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イランを愛すコミュの私の敵はイランではない。私の敵は欧米帝国だ。

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ケイトリン・ジョンストン
2024年10月6日


 イランは私の敵ではない。ヒズボラやハマスやフーシ派も私の敵ではない。私の敵は、中東に悪夢をもたらし、計り知れない恐怖の大規模な新たな戦争を始めようとしている欧米帝国主義者と彼らの犯罪仲間イスラエルだ。



 ヒズボラはただのレバノン人だ。彼らが侵略的で異質な存在であるかのように「レバノンをヒズボラから解放する」という表現があるが、彼らはイスラエルと欧米諸国がもたらした不正と虐待から自然に生まれた完全に現地の戦闘部隊だ。

 帝国の言論歪曲装置は常にこれを行う。その国に及ぼしたい暴力を正当化するため、殺害したい人々を、標的国の他の人々から切り離そうとして、帝国は物語を利用する。連中は、自分たちの利益と対立する特定政府や国内分子を排除したいので「テロリスト」や「邪悪な独裁者」や「政権」について口走り始め、ある国を攻撃し、服従しない人々を殺害しているだけでないかのように見せかける。

 連中が殺したい国民を、国から切り離せれば、その殺害行為を、そこに属さない勢力から解放する英雄的行為として連中は描けるのだ。もし連中が人々にそれを信じさせることができれば、連中は自分たちの利益のためではなく、攻撃している国の利益のために、人々を殺していると信じさせることができるのだ。

 だが、それは文字通り常に彼ら自身の利益のためだけに行われる。それは文字通り常に嘘だ。



 「ガザでの戦争犯罪調査」と題した重要な長編調査番組をアルジャジーラは新たに発表した。これは非常にお勧めだ。イスラエルの残虐性と残忍さの最も強力な証拠の一部は、イスラエル兵自身が撮影した映像だ。このドキュメンタリーの中で、アルジャジーラは多くの兵士を特定し、名前を挙げている。


 イスラエルはおそらく、これに対する報復としてアルジャジーラを更に激しく攻撃するだろう。



 私はレバノン人作家リナ・ムンザーの次の一文を読んだ。「昨年最も痛ましい認識は何だったかをどのアラブ人に尋ねてみても、こうだ。我々の非人間化が余に深刻なので、世の中で以前と同じように機能するのは不可能だと気がついた。」

 これは最近私がよく考えていることだ。アラブ人は西洋から完全な人間として見なされていないというメッセージは、あまりにはっきり、否定しようもなく心に突きつけられており、それを見ないようにするのは不可能なはずだ。彼らは、これを学んでいる他国の単なるよそ者ではない。彼らは我々の隣人で同僚で友人で、我々の共同体の知り合いだ。そして彼らは、自分たちの命がここで西洋人やユダヤ系イスラエル人の命と同等に扱われていない山のような証拠を目にしながら毎日、白人西洋人と交流しなければならないのだ。

 イスラエルを支持したり、何も問題ないかのように振る舞ったり、アラブ人の命を気にかけるアメリカ人を「単一論点有権者」と呼んだり、デモでヒズボラの旗を振る人に大声で叫んだりしながら、イスラエルによるレバノンでの虐殺に、ほとんど注意を払わなかったり、イスラエルがガザに与えてきた遙かに酷い破壊を一年無視した後、10月7日の1周年記念日を厳粛に祝う準備をしたりしている我々を彼らは見ている。

 それで一体どれほど打ちのめされるだろう。一瞬一瞬、それで一体どれほど頭を悩ませるのだろう。過去一年、毎日のように自分の非人間化に打ちのめされた後で、我々私の社会の人々と交流するのはどれほど不快なことだろう。

 最悪だ。実にひどい。この社会はとんでもなく病んでいる。



 反アラブ人種差別は、この一年で10万人を超える人々の殺害につながり、反ユダヤ主義は、一部の人々の感情を傷つけた。社会が再びユダヤ人を絶滅収容所に集め始める可能性は0.0%だが、欧米諸国やイスラエル同盟諸国がアラブ人を完全な人間とみなしていないため、現在ガザとレバノンで何千人ものアラブ人が虐殺されているのは100%現実だ。

 反ユダヤ主義を、社会における大きな差し迫った脅威として描くことにイスラエル支持者は大きく依存しているが、連中が示すものに最も近いのは(A) 親パレスチナ運動または (B) 昨年のハマス攻撃のいずれかを指摘することだ。これらはどちらも反ユダヤ主義ではない。ハマス攻撃は、ユダヤ人だからではなく、彼らが植民者なので、植民地化された人々が植民地主義者に必死に反撃しようとしたものだった。抑圧者がたまたまユダヤ人なのはパレスチナ人のせいではない。親パレスチナ運動は、大量虐殺への反対と人権支持で構成されている。

 それ以外に反ユダヤ主義が大きな脅威だと示唆するものとして人々が指摘できるのは、時折のヘイトスピーチや、たまに精神異常者がシナゴーグを襲撃する事実だけだ。これらは、反アラブ人種差別によって可能になっている中東で見られる大量虐殺に比べれば大海の一滴に過ぎない。これらは決して同等ではない。全く比較にならない。

 反ユダヤ主義を反アラブ人種差別より大きな懸念、あるいは同等かそれに近い懸念だと感じさせる唯一の方法は、自分が人種差別主義者になることだ。反ユダヤ主義という比較的小さな懸念を、ガザやレバノンで毎日行われている虐殺や残虐行為と少しでも比較できるようにするには、アラブ人の命はユダヤ人の命より遙かに価値が低いと見なさなければならない。

 民主党はトランプ政権時代にはナチスとファシズムの脅威について叫び続け、バイデン政権時代にはガザで大量虐殺を犯し、ウクライナでナチスに武器を与えるのは構わないと主張し続けている。

 イスラエル擁護者連中は、その多くが事実として偽りとわかっていることを信じているふりをしている点で独特だ。空爆や狙撃兵や包囲戦で、イスラエル国防軍が民間人を故意に標的にしているのを連中は知っているが、ハマスとヒズボラだけを標的にしていると信じるふりをしているのだ。イスラエルが根深い人種差別と虐待の国だと連中は知っているが、イスラエルをアパルトヘイト国家と呼ぶことは反ユダヤ主義の誹謗中傷だと信じるふりをしているのだ。赤ん坊が焼かれたり首をはねられたりしていないと連中は知っているが、イスラエルに犯してほしい残虐行為を正当化するため、そう信じているふりをしているのだ。ジェレミー・コービンが反ユダヤ主義者でないと連中は知っているが、親パレスチナ左翼を権力の座から遠ざけるため、そうだと信じているふりをしているのだ。

 もちろん、連中がそうしていると、あなたが言えば、連中はあなたを嘘つき、反ユダヤ主義者と呼ぶだろう。だが連中は、それが真実だと知っており、それが真実だと、あなたも知っていることを知っている。だが、とにかく連中は偽りのたわ言を信じているふりをし続けているのだ。

 最も影響力ある評論家や政治家から一般市民に至るまで、イスラエル支持者連中は、この嘘を続けるため驚くべき団結力を発揮している。私が思いつける最も良く似た例は、親たちが団結してサンタの存在を信じているふりをしていることだ。だが連中は子どもの魔法の空想を生かし続けるためでなく、民族浄化と侵略戦争のためにそうしているのだ。

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