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記憶に残る医療関係者コミュのいわゆるお役人のDR☆☆★★?

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○○省のDrと話す機会がけっこうあったので。
すこしヤバイ話なので、抽象的に書きます。

製薬産業を育成する気はある。
国内開発品を海外に導出することをさかんに勧めてきた。いつも、海外の高いものを更に高く買わされて、外貨を流出させることが多いが、逆に、日本で製造したキット製剤などは海外に高く売っているものも多い。
よって、世界で初めて(純粋にはそうでなくてもほとんどうれていないもの)で、世界に技術と共に売り出し、外貨を稼ぐ方に回って欲しい、日本発のグローバルスタンダードを生み出して欲しいという思いをぶつけられた。

国民医療費をコントールするという意識は高い。
そのくせ、いざ国内販売の薬価とか保険償還に関しては、非常に厳しい見方をしてくる。
いきなり価格を削りまくる。原価よりも、開発、流通、プロモーション、MRの人件費にコストがかかるのであるが、コストはかなり低く見積もる。多品種を開発している企業ならわかるが、中小企業は単品開発に近く、人件費をその製品ですべてまかなう必要がある。例えば、開発に10年かかったとする。そこに雇っている開発要員は、他の業務をまったくしないわけではないが、ほとんどその製品にはりつく。よって、1500万〜2000万×10人×10年としたら、当然15〜20億のコストを回収しなければならない。ゾロが出るまでの6年間でペイするとしたら、当然年間3億円を稼ぎ出すだけの薬価が欲しい。医療機器は、もっと悲惨で、保険償還を取るには、医薬品に準じた治験が必要な割には、承認から3年、すなわち保険償還価格の取得に半年かかるので、実質2年半で後発品が出てくる。これでは、とてもペイできない。
だから、ほとんどの医療機器は保険償還をとらず、まるめの中でやっていく。病院にとっては当然、コスト以外の何物でもない。従って、病院の買い叩きにあい、利益率は極端に悪くなる。

すなわち、国内ではできるだけ安く(といっても最低限の回収が可能な薬価や保険償還価格はつける)、海外では高く売って欲しいというスタンス。

ただ、販管費は、年間100億円の製品でも1億円の製品でもそれほどは変わらない。個数による手間は、大型かつ数量が大きいものほどかかるが、売上ほど乖離しない。
このことも理解して欲しい。
ただ、製薬会社もできる限り高い薬価を取るよう必死。
キツネとタヌキの化かし会いとは言わないが、どっちも言い分があるから難しい。

基本的には、結構好きな部類のDr達ではある。

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