是枝裕和コミュの【再刊】3/4（火）是枝監督『雲は答えなかった』発売

是枝裕和著『雲は答えなかった高級官僚その生と死』が
PHP研究所より3月4日に発売されます。

これは監督29歳の頃に書かれたノンフィクションで、
20年以上経って再発刊する理由と意味は、
映画作家・想田和弘さんによる見事な解説で書かれています。

水俣病という問題を扱った社会派ノンフィクションでありながら、
「夫と妻の物語」
そして「夫を失った妻のグリーフワーク（喪の作業）の物語」としても
本当に心を打たれる作品です。

＊なお別トピックであげていますが、福岡県西南学院大学にて
3月3日（月）に監督の上映会＆講演会＆サイン本発売（70名限定）が行われます。
入場無料、事前申込不要、一般市民にも公開ということなので、お近くの方はぜひ。

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是枝裕和監督初のドキュメンタリー『しかし…福祉切り捨ての時代に』（フジテレビ「NONFIX」1991年3月）放送後に、さらなる取材を試み、29歳で執筆した処女作。

自身の良心と、職責との板挟みの末の悲劇……。1990年、水俣病訴訟を担当する官僚の自殺はそう報じられた。だが妻の証言、彼の歩みを辿るうち、見えざる側面が浮かび上がってきた。なぜ彼は、詩に「しかし」の言葉を刻み、「雲は答えなかった」との結論に至ったのか。その生と死は何を問いかけるのか。若き日の是枝裕和監督が描いた渾身のノンフィクション。

http://www.amazon.co.jp/雲は答えなかった-高級官僚その生と死-PHP文庫-是枝裕和/dp/4569761550