国で起こった
可愛そうなパンダのお話です。


その日もパンダは定時のショーの終了後、
夜中に芸が見たいお客さんのために
2匹で動物園に残って必死で芸をしていました。
そこに動物園の受付のおじいさんがやってきて、
パンダに耳打ちします。

「実は今すぐに芸を見たいという電話が入ってますよ」
「どんなお客さんですか?どんな芸をみたいの?」
「それがね、良く分からないのですよ。
とにかく今すぐショーをしてくれないと
困るとおっしゃっているんだけど・・」
「申し訳ないけど、今芸の真っ最中なんだ。
見たら分かるでしょ。
最近、綱から落ちたら鞭が飛ぶから
僕たちも必死だよ。
寝不足でフラフラだけど、
最高の結果を求められているんだ。
僕たちも余裕がないんですよ。
後にしてもらえますか?」

可愛そうなパンダの現状を知る
おじいさんはこう返事します。
「今、芸の真っ最中です。
芸に時間がかかるかもしれません」

するとお客さんは
「それなら他の動物園に聞いてみます」
と電話を切りました。

その後も次々とお客さんがやってきて、
2匹のパンダは翌日まで芸を続け、
一睡もしないまま翌日の朝から
通常通りのショーを行いました。
難しい芸も無事決まり、パンダは疲労困憊ながら、
今日もお客さんに喜んでもらえたと満足していました。

ところが、数日後新聞を見てびっくり。
「最寄の動物園のパンダ、ショーを拒否」
「客席は空いていた、パンダに余力あり」
という大きな見出しが目に入ります。

どうやらお客さんは遠くの動物園まで行くことになり、
ショーの内容にも満足しなかったようです。
パンダにしてみれば、ほとんどの動物園で、
パンダは疲労困憊。
余裕のあるところなんてありません。
それは仕方ないことなのです。

「そ、そ、そりゃないよ。
徹夜でショーをしていたのに、
どうしてこんな風に言われなきゃいけないの?」

当事者のパンダは悲しくて悲しくて
おいおいと泣きました。

その動物園には抗議が殺到します。

「税金で餌を食っているパンダが
ショーを拒否するなどとんでもない」
「怠け者のパンダに鞭を打とう。
もっと鞭を打てば、ショーを断ることなどないはずだ」

見かねた園長さんが
「実はパンダはこんなに必死に芸をしていたのです。
もうパンダは数が減ってしまって、
これ以上の芸は無理です。
分かってやってください」
と記者会見を行いました。

それでも一般市民はパンダを責めるばかり。
「パンダに生まれた以上、どんな芸も完璧に、
いつでも行う義務がある。
パンダとして出生した時の心を忘れたか」
と新聞の社説にも書かれる有様です。

そのショックで、一匹だけ産まれる予定だった
パンダの赤ちゃんも死んでしまいました。(※注)
悲しみに暮れるお母さんパンダも
「どうせこの国でパンダとして生まれたら
死ぬまでこき使われるわ。
赤ちゃんが亡くなってしまったのは残念だけど。
これも運命よね」
と納得するしかありません。

ショーを断ったとしてバッシングの嵐を受けた
パンダとその仲間はついに決心しました。
「パンダでいることに誇りを持ち、
必要とされるやりがいだけで必死にやってきた。
でも もう限界だ。
みんなで逃げよう」

パンダたちはお世話になった
園長先生に手紙を書きました。

「えんちょうせんせい。
ぼくたちをかばおうとしてくれたことにかんしゃします。
でも、もうげんかいです。
こころがおれてしまいました。
これいじょうショーをつづけるきりょく
もたいりょくもありません。
にげるしかないのです。
ゆるしてください」

皆でおいおいと泣きながら手紙を書き上げ。
最後の力を振り絞って鎖をほどき、
動物園から脱出しました。

パンダの脱出は大きなニュースになりました。
でも、この美しくない国の人たちは
逃げたパンダを責めるばかり。
自分たちがいじめ抜いてパンダが
居なくなったことに気がつかないのか、
気がついているのに無視しているのか、
パンダをこれ以上いじめないようにしよう、
大事にして増えてくれるように努めようとは
決して思わないのでした。





※注:今回の報道を受け、奈良県立医大の産婦人科へのたった一人の研修希望者が辞退したという話があるようです。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/09/96_edee.html
個人のブログですが、信頼に値するソースと思います。


