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谷甲州コミュの覇者の戦塵【ネタバレOK】

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 久々のシリーズ新刊「空中雷撃」が、ついに刊行!
読了された方もいるかと思いますので、ネタバレOKのトピックを立てさせていただきました。
 未読の方への配慮として、新刊のみならず、覇者の戦塵ネタバレ関係の書き込みは、すべてこちらにお願いします。

 つまり、覇者の戦塵シリーズのすべて、余す隠さず語る場所となります。
ネタバレ部分に及ぶ感想や、ネタバレを踏まえての今後の展開予想など、こちらに書き込んでくださいませ。

コメント(62)

話題に上がりませんが目立たないけれど凄い事をサクッとやりました(笑)
これに気づく、これの歴史的重要性に触れたものは史実研究記事でもほとんど見かけませんが、とうとう帝国海軍空母にカタパルトとそれ用の航空機を登場させました。
これのどこがどう凄いのか、どう説明すれば話が通じるだろう・・・。

まず第二次大戦中、大艦巨砲主義が残るものの機動部隊の重要性に力を入れ、大きく舵を切り大々的に空母を整備した国は日米のみです、英国は対独戦(欧州大陸戦)が先に立つので一歩遅れ気味。
それにも関わらず、日本が唯一空母運用に関して遅れを取ったのが空母用カタパルトとそれ用の機体でした、米国は護衛空母にすら装備し、装備してない空母を探すほうが大変です、英も装備、独伊計画艦も装備予定でした。
たとえば史実の真珠湾攻撃やその他大掛かりな空母機動戦、日空母はカタパルトがないので制約を受けてました。
どのような制約か?、それはもてる攻撃力たる搭載機全てを全力で投入することができません。
カタパルトが無いので飛行甲板の後ろ1/3ほどに駐機できる数が最大攻撃量(一回の攻撃隊に繰り出せる数)なのです。
しかも前列に戦闘機(爆弾、魚雷が無いので離艦距離が短い)次に急降下爆撃機(魚雷よりは爆弾が軽いため)、最後に雷撃機または水平爆撃機という並びに準じた制限もあります。
例えば雷撃機または水平爆撃機だけで攻撃隊を編成すると一度に出せる機数が多少減ります、最低離艦距離が長い機体(重い機体)だからです。
また30ノットの船速が出せる空母はまだよいのですが商船改造等々の軽空母、護衛空母はカタパルトが無いのために搭載機体の種類や運用方法に大きな制約を受けてました。
米空母にこの制限はありません、むしろカタパルト周辺前1/3で発艦させながら後ろ2/3はどんどん格納庫から攻撃隊を順次甲板に上げて発艦準備ができるのです。
見かけ上の大きさが同じぐらいの日米空母を比較すると分かるのですが、日本空母が積極的に露天繋留で搭載機数を稼がなかった(あまり稼げなかった)、米空母が積極的に露天繋留で搭載機数稼いだのもカタパルトによる甲板利用方法の差だと思われます。

第二次大戦後となる朝鮮戦争でのお話ではありますが、第二次大戦中では最新大型の戦闘機であるF-4Uコルセアですが、朝鮮戦争では戦闘爆撃機として運用されてます。
日本空母の常識(カタパルトが無い><)では通常この機体は軽空母や護衛空母では運用できません、零戦/99式艦爆/97式艦攻の後継機も同じような問題を抱えました。
これが米空母の場合インディペンデンス級を除き(珍しくカタパルトが無い)、ほぼ全ての空母(護衛空母を含む)にカタパルトを装備していたためこのような大型機でさえ搭載総数は減るものの機体運用そのものは可能でした。
そしてF-4Uコルセアは朝鮮戦争にてとても小型低速な護衛空母での運用実績が史実として記録があります。

史実にIFは無いけれど、例えば真珠湾攻撃、カタパルトがあったら第一次攻撃隊の機数がグーンと増えて米国の被害はもっと広げられた可能性を考えずにはいられません、他の戦線や軽空母の運用も大きく変わったでしょうね^^
                
さて、話は通じただろうか?(笑)
更に更に(笑)
固定翼機を運用する戦後の正規空母の進化を見れば一目瞭然なのですが、カタパルト+着艦フックの組み合わせはさらにサイドエレベーター(甲板の中央ではなく端にあるエレベータ、米国のみ第二次大戦で実用化済み)とアングルドデッキ(大戦後の発明品)を生み出します。
どちらも飛行甲板をより有効に利用するために生まれたもので、どちらも旧帝国海軍には無かったものですが「覇者の戦塵」ではそこにも一歩踏み込みました。
カタパルト(まだ出力の高い蒸気カタパルトではないが)、アングルドデッキ、サイドエレベータの3つが前振り無しで突然出てきた感がなきにしもあらずですが、さて今後の展開はどうなるのであろう?
射出機の事は存じていますが、戦塵で登場しているのは、
空気圧式、以前インド洋で光鷹に装備されていたのは、確か火薬式でした。
どちらも、潜水艦や巡洋艦の射出機に使用していた方式ですので、
あまり驚きはありません。
史実でも空母加賀を使用して、空気式射出機の実験も行われていますし。
(失敗してますが)

ただ新型の油圧・空気併用型は、少し驚きました。
製作が粟津製作所とありますので、きっと重機の油圧駆動のノウハウを
取り入れて作ったと思われます。
もしこの後、さらに信頼性の高い油圧式射出機が実用化されれば、
艦載機の運用が一気に進みますし、改造空母も新型機の運用も
可能になるかもしれませんね。
> カタパルトについてあまり言及されている仮想戦記は確かに少ないですね。

仮想戦記のみならず、史実の研究でさえ日空母の弱点や運用面での不利をレポートしたものは不思議なぐらい見かけません、また米空母のサイドエレベータの優位性に関しても触れている記事はとても少ないです。
太平洋戦争といえば必ず米国の圧倒的な物量の話が出てきますが、その物量を貪欲にさらに効率よく使いこなすための工夫の話は結構埋もれている気がします。
補足します。

第二次大戦中の米空母に搭載されたカタパルトはすべて油圧式です。
大型空母用のH-1型、護衛空母用のH-2型、エセックスに搭載された新型のH-4B型など。
蒸気式はイギリスが1951年に開発し、その後に米海軍が採用しています、主に大型化するであろうジェット艦載機対策で。

日本は巡洋艦などの艦載機射出用に火薬式カタパルトを、火薬式より強力なカタパルトとしては潜水艦用の圧搾空気を使った物がありました。
軽巡洋艦”大淀”に圧搾空気式の2式1号10型が実用化されましたが油圧式には最大射出能力で劣るそうです。
史実実験に関してはカスペンさんの書かれたとおり加賀で失敗しております。
横須賀に設置したカタパルトから96式艦戦の実験(1939年)とゼロ戦の射出実験(1940年)には成功し、それを受けて加賀での実験となりましたがダミー射出の段階で失敗してそっれっきりらしいです。
>一気にカタパルトっていうよりも何故当時は装備の問題にならなかったのか?
>カタパルトの優位性に気が付いている人はいなかったのか?
>技術的な課題はなかったのか?

こちらにカタパルトをめぐる昭和十八年六月の海軍の会議が(茶化されながら)紹介されています。
http://www.warbirds.jp/truth/tyuukei.html

茶化したくなるのも無理からぬ経緯ではあります。
覇者の戦塵では海兵隊による光鷹の運用実績が大きいですね。上記の会議に見られるようなセクショナリズムに穴を空ける装置として海兵隊が機能してるわけです。
逆に言えば、そういう組織論まで踏み込まないと、仮想戦記ではカタパルトの問題までたどりつけない、ということかもしれませんね。
史実でも合理的な運用で成果を挙げたのが芙蓉部隊だったりするわけで。
>空気圧式、以前インド洋で光鷹に装備されていたのは、確か火薬式でした。
インド洋航空戦に登場した光鷹のカタパルトは空気式ですね。
大峰の油圧・空気圧併用式は意外でした。
そこそこ慣れているはずの空気圧式でも、ここ一番で神鷹のカタパルトが故障してるので
さらに問題の発生しそうな新型をあえて積むとは思いませんでした。
やっぱり空気圧式では早晩限界に達するから、あえて新型の装備に踏み切ったのかな……?
>ぴょいセカンドさん

すいません、光鷹も空気式でした。
手元になかったので、記憶を頼りに書きましたが、
確認したら見事に間違っていました。申し訳ありません……汗

大峰に油圧空気併用型が装備されていたのは、
実験艦であり、航空甲板も短いので、
装備するにはうってつけと判断されたのではないでしょうか?
それで試験的に装備されたのかも。
11月の新刊には2はないみたいですね。
12月に、、出ないか。来年でしょうかね。
IF-CONで、「今年中に出版したい」というような事を甲州先生が仰ってました。
希望が今年中でしたら、予定が来年上旬で、実際店頭に並ぶのは来年半ば(爆)
12月の新刊には2なかったですね。
やはり来年半ば、、
来月の新刊にこれらあります。

谷甲州「覇者の戦塵1944 マリアナ機動戦2」

やっと出ますか。楽しみです。
読みました。

---
ニューギニア戦線が膠着するなか、ラバウルからソロモン海を越え雷撃に向かう陸軍航空隊四式重爆撃機「飛龍」。
敵夜間戦闘機の迎撃に苦戦を強いられるが、試製の禰式「翔竜」が配備され..
---

前巻で登場した防空巡洋艦「大峰」ですが、例によって今回は活躍しません。
今回は重爆「飛龍」と米軍の夜間戦闘機との戦いが描かれますが、それだけでなく、夜間戦闘機の航空管制について通信傍受の専門家の考察が細かく描かれるあたりが渋いです。

このシリーズ基本的に敵側の状況は描かれないので、分析者の視点で推測するのみなのが、いわゆる「戦場の霧」の効果を出していますね。

あとがきによると作者は次の次までは年内に出せると豪語しているので楽しみです。
マリアナ機動戦3が夏くらいで4が年末って所ですかね。
まあ、過大な期待は禁物ですが。
対艦ミサイルの開発、戦塵は史実の十数年先行してますね。
史実の場合、対艦ミサイルは海上航空優勢な西側NATO圏では開発が後発でハープーン配備開始は実に1977年、トマホーク巡航ミサイルの配備は1982年頃です。
航空劣勢、制海劣勢なソ連が先行します、艦対艦、海岸防衛用の地対艦ミサイルの開発が先行。
P-15テルミートは1950年代にソ連によって開発された中距離対艦ミサイルでNATOコードはSS-N-2 Styx(スティックス)。
実戦配備は1950年代後半と思われ、中華人民共和国は1958年にソ連からの供与を受けている。
対艦ミサイルの実戦初戦果は1967年10月21日エジプト海軍オーサ型ミサイル艇がイスラエル海軍駆逐艦エイラートを撃沈したエイラート事件で有名となった。
小型の空中発射型が先行して海岸防衛用の地対艦は後追いするのは史実とは逆ですね。
ただし戦塵は自衛隊の対艦誘導弾開発順序に似てますね。
80式空対艦誘導弾(ASM-1) 1973年開発開始−1979年開発完了、F-1/F-4EJ改にて運用。
88式地対艦誘導弾(SSM-1) 1982年開発開始−1988年開発完了、80式空対艦誘導弾の改良型でロケットモーターからターボジェットへ変更し大幅な射程の延伸、陸上自衛隊が運用。
90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)1986年開発開始−1989年開発完了、88式地対艦誘導弾の艦艇発射型、海上自衛隊が各種艦艇にて運用。
91式空対艦誘導弾(ASM-1C)1986年開発開始−1990年開発完了、88式地対艦誘導弾の航空機発射型、P-3C哨戒機で運用。
93式空対艦誘導弾(ASM-2) 1988年開発開始−1992年開発完了、80式空対艦誘導の改良型でロケットモーターからターボジェットへ変更し大幅な射程の延伸、敵の妨害への対処能力の強化、目標選択アルゴリズムの強化、F-2/F-4EJ改にて運用。
ちなみに次世代対艦ミサイル(XASM-3)開発のコンセプトはステルス性を考慮した弾体形状とインテグラルロケットラムジェット(IRR:推進システムに固体燃料ロケットブースターとラムジェットエンジンを組み合わせ)と呼ばれるシステムを採用し超音速飛翔能力の獲得だそうです。

艦隊護衛レーダーピケット艦と対艦ミサイルの戦いはフォークランド紛争で英艦DDシェフィールドがシュペルエタンダール艦上攻撃機から発射したエグゾセ対艦ミサイルに撃沈されたことを思い起こさせます。
>鏡さん

松型とほぼ同型艦のはずです。
でも、戦時なのでもしかしたら橘型かもしれませんね。
『マリアナ機動戦2』読了しました。

然しまあ皆さんお詳しいですね。

日記書いてます、全然大した事は書いてませんが。

http://m.mixi.jp/view_diary.pl?&id=1451494796&owner_id=13854537
来月の新刊にこれがあります。

覇者の戦塵1944
マリアナ機動戦3
谷甲州 著

刊行予定日:2010/8/25

楽しみです。
「マリアナ機動戦3」面白かったです。

前作の続きで、今回は紫電改での敵夜間戦闘機との空中戦、こちらの世界での紫電改開発史(知識がないので史実と違いが分かりません、あまり大きな改変はない?)、通信傍受の専門家による米軍機動部隊の状況考察、などと盛りだくさん。

これまでタイトルに反してマリアナがあまり出てこなかったのですが、今回やっとマリアナでの戦いになります。
基本的には電子戦で電波妨害機を探知して迎撃しようとする展開で、例によってこのシリーズらしく地味で渋い戦いです。
ここで強烈なレギュラーキャラクターの蓮見大佐が登場します。

非常に面白かったのですが、良い所で続くので早く続きを出してほしいです。
12月に出ないかなあ。。
『覇者の戦塵1944/マリアナ機動戦3』やっと読み終わりました。

いや〜、ヤッパリ面白いわ!

例の御方も登場するし。

日記書いてます、お気軽にお立ち寄り下さい。

http://m.mixi.jp/view_diary.pl?&id=1597571240&owner_id=13854537
4は2月に出ていました。
全編、B29の電探機との夜戦で、やはりこのシリーズらしく地味でしたね。
夏くらいに続きでないですかね。
横山信義「碧海の玉座7」が出ていました。
帯の8月の新刊情報に谷甲州「マリアナ機動戦5」があります!
これは楽しみ。まあ油断は禁物ですが。
「マリアナ機動戦5」読み終わりました、ネタバレ込みで書きますので読んでない方は逃げてw


このトピックのコメント No.25 から”大峰型防空巡洋艦”絡みでカタパルト(+サイドエレベータ+アングルドデッキ)の話をコメントしましたが、そのときのコメント(他の方のものも含めて)を読まれてる方は空母におけるカタパルト関連の利便性/重要性はより深くご存知かと思います。

でですね「マリアナ機動戦5」ではカタパルトが無い事による日本空母における運用上の不利を丁寧に描写されててニンマリしてます。
特に前衛配置した軽空母で描写しているあたりで^^
今回損害を受け、母港に帰還した空母のうち修理時間が少々長めに掛かるものは新型のカタパルトを搭載して帰ってくるかもしれませんね(期間的に可能かな?)。

流石にサイドエレベータ+アングルドデッキは規模にもよりますが短期では無理だと思いますがどうだろうか?
歴史上の話としては米空母、ミッドウェイがアングルドデッキ化を行ってますがミッドウェイは2回大改装して完全版?になっております。
ミッドウェイは2年を要して1回目の大改装でアングルドデッキ化してます、2回目の大改装は4年掛かってます。
まあ一番豪華な改装なので期間が掛かって当然なんですが^^;;;
改装前
http://www.history.navy.mil/photos/images/h97000/h97631.jpg
初回改装後
http://www.history.navy.mil/photos/images/h97000/h97632.jpg
2回目改装後
http://goo.gl/HeJ2c
ちなみにミッドウェイの大改装はお金が掛かりすぎて他空母の改装はこのレベルまで完全改装するのを止めてます。
読みました。
今回このシリーズでは一番派手な展開だったかもしれません。
最初は陸軍の「飛龍」の攻撃ですが、相手はインディペンデンス軽空母ですし、ちょっと地味(そこがいい)のですが、後半は改装空母とはいえ、機動部隊から、天山、彗星改、紫電改、爆装零戦が敵機動部隊を攻撃するというこのシリーズらしくない展開です。
色々あって米軍側の辛勝という感じの結果ですが、被害は米軍の方が大きく、次がどうなるか楽しみです。
マリアナ戦が続いて描かれるのか、最後に言及されるようにもっと日本本土に近い場所なのか。
いずれにしても終わりが見えてきましたかね。
作者の言葉も興味深いです。
http://www.c-novels.com/book/2011-08-25-836.html
> 最初は陸軍の「飛龍」の攻撃ですが、相手はインディペンデンス軽空母ですし

あれ?私読み間違えたかな???

米機動部隊主力はサイパンの東北東海域、マーシャル諸島から回航してきたであろう思われるインディペンデンス級空母2隻の小規模機動部隊はサイパン南東海域で「飛龍」の初回攻撃は米機動部隊主力の方ですよね。

東北東海域への最初の反撃に投入された戦力は不明ですが多くは無さそうです、物語の上では「飛龍」2機以外に海軍の「銀河」3機の記述があるのみです。

このときの禰式翔竜の戦果は不明ですが、「銀河」を含み全体の戦果としてエセックス級などの正規空母クラスにダメージを与えたのではないかとする分析が後半に書かれてます。

サイパン南東海域にいた手負いのインディペンデンス級空母2隻への攻撃、「飛龍」は2回目の出撃です、Page119 第4章の最初に同じ日に2回目の出撃だと書いてあります。
覇者の戦塵、これから先の予測を避けて先を語ります(笑)


著者である谷先生曰く物語りも終盤らしく、ここまで物語の概要が見えてくると読み手側でもある程度の展開はある一定の範囲内で予測できてしまいます。
予測を行えばきっどどれかは当たるでしょう、何故なら選択肢はそんなに多くないと思われるからです。
予想外の展開にも期待しなくもないですが、その他多くの”なんちゃってIF戦記もの”とは別物の「覇者の戦塵シリーズ」ですので歴史小説として期待しています。

予断ですが、私は映画を見たり小説を読むとき、先を予測する事は極力避けるようにしてます。
簡単に説明すると、こうなるんじゃないかと先を予測してそれが当たるとその映画なり小説はとても面白くないのです。
先を予測してそれが外れ、予想外の展開なうえにストーリー展開に無理が無い場合が一番感動するのですが年を取り知恵が付くほどこの展開はかなり難しいです。
映画の予告編はものすごく良く出来てますね、なのでとっても危険です、見る気がある映画は本編を楽しむために絶対に予告編見ません(笑)

話を元に戻して・・・

Web上の「マリアナ機動戦5」のところにある谷先生のコメントはいろいろ考えてしまいます。
http://www.c-novels.com/book/2011-08-25-836.html

