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パレスチナ問題を考える会コミュのVW車は即刻廃車処分ですよ!自称「イスラエルボイコット」の皆さん!

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無印良品の「イスラエルボイコット」に阿鼻叫喚して「勝利」宣言のドヤ顔だったパ翼の皆さん、まさかまさか、フォクルスワーゲンの自動車に乗ってませんよね?

お持ちでしたら、売却ではなく、即刻廃車処分をお願いします。乗車する機会があっても、一切乗車拒否して下さいね。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25H23_V20C16A5MM0000/?n_cid=NMAIL001

トヨタやVW、配車アプリと相次ぎ提携

2016/5/25 10:43

 世界の自動車大手が配車アプリを手掛ける新興企業と相次いで提携する。トヨタ自動車は25日、業界最大手の米ウーバーテクノロジーズと資本・業務提携すると発表した。独フォルクスワーゲン(VW)もイスラエル企業に3億ドル(約330億円)出資すると発表。輸送業界の新旧勢力が組み、車の新たな使い方や自動運転など新技術の開発につなげる。

 トヨタは金融子会社のトヨタファイナンシャルサービスを通じてウーバーに出資。三井住友銀行などと2015年に設立したファンドも資金を出す予定だ。出資金額は数十億円規模とみられる。ウーバーは非上場だが、出資企業が参考とする企業価値は7兆円に迫るもよう。トヨタの出資比率は1%未満となる。

 ウーバーは09年に発足し、米国など世界70カ国・地域で配車アプリを提供している。スマートフォン(スマホ)を活用して利用者とドライバーを結びつけるサービスを手掛け、特に一般のドライバーが利用者を有償で同乗させる「ライドシェア」が注目を浴びている。トヨタは米国でライドシェアのドライバーに、リースで車を提供する予定など、新たなビジネスの創出を目指し、協力できる分野を模索する。

 VWは米国や欧州などでタクシーの配車アプリを提供するイスラエル企業、ゲットに出資する。配車アプリではトヨタに加え、中国の広州汽車集団や米マイクロソフト、有力ベンチャーキャピタル(VC)などから巨額の資金を調達したウーバーを軸とする競争が激しくなっており、ゲットもVWの支援を得て事業を拡大する。

 配車アプリを巡っては米ゼネラル・モーターズ(GM)が1月、米リフトに5億ドルを出資し、役員を派遣することを決めた。トヨタ、VWも相次いで同業との提携を決め、年間販売台数が1000万台前後にのぼる自動車業界の「3強」がこの分野での取り組みを強める構図が鮮明になる。

 背景にあるのは、自動車を所有せず、必要な際にライドシェアなどのサービスを活用したいという消費者の増加だ。ウーバーは自動運転の技術開発も進めており、将来的にはドライバーがいなくても輸送サービスを提供できるようにする構想も示す。こうした変化は自動車の総需要を減らす恐れもあるが、自動車各社はリース収入など新たな収益源を模索する。

コメント(12)

アブドゥ様

ご無沙汰しております。また、貴重な情報をいつもありがとうございます。

「サヨク」の替わりに「パ翼」を使われるセンスはいかがなものかというようにも思いましたが、細かいことはさて置き、アブドゥさんの投稿には、ボイコット運動に対する基本的な勘違いがあるように感じます。

街頭デモも含め、基本的に不当な権力や政策に対する非暴力直接運動というのは、自分の判断で、引き受けられることはやるし、したくないことはしない、というのが原則かと思います。呼びかける側もそのことを前提として、ボイコットの具体的対象など、より広がりやすいキャンペーンの方法を考えていくということが求められるのだろうと思います。このことは、1年ほど前にも同様の説明をさせていただいたかと思います。

1930年にガンジーは塩の行進をしましたが、イギリスの植民地政策に対抗する手段としてなぜ塩を選んだかと言えば、一般庶民との距離の近さなどから広く共感を得られるだろうというメディア戦略的とも言える判断があったのだろうと思われます。

ガンジーは、イギリス資本が僅かでも出資するあらゆる企業の商品を徹底的にボイコットすることを呼びかけるべきだったのであり、「塩」とか、「綿製品」とか、その都度、対象を戦略的に限定するような運動のあり方は間違っていたとアブドゥさんは考えられるのでしょうか?

この間のアブドゥさんの議論は、原発賛成の人が反対派に対して原発がいやなら電気を使うなと言ってみたり、シオニストがBDS運動に対して、イスラエル企業の技術が使われている携帯電話をボイコットしてみろと揶揄するのとレベルが変わらないように思われます。

私の記憶違いでなければ、アブドゥさんは、元々はシオニズムには批判的な立場を明確にされていたように思うのですが、いつのまにか「ハティクバ」さんと同様、イスラエルの広報外交請負人のような働きをされてしまっているのは大変残念に感じます。

役重善洋
役重さん、

昨今先行きが暗くなる一方の中東で、唯一の灯台役である「イスラエルの広報外交請負人」と呼んでいただき、むしろ光栄に思います。

最近BDS運動のリーダーで、皮肉にもボイコットするはずのテルアビブ大学で博士号(?)を取得されたバルゴッティーさんが、アラブ世界でBDSが失敗している一例を図らずしもリストアップしています。表面上非公式と言えど、パレスチナ以外のアラブ諸国は非常に現実的なことがわかります:

イスラエル治安代表団のサウジアラビア訪問
イスラエル・スポーツ代表団のカタール訪問
イスラエル貿易代表団のUAE訪問
その他イスラエル代表団のバーレーン、モロッコ訪問等々・・・

またBloomberg News はBDS運動が始まって以来 (2005年)、イスラエルへの投資が3倍以上に増加していると報道しています(6/1/2016, title "The Boycott Israel Movement May be Failing")。

IVC リサーチセンターが収集したデータによると、イスラエルのスタートアップ企業はシェケル高にもかかわらず、ここ10年来最高の37億6000万ドルを非イスラエル系投資家から調達している。米系投資会社による ClickSoftware Technologies 買収(4億3800万ドル)に続き、中国の企業買収会社XIO Groupはハイテクのスタートアップ企業を5億1000万ドルで買収した。。。。

上のフォルクスワーゲンのニュースもその一環ですね。
深刻な干ばつに見舞われているカリフォルニア州も、イスラエルのドリップイリゲーション技術を持つ企業と契約を締結しています。
ちなみに世界的にテロ事件が頻発する昨今、セキュリティーカメラや写真からのDNA分析で、テロリストや殺人者になり得る人物を 85%の確率で読み出せる技術が完成に近づいているという、映画のような話が現実にあります。この企業のCEOとお話する機会があったのですが、海外からの資金提供が山ほどあり、宣伝は一切不要とおっしゃってました。


ハティクバさま

ご無沙汰しております。ご意見ありがとうございます。

そういえば、昨年のやりとりが中断したままでしたので、よろしければそちