ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

動物から学ぶ素直な生き方コミュの豚もおだてれば木にのぼる

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
先日、有線テレビで1995年製作のオーストラリアの映画で、農場にもらわれてきた小豚が自分の母親のようにかわいがってくれた牧羊犬の影響を受け、牧羊犬の仕事を覚えてコンクールに出て優勝するという大変奇想天外なストーリーの映画を見た。

まるでディズニー映画のようなアニメ的展開なのだが、実際の豚が主役ででてくるし、動物も全部本物の動物役者で、それはたいした役者ぞろいである。そして豚や犬が考えていることが人間的ではなく、それぞれの立場や役割をわきまえた動物らしい考えや振る舞いをみせてくれるところが非常にリアルにできている。
 実は私の南米の農場の雰囲気がけっこう似ていた。そして豚は実際に思い込みで犬になったり、木に登ったり、さらには空を飛んだり(紅の豚)もする。(しない?)

 近所の農場である時お産をした豚が死んでしまい、しかたなく子豚を乳飲み子を抱えた母犬にくっつけたところ、はじめは嫌がっていたメス犬もそのうち、他の子犬と一緒に自分の乳を飲ませるようになり、その子豚はメス犬に育てられたのである。
 そしてその豚は自分を犬だと思い込んで育ち、(醜いアヒルの豚バージョン)ご主人が外の用事に出かける時は見送りに行き、そして帰ってくると、他の犬たちを一緒に賑やかに出迎えるようになったという。そして他の犬がご主人に寄ってきて飛びついたり、手をなめたりするのも豚も一緒になってやるので、大きくなった時は犬よりも体重があるので困ったという。そして、周りの人たちが、いつ食べるんだい?そろそろ食べごろだろうといった話をすると、子供みたいにじゃれ付いて育ってしまったのを食べれるわけがないだろうといって、彼は死ぬまでかわいがったということを覚えている。この豚も主人が牛を集める時には犬たちといっしょに牛を追うので、村では有名な牧童犬だった。

 そういう事例をしっているのであの映画はけっこうリアルでもしかしたら実話をもとにしているかもしれないと思っている。

 しかし、思い込みの力とはすごいもので、豚が犬になりきったり、犬のくせに猫と育ったため猫のように鳴き、猫のように穴をほって糞をする犬もうちにはいた。

 さすがに猫は集団動物ではないので、目の前の手本に同化してしまうようなことはないようだ。

 しかし、この思い込みのメカニズムは無視できないものがある。
 私が中米パナマで大学生たちに空手の先生をしていた時、生徒たちを空手の大会につれていって、初めての競技でびびっているやつらに「お前たちはそこらの学生とは根性が違うんだ。そして俺のように本場の日本からきた先生がついてるんだ、みんなぶちのめしてこい!」といった激を飛ばしてやると、まだ5〜6ヶ月しか習っていない学生が2〜3年もやっている他の大学の黒帯相手に勝ったりしてしまうことが起こり、決勝戦では私の弟子たちで争う結果になったりしたことがあった。

 私も自分の弟子が本当に勝てるとは思っていなかったので、予想以外の結果がでてうれしかった。その時の経験から頭にのこった教訓とは、「豚もおだてれば木に登る」というディズニーのライオン王の豚の話だ。
 今回のベイブもやっぱりそうなのだ。思い込みの激しい豚は未知の可能性をひめているのだ。

 だからお母さん、子供が、大きくなったら総理大臣になるからね、といっても馬鹿にしていけません。上を目指すんだったら思い込みはプラスになると思います。

コメント(1)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

動物から学ぶ素直な生き方 更新情報

動物から学ぶ素直な生き方のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング