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高木 薫子:KAORUKO TAKAGIコミュの高木 薫子 オペラレポート

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 ジョゼッペ・ヴェルディ 歌劇《椿姫》
 2008年7月11日 新国立劇場
 指揮 城谷 正博
 演出 ルーカ・ロンコーニ
 ヴィオレッタ 木下 美穂子
 アルフレード 村上 敏明
 ジェルモン 折江 忠道
 合唱 新国立劇場合唱団
 管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団


 りょうくんさんから、オペラにお誘いをもらった。他の人はみんな用事があって行けない。「一人で東京にオペラを見に行く?」と母から聞かれてすごくドキドキした。まず、一人で東京に行くだけでも初めてなのでドキドキしたが、なによりもオペラを見に行くという事が一番ドキドキした。《椿姫》を見るのは初めてだったので、家を出る前にCDを聞きながら《椿姫》のあらすじを何度も読んでから家を出て行った。行きの電車の中でもあらすじを何度も読んだ。このオペラも、とても悲しい物語だった。

 新宿駅の改札口で、りょうくんさんが待っていてくれた。りょうくんさんに会えた瞬間、とても緊張していた心と体が柔らかくなった感じがした。最初にまず、りょうくんさんが予約していた主役の木下美穂子さんへのお花を取りに行った。そこから初台へ電車で行って、新国立劇場に着いた。

 いよいよ前奏曲が始まった。暗い感じの曲だったけれど、どこか明るい感じにも聞こえる。そして、幕が開いた。アルフレードがヴィオレッタをじっと見つめているのが分かる。アルフレードが初めてヴィオレッタと話した時ヴィオレッタの事が好きだと言ったが、ヴィオレッタは、その事を信じなかった。だが、その後アルフレードとヴィオレッタは二人っきりになり、ヴィオレッタは、アルフレードは本当に愛してくれているという事に気づく。アルフレードが帰った後、ヴィオレッタは一人で考えたが、自分はそんな立場ではないと自分に言い聞かせるが、外からアルフレードの愛の歌が聞こえてきたため、なかなか気持ちの整理がつかない。ヴィオレッタは声をふるわせて再び自分に言い聞かせる。私はこの時、いくら身分違いだと言っても、愛し合う事に戸惑うなんて、かわいそうだと思った。

 第ニ幕は、アルフレードの父親のジェルモンが、ヴィオレッタにアルフレードと別れてくれと頼みに来る場面。ヴィオレッタはもちろん最初は断ったが、悲しい心を乗り越えて、「アルフレードのためなら」と言い、アルフレードへの別れの手紙を残し去って行った。怒り、復讐を誓うアルフレード。私はアルフレードに、誤解だと叫びたくなったが、観客の私にはできないのが悲しかった。第ニ場では、気まずい雰囲気の中で仮装舞踏会が始まった。ここの一番の聞き所と言えば、やはりアルフレードが皆の目の前でヴィオレッタにお金を投げつけて侮辱する場面だろう。私はこの場面を、ヴィオレッタがかわいそうでかわいそうで見ていられなかった。

 第一幕では明るく軽やかだったワルツの三拍子のリズムが、幕が変わるたびに、だんだん重く沈んでいくようになる。第三幕では、ヴィオレッタが最後までアルフレードを愛し続けているというところが一番感動した。最後の『新しい力がみなぎってくるよう。』というところをとても明るく天に語りかけて、体は死んでいくのにヴィオレッタの美しい心はもう天国に向かっているのだと思い、悲しみと感動で胸がいっぱいになった。

 りょうくんさんのおかげで、木下さんの楽屋に行って木下さんに会うことができた。すごくきれいな人で、体も立派で強そうだった。やっぱり、歌手は体が楽器なんだと思った。

 電車の中で、私は《椿姫》で起きたことをふり返りながら家に帰った。今回、一番感動した場面は、やはり最後の『新しい力がみなぎってくるよう。』の場面だった。私は、その時は目が涙でいっぱいだった。私も、ピアノでお客様に感動してもらえるように頑張りたいと思う。

コメント(2)


 ○ SANTA さん
 お書き込み頂き、有難うございます。オペラが大好きなものですから、学校をお休みにして行かせました。(苦笑) 帰って参りましてから、立ち振る舞いが少しだけ優雅になったようです。(笑)

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