ヒグマ☆羆☆ひぐまコミュの参考にならない熊の飼い方～６～オウム年齢

｢オウム年齢｣は私が勝手に名付けた言葉です。

先日聞いた話なんですがね、オウムという鳥は思いのほか長命で50年位生きるそうです。
なので責任を持って生涯飼うには、遅くとも30才迄には飼い始めないといけないと言うのがオウム愛好家の定説だそうで。

長命な動物なら陸ガメ年齢でもインドゾウ年齢でも同じ事。
金魚だって40年以上生きた例がありますから油断は出来ません。
飼育下でのヒグマの寿命は30～50年とか。

父がペーさんを飼い始めたのは50才を過ぎてから。
100まで生きるつもりだったのか、いや生きてもおかしくないような父ではありました。

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末っ子の私が二十歳を過ぎて数年後、父が胃痛を訴えはじめました。
元々胃弱気味ではありましたがちょっと様子がおかしいなと思った時には既に医師にリミットを告げられる程進行が進んだ胃癌でした。

即入院。
ペットだけでなく家業的にもアニマルフルな農場は母と兄が必死に面倒を見て、OLだった私は仕事の後父を見舞っていました。

職場の取引先に偶然、父の担当医と懇意な医療関係者の方がおりまして、仕事のついでに父の現在の病状や治療計画や投薬の内容等を素人の私にも解りやすく説明してくれ、色々相談するうち何て有難い・・とその方と結婚する事になりまして。

２人で父の病室を見舞っていましたら

｢あら○○さん、'みの'さんのお父様とお知り合いでしたの？｣

と換えの点滴を持ってきながら彼に話し掛ける看護師さんあり。
良く見ると彼女は私の中学時代の同級生で、彼とも仕事を通じて知り合いのようでした。

｢僕達結婚するんですよ｣

と彼が言うと一瞬驚いたような表情をして、少し口元を歪めながら懐かしいフレーズを口にしました。

｢'みの'さん家って熊飼ってたわよねえ…｣

何故このタイミングでおめでとうございますも無く熊の話。略して熊バナ。

そう言えばこのヒト昔からイケズな人だったかも…。

全くのノーガード状態に突如くり出された先制パンチにうっすら凍りつく内科病棟六人部屋。
さあその時の対応やいかに。

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すいません終わりきれませんなんだ。
次回に続きます。