*****日記にリンクされたニュースです

■救急搬送妊婦の2割、最初の病院で拒否…千葉市(読売新聞 - 09月05日 20:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=289634&media_id=20

コメント(8)

教育界でも同じですね。

私の受けた5年経過研修でも,某指導主事が
現場の状況を全く無視した発言をしていました。
直後に他の指導主事がそれを追いうつような発言も。

私たちのやる気をそぐような言葉を
平気で指導主事が言うということの反面,
そういうことを言われていることに
全く気づかない同世代の教員。

いったいなんなんでしょう。。。
友人と話したのですが、現在、ネットカフェ難民だけでなく、教育格差も広がっていると思います。
「強者」の人々は、「自分の力で這い上がって来い!」といいます。確かに、私もその通りだと思います。
しかし、例えば資格を取ろうとしたり語学の勉強をしようとしてスキルアップを目指そうとしても、教材費に結構なお金がかかるんですよね。
そのお金すら用意することができない。よって、格差が固定化されていく。
せめて、資格取得などについては、国や自治体の補助をもう少し拡充させてもいいのかな、と思います。
 私の認識はとても低いと認識しています。産婦人科で働いていた助産婦さんが仕事をやめたときも、ものすごい過酷な仕事でノイローゼ気味でした。今から5年ほど前ですが、・・・そのときも人間をものだと考えろといわれ悩んでいました。ものと考えなければ仕事にならないくらい激務だったのだと思います。ほんの少しの時間すら余裕がなかったのだと思います。人を人として大切にしたいという気持ちとの板ばさみで苦しみぬいて彼女は助産婦をやめました。

 なぜ、こんなになるまで僕は認識していなかったのだろう。お医者さんはお金もちで余裕があっていいなという偏見がまだ頭から離れません。

 でも一部では開業をして、忙しいながらも無理をせずにがんばっているお医者さんがいると思います。・・・内科医さんとか歯医者さんとか・・・でも確かに小児科さんとか確かにみない・・・

 でも・・・そこまでお医者さんを追い込んだのは、長年の自民党政権に問題があるからだと思うし、それを支持していたのはお医者さんたちの組織だったと思うのですが。・・・・

 社会は、国民のレベル以上にいい社会を作ることはできないといいますが、・・お医者さんたちなりの今までの40年くらいの総括はどのようなものなのでしょう。どの時期で自民党としっかりと縁を切り、自主投票にすべきだったのでしょうか?どの時期に患者さんに本当のことを隠し事なく話すべきだったのでしょうか?なにに期待してしまって間違ったのでしょうか?

 我慢せずにみんなでいうべきじゃないだろうか?お医者さん自身の忙しさはわかるので、いいにくいけど、お医者さんは自分の頭で考えてなにをしても、罰則を持たせないということをルールにしていいんじゃないかな?医者不足の即の解決はないかもしれないけど、少なくても自分たちの首を絞めることがないという歴史的な宣言になるかも。・・お医者さんといえども、自分の頭で考えて行動するということが怖くてできなかった数十年だった気がします。・・いいすぎでしょうか?もしいいすぎていたらすみません。
この1年近く、ほぼ毎日救急病院に通っている私には、
産婦人科医でなくても、どうやって生きているのかというような状況にある
医者を、ほかにも大勢見てきた。

循環器科(特に心臓外科)の医者が一番大変そうかな?
(私の家族が循環器科に入院中だから、そう見えるのかもしれないけれど。)
まともな生活はできないのではないかと思う。
飲み物は、病院の自動販売機だし。
いつ自宅に帰っているのか?
いつ着替えを洗濯するのか?
あれでは、結婚相手も看護師さん以外には見つけられない。

直接世話にならなかったし、感じがいい医者とは言えないけれど、
それでも、あまりに非人間的な仕事で同情を禁じえない。

中学校はしらないけれど、教師より過酷だと思う。
その医師たちは、よそさまの息子さんだけれど、
どうかバーンアウトしませんように!
と、顔を見るたびに思ってしまう私です。

さらにさらに、街に出ても必死で働いている人の姿が目に付き、
正規雇用かしら?派遣かしら?と思ったり、
少ない椅子をめぐっての椅子取りゲームだから、気が抜けないのだ・・・
と思ったり、この日本、どうなって行くの?!と、重苦しい気持ちになる。
もちろん、わが子の状況も思い浮かべながら。

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