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記憶に残る医療関係者コミュのA病院小児科病棟の看護師さん☆☆☆☆?

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長男が生まれて、6カ月検診で心臓に雑音があると指摘された。その当時は、携帯はおろかポケットベルも無かったから、仕事を終えて9時過ぎに帰宅。
妻は泣きながら、心臓が悪いらしいと伝えた。半分同居の義母もずっと泣きっぱなし。検診医の紹介状を見ると「心室中核欠損の疑い」とのコメント。家庭の医学を調べたり、赤ん坊の胸に耳をつけたり眠れぬ夜を過ごす。普段と変わりなく母乳を飲んですやすや寝ている長男を見ていると、信じられなかった。
翌日、担当病院でもあるし、心臓外科でも有名な前述A病院へ、会社を休んで妻と長男を連れて行く。
午後の小児科心臓専門外来には、心臓病の子供ばかり5人位いた。術後の漏斗胸の子供を見ると胸が痛んだ。医長のB医師は、聴診器を当てるなり、「心室中核欠損です。夕方、CTをとりましょう。」と言った。外で2時間ほど時間をつぶし、CTをとってもらった。幸い、横隔心臓比率はそれほど問題なく、ファロー症候群でも無いから様子をみましょうとのコメント。半分ほっとしたような、複雑な気持ちだった。CTをとるのに、麻酔薬を含まされた長男はぐてっとしていた。
月に2度外来に行って経過観察。まわりの子供に比べると、まったく病気とは見えない我が子。何故、ここに来るのかわからないくらいであった。診察日は、A病院訪問日と決めて、妻が長男を連れてくると、MRから患者の父に早代わり。この点では、自分がMRであることに感謝した。
ところが、2カ月目にやや心肥大の傾向が認められ、ドップラー検査となった。ちょうど、カラードップラーの新しい機械を入れたばかりで、長男が第一号。機械屋さんが立会いの元、B医長が悪戦苦闘。機械屋さんの説明を先生と一緒に受けた。B医長も私と顔なじみであったせいもあり、様様な機能を試していた。シャントが綺麗に色分けされて見えた。自分の子供でなければ、ヘェの世界だが、見えているのは我が子の心室から動脈血が右心室に逆戻りする映像。さらにやや肥大した心臓。
1週間後、長男はやや風邪気味。電話すると、ジキタリス投与を行うので、肺炎予防も兼ねて入院させなさいとのこと。至急、用意して即入院。完全に隔離されたガラスに囲まれた6つベッドのある部屋へ。面会は、週3回30分以内で、患者1名につき1名のみ。2名以上の場合は、交代で入ることになっていた。泣いている妻を抱えて帰宅。
翌日から、A病院に行くと小児科特別病棟の師長さんから、手招きされた。病棟の前まで行くと、一人の看護師さんが長男を抱いてガラス越しに面談。10分位ガラス越しにあやした。思わず涙がこぼれる。基幹病院だったので、ほぼ毎日訪問していたため、毎日我が子とガラス越しに面談。看護師さんは嫌な顔ひとつせず、抱きつづけてくれた。また、外から見えるところにベッドを配置してくれたおかげで、病院訪問時、帰る前に通路から我が子を見てから帰るのが日課だった。当時は夜間訪問もできたので、仕事がはやく終わると必ずA病院に寄ってから帰った。時々、規則違反であるが、看護師さんが廊下に抱いてきてくれて、親子水入らずの対面。おかげで、面会日はすべて妻と義母に時間を与えられた。
幸い2週間で退院。長男9カ月目のできごと。
その間ショックだったこともいくつか。言葉が早かったため、「ママ」とも「マンマ」ともつかない言葉を半年で言っていたが、入院してまったく言わなくなったこと。また、ハイハイ、つかまり立ちも早かったため、元気が良すぎて、ベッドにつかまり立ちして危険かつ点滴を抜いてしまうため、拘禁ベッドに時々寝かされて点滴をしていたこと。風邪で鼻水をたらして顔がカペカペになっていた日があったこと(正直一度自分の子供がどこにいるのか分からず、親として失格なのかと落ち込んだ)。
退院して来てからが大変だった。妻と義母は、もう離さないとばかり。朝晩7時に必ずジギタリスをツベルクリンシリンジで計って飲ませた。感染症のリスクが高いため、砂遊びは厳禁、なるべく人込を避けて遊ばせるはめに。
それでも11カ月になる前に、近所の公園の芝生で遊んでいたら突然歩き出した。幸い、1歳半で自然閉鎖し、その後は2カ月に一度の経過観察。2歳で病院と縁がきれた。その間、外来、病棟の看護師さんにずいぶんかわいがられた。3歳の時、義母が癌で入院したときも、覚えていてもらえて、子供の立ち入りが禁止されていた病棟に、特別に入れてもらえ、義母にはずいぶん癒しとなった。子供でも顔パス状態?
担当MRであったため、公私混同もあるが、人間味あふれる方々ばかりで、今でも感謝している。
ちなみに長男は後遺症も無く、小学校、中学とサッカーをやるくらい人並み以上に健康。高校から東京に来たため、私と同居。変な単身赴任生活を共同で行っている大学1年になった。

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