映画を評価しよう（主に洋画）コミュの硫黄島からの手紙

辛いです。
重いです。
私たちの心にずしっと響きますよ。この作品は。

この硫黄島を奪われる＝本土にいる家族も奪われてしまう。
自分の命と引き換えに、家族を、国を守ろうとした
日本軍兵士たちの気持ちなんて、今のあたしが簡単に理解できた！
なんていう資格なんてありません。

渡辺謙をはじめとする登場人物はみなカッコよすぎます。
中村獅童の役は、彼本人とかぶってちょっと可愛そうになりましたが（笑）
当時の日本には彼のような考えを持った人も多かったんでしょう。

だらけるシーンは一切無ありません。
悲しく、希望のない内容が約2時間半も続く長い映画ですが
1800円以上のお金を払う価値は十二分にありますよ。
というより日本人は観ろ！！！この映画！！！必須科目だ！！！(^^;;

以下少し気になったとこ。

長い映画の割には
日本軍がだんだんと追い詰められていく状況がつかめませんでした。
抗戦しつつもむなしく、攻められていくシーンをすっとばして
いきなり集団自決のシーンをみせられても
いまいち兵士たちの感情移入ができませんでした。
そこが唯一の不満点かな？

ううっ、イーストウッド様、アメリカ映画様
こんなに素晴らしい映画をつくっていただいてありがとうございますーー(ToT)

ラストサムライといいこの映画といい
ホントは日本で作らなきゃいけない映画なんですけどね
（まぁお金がないからしかたないのかな）