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沖倉利津子コミュの日曜日はげんき!!との出会いは...

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さて、このコミュニティーをつくってから正月のあいだ沖倉作品を数年ぶりにすべて読み返してしまった。最後のマーガレットコミックスである『ケンカ友だち』の発行が1990年、もう15年も前のことなのだ。このあと多分テレビドラマ『家なき子』の漫画化を描いたぐらいで新作はでてないのだと思う、きっと三多摩地区のどこかで幸せな主婦となっているのであろう。そろそろまたなにか描いてもらいたいところだ。しかし同世代の作家が描いているようなレディースコミック的な雑誌はあまりにもどぎつい漫画が多くて彼女の作品が持っているある意味まっとうな一種の倫理観のようなものは邪魔になってしまうのであろうか?そういった意味でも90年代を通して少女漫画という世界は無明の世界をさまよったともいえる、もちろん漫画などの作品は現実世界の反映であるから僕らが生きている世界がそう進んでしまったということでもあるだろう。音楽なんかはむしろ現実がゆがむほどリアルで力強いメッセージを持ったものがでてくるものなんだが。
それはそうと沖倉作品を読み返しながら自分の様々な過去の記憶が蘇ってきた、はじめて読んだ小学生のころからなにも変わってないつもりでいたけど気づけばもう37、すっかり変わった自分に愕然としたりしている。
日曜日はげんき!!が出たのが1978年そのころ僕は小学校5年だった、それまでは普通にサンデー、マガジン、チャンピオン、ジャンプなどの少年誌を読んでいて、また2〜3年前から刊行の始まった手塚治虫全集が毎月の楽しみだった。そのころもうすっかり漫画少年だったのだけれど少女漫画はほとんど読んだ事もなくあっても『キャンディーキャンディー』か『はいからさんが通る』ぐらいだった。そんなある日たまたま遊びにいった友だちの家で別マとリボンを読んでしまったのがきっかけだったはず。
リボンではたしか田淵由美子と清原なつの、別マではくらもちふさこあたりの作品にショックを受けついに自分の漫画生活が少年誌から別マ、ララ、花と夢、別コミへと移行してしまう。なぜかリボンには入っていけなかったのだけれど...。ちょうど週マでは『エリート狂走曲』が終盤でえらくもりあがっていた頃、今まで知らなかった少女漫画の世界にほんとに魅了されてしまった。
そうしてセッチシリーズと出会うことになる。なにがそんなに僕を引きつけてしまったのかは当時あまりはっきりと考えることもなかったけどあのセッチの仲間との関係や登場人物すべてがまっとうであることへの憧れが大きかったのだと思う、それとあの府中か調布あたりの住宅地が舞台となっていると思うのだが、それが当時僕の住んでた藤沢市湘南台という土地と同じような雰囲気がありそれがより身近に感じさせていたのかもしれない。
今回読み返して感じたのもまだ世の中のことをなにも知らない子供にもゆっくり成長してゆけばいいというやわらかいメッセージのようなものであった。ほんとあのころ心地よい夢を見ているように生きていたもんな。もうすぐこんな中学生活がくるのだろうか?と思い描いていた自分が懐かしい。
同じようにくらもちふさこの『おしゃべり階段』を読みながら高校生になったらこんな感じなんだろうか?とか河あきらの『いらかの波』や槙村さとるの『青春志願』を読みながらどんなドラマが自分を待っているのだろう....と思っていた。
僕も川中島君のようでありたいと思っていた11歳、このときはまだロックとは出会っていない。

コメント(2)

自分には姉がいるので、小学生の頃から普通に少女漫画を読んでいました。ジャンプやチャンピオンも読んでいましたが、同じように自然にマーガレットやフレンドも読んでいて、そこで当たり前のようにセッチ・シリーズに出会ったように記憶しています。
あの頃の少女漫画はよかったですね。今読み返してみたい作品は結構あります。

そういえば『エリート狂走曲』って大好きだったな。単行本、今でも持ってる。

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