Ｂｌｕｅ　Ａｓｉａ／久保田麻琴コミュのモロッコからグナワの師匠が来日します。

皆さん、こんにちわ

僕は今年の８月から１０月のおよそ二ヶ月間

モロッコのラバトで　現地の先生についてグナワ音楽を学んでいました。

blue asiaではHotel・Moroccoとして取り上げられた

モロッコの民族音楽です

学んだのは主にゲンブリというベースと三線を合わせたような弦楽器です。

先生はマーラム・サディークというまだ若いマーラム（師匠）です。

毎日のように先生の家に通い　いろいろな体験をしました

例えば

リーラと呼ばれる参加者がこぞって強烈なトランスに飛び込んでいく儀式

儀式の前に生け贄に捧げられる山羊達

曲毎に異なった精霊に合わせてトランスし始めた列席者に巻かれる布

清めお香、マーラムの説教、お布施

激しいトランスの中で悦びとも苦悶ともつかない声を上げ最後には失神してしまう女性たち

でも意外にもケロッとスッキリしたような顔で帰って行く参加者たち

日本では先ず味わえない種類の興奮でした

独特の精霊信仰、聖人信仰とイスラム教が混ざった独特の世界観

１６世紀にマリやギニアからモロッコに連れて来られたという

グナワの民の文化の多くは現在も謎に包まれています。

モロッコの生活が進むにつれ僕は先生との間に

次第に厚い信頼関係を築くことが出来ました。

彼はエッサウィラのグナワ　フェスにも何度も出演経験があり

ハミッド・エル・クッサリや他の超大御所マーラム達と

海外公演を行ったことがある折り紙つきの音楽家であり

そのうえ彼は滅多にいないほど純粋で、

そして驚くほど正義感の強い人でもあります。

僕はいつしか　彼を東京に招こうと決心していました。

今年（2012) 11月20日～12月20日までの一ヶ月間

僕の先生　マーラム・サディークが日本に滞在します。

来日情報　

　　ブログ　　　　　　　http://gunawa.exblog.jp/
　　
　　FACEBOOKページ　　　http://www.facebook.com/gunaoua?ref=hl

グナワが縁で一昨年知り合った沖縄在住のミュージシャン　

津嶋としひと　さんは僕が最も尊敬する音楽家のひとりです

マラケシュのフナ広場でグナワに出会った彼は

なんと１２年間も独学でゲンブリを学び

今や素晴らしいゲンブリ演奏家になりました。

今、彼は日本の民謡や沖縄の島唄

ジミ・ヘンドリクスやボブ・マーリーの曲

そして自身のオリジナルをグナワ化しゲンブリで演奏しますが

それはただちょっと新しい奇抜な組み合わせをやったみた

というようなレベルではありません。

そこにあるのは本当に新しい音楽です。

もともと彼はitunesのblues部門で配信世界トップをとった

ことがある実力のあるシンガー・ソングライター　ギタリストでもあります。

今回、僕の先生マーラム・サディークと

畏友　津嶋としひと　さん　は日本でレコーディングをします

2013 1月ituesで配信予定です。

そして2012 11月20日～12月20日

東京、関東各地、名古屋、大阪などでライブを行います。

http://gunawa.exblog.jp/i4/

モロッコからマーラムが日本に来ることは滅多にありません

どうぞ、この機会に本場のグナワを体験してください。