歴史小説コミュの新刊　『義塾の原点』下巻

新刊あんない

義塾の原点　下巻
童門冬二　著
定価　2000円＋税
ISBN978-4-9904022-2-8
現在アマゾンで予約販売しています。

〈紹介文〉
江戸時代は私塾の時代だが、おそらくどこどこにどういう学者がいるという情報は、主として口コミで伝えられたに違いない。一旦その情報を得ると、学問を志すものはたとえどんなに遠い所であろうと勇躍たずねていった。さすがにエゾ(北海道)は別枠だったが、東北から九州にかけていたるところに私塾があり、学者がいた。学問を志す者はどんな遠路でも労を惜しまずにたずね、何年間も滞在して門人として学んだ。この本では、東北から九州にいたるまでの江戸時代の私塾を選び出し、たずねて来た門人志望者たちに、「どんな学説をおしえていたのか」ということを主に記述したものだ。

〈掲載されている私塾〉
洋学館――福井県大野市　　「北方交易を目指した大名、土井利忠」　　
鈴屋塾――三重県松坂市　　　「本居宣長の教えたこと」　
藤樹書院――滋賀県高島市「愛敬の思想を説いた中江藤樹」
山紫水明処――京都府京都市　「志士を導いた頼山陽」
心学塾―――京都府京都市　　「商人の心を変えた石田梅岩の人の道」
適々塾――大阪府大阪市　　　「近代日本の人材を育成した緒方洪庵」
洗心洞――大阪府大阪市　　　「救済の狼火を上げた大塩平八郎の塾」
節斎塾――奈良県五條市　　　「原理を教え続けた師、森田節斎」
松下村塾――山口県萩市　　　「維新の立役者を輩出した吉田松陰」
清狂草堂――山口県柳井市　　「異種間交流を実践した“立志の詩”の月性」
呑象楼――香川県琴平町　　　「志士たちを惹きつけたばくち打ち日柳燕石」
西庵精舎――大分県日出町　　「弟子の隠れた才能を見抜く師、帆足万里」
四時軒――熊本県熊本市　　　「実学を重んじ、明治精神を育てた論策家、横井小南

〈イベント〉
2008年9月15日　時代屋神田小川町店にて、童門先生によるサイン会を開催します。
詳しいことは時代屋のホームページを参照してください。
http://www.jidai-ya.com/