特にこれですね。

1.米軍の原爆。
2.ソ連の参戦。
3.中国情勢。ことに国共内戦。
4.満州国の処理と対米交渉。


1.米軍の原爆。
米軍の使いどころ、予測範囲が狭そう?なのでスルーしますw

2.ソ連の参戦。
ヨーロッパ戦線はほぼ史実通りの展開と仮定するにしても、満州は大きな違いがありますね。
史実とは異なり、このシリーズの起点である大慶油田ですが帝国陸軍には生命線である重要な油田防衛任務があります。
史実の帝国陸軍とは異なり、対戦車装備がそれなりにある先陣の帝国陸軍。
ただし、ソ連側は対独戦で散々ドイツから機甲戦術を痛いほど味わって学んでいるのに対して帝国陸軍は大規模な機甲戦経験はありません。
戦陣世界のノモンハンの経験で帝国陸軍の編成がどこまで機甲戦向きに改変されているか?その辺はどうさじ加減されるのか楽しみです。
史実では第二次大戦中、もっとも人的被害を被ったのはソ連です、一説ではソ連だけで軍人1360万人、民間人700万人の死者との数字があります。
ヨーロッパ戦線で大きな被害を出しつつアジア側で大規模な戦闘をどの程度展開(維持継続)できるであろうか?
史実では戦争終結後そのまま冷戦へと移行していきますが、押さえた東欧に戦力を残さねばなりませんからね。

3.中国情勢。ことに国共内戦。
戦陣世界では日中戦争は回避されてますし史実の第二次国共合作もありません。
重要な大慶油田の防衛任務、満州国内の油送ルートの維持が重石となってますので中国へこれから戦端を開く事も無さそうです、逆に中国からは・・・?
国共内戦の推移はどうなるやら?それに対する列強の動きは?

4.満州国の処理と対米交渉。
いや〜、どうなるのかな?www
すみません、やっと読み返しました。
確かに冒頭の「飛龍」の攻撃は東北東へと書いてありますね。
という事は東北東の機動部隊のエセックス級への攻撃なのでしょう。
中盤のインディペンデンス軽空母への攻撃とごっちゃになっていまし
た。
失礼しました。
「覇者の戦塵1944 サイパン邀撃戦下」読みました。
マリアナ戦はこれで終了なんですかね。
蓮見大佐が活躍してかなり米軍に打撃を与えたエンディングでしたが、今後が気になります。
マリアナは膠着状態なので、すぐに米軍が大規模な飛行場を建設できる状況ではないですが、あきらめないでしょうし、どうなるのか。
あと2巻ほどというウワサもありますし、大陸で大きな動きがあってあっさり終了かなあ。
「覇者の戦塵1944 本土防空戦 前哨」読みました。
タイトルは本土防空戦ですが、本土での戦いは割と短く、硫黄島での戦いが中心です。
相変わらず渋い展開ですが、ミサイル関係の発展は凄いものがありますね。
もしかしてそのあたりが航空宇宙軍史につながるのでしょうか。
ミサイルが発展し太平洋戦争を講和に持ち込んだ戦後日本が米ソと対抗し宇宙開発に邁進し、飛躍的に宇宙進出は進む、とか。
今回、終わりにむけて作者は悪役の各務大佐を退場させる予定だったそうですが、、結果は、、
完結はまだまだ先ですかね。
「覇者の戦塵1944 本土防空戦 前哨」読みました。
「C・NOVELS創刊25周年アンソロジー」に収録されていた「高射噴進砲隊」と金髪さんが出てきましたね。
「高射噴進砲隊」出た当時はちょっと危険でした、なにせサイパン、マリアナのネタバレになってたのでw
アンソロジーまで追っかけきれてる読者はどれだけ居られるのだろうか・・・・
本編新書版のどこかで再録とかしてほしいですね

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