下記は読書録です。
30年前に買った森三樹三郎の「無の思想」読んでいて、荘子の運命随順、宿命論を読んで面白がっている自分がいる。
昨年、朱子学／陽明学を大学で勉強したが、今回30年振りに別の世界「無の思想」を読んで、改めて非常に面白かった。中国人の運命論やインド人より理論が不得意で、体験的直観を重んじる中国人など----
中国仏教の禅と老荘思想との関係は非常に面白い。
有為自然、無為自然----
「天」の考えや「気」は大学の授業ではよくわらなかった、かなり解って来た−−−嬉しい！
P67-68 農業は自然支配を最も強く受ける産業であるから-----それは所謂、東洋的停滞の現象の原因でり、結果であった。
30年前に、本に鉛筆で書き込みがあって、「農耕民族に合理主義が生まれなかった理由で、この考えは会田雄二と同じこと言っている」と書いてある。
西洋ではサルトルから始まった訳ではないでしょうが、必然性を嫌う精神が合理主義へと向かい、製造現場での改善、トヨタシステムに繋がり、豊かさに続く---のでしょう。
社会が豊かになるのと、個人が精神的に豊かになるのは別のものですが、35年前、講演会で梅棹忠夫が若者の質問「どのように頑張れば良いでしょか？」に対して、「何故頑張るのだ、頑張る必要が無い」と答えた。後で解かったのですが、実は彼は老荘の思想家であった。
30年前に買った森三樹三郎の「無の思想」読んでいて、荘子の運命随順、宿命論を読んで面白がっている自分がいる。
昨年、朱子学／陽明学を大学で勉強したが、今回30年振りに別の世界「無の思想」を読んで、改めて非常に面白かった。中国人の運命論やインド人より理論が不得意で、体験的直観を重んじる中国人など----
中国仏教の禅と老荘思想との関係は非常に面白い。
有為自然、無為自然----
「天」の考えや「気」は大学の授業ではよくわらなかった、かなり解って来た−−−嬉しい！
P67-68 農業は自然支配を最も強く受ける産業であるから-----それは所謂、東洋的停滞の現象の原因でり、結果であった。
30年前に、本に鉛筆で書き込みがあって、「農耕民族に合理主義が生まれなかった理由で、この考えは会田雄二と同じこと言っている」と書いてある。
西洋ではサルトルから始まった訳ではないでしょうが、必然性を嫌う精神が合理主義へと向かい、製造現場での改善、トヨタシステムに繋がり、豊かさに続く---のでしょう。
社会が豊かになるのと、個人が精神的に豊かになるのは別のものですが、35年前、講演会で梅棹忠夫が若者の質問「どのように頑張れば良いでしょか？」に対して、「何故頑張るのだ、頑張る必要が無い」と答えた。後で解かったのですが、実は彼は老荘の思想家であった。
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