本日、恒例の読書会が行われ、パトリック・デウィットの「シスターズ・ブラザーズ」について、メンバー４人が、それぞれ勝手なことを言い合いました。
初めに問題になったのは、この作品をどういうジャンルの小説としてとらえるかだ。
「シスターズ・ブラザーズ」は西部劇なのだが、エンターテイメントとしてはとらえにくいストーリーになっている。主人公は正義の味方ではないし、勧善懲悪の話ではない。
主人公は殺し屋の兄弟で、この兄弟は悪い意味で依存し合っている。この二人のバディドラマとして読めば面白いという意見はある。一方で、登場人物の誰にも感情移入できなかったという意見も当然ある。
登場人物が破滅型というか馬鹿ばっかりという見方をする人もいた。
舞台は1851年のアメリカなのだが、ともかく無法地帯なのだ。この現代人には理解しにくい社会を面白いという人と、こんな世界で人が生きられるわけがない、リアリティがないという人がいた。
そして、一番問題になったのが、最後のシーン、なんと、兄弟が、一文無しになって母親の家に帰るのだが、これでいいのかと大いに議論になった。
ある意味、とらえどころのない小説で、議論の対象としてはよかった。
そんなやこんなで、何でも感想をカキコして下さい。
初めに問題になったのは、この作品をどういうジャンルの小説としてとらえるかだ。
「シスターズ・ブラザーズ」は西部劇なのだが、エンターテイメントとしてはとらえにくいストーリーになっている。主人公は正義の味方ではないし、勧善懲悪の話ではない。
主人公は殺し屋の兄弟で、この兄弟は悪い意味で依存し合っている。この二人のバディドラマとして読めば面白いという意見はある。一方で、登場人物の誰にも感情移入できなかったという意見も当然ある。
登場人物が破滅型というか馬鹿ばっかりという見方をする人もいた。
舞台は1851年のアメリカなのだが、ともかく無法地帯なのだ。この現代人には理解しにくい社会を面白いという人と、こんな世界で人が生きられるわけがない、リアリティがないという人がいた。
そして、一番問題になったのが、最後のシーン、なんと、兄弟が、一文無しになって母親の家に帰るのだが、これでいいのかと大いに議論になった。
ある意味、とらえどころのない小説で、議論の対象としてはよかった。
そんなやこんなで、何でも感想をカキコして下さい。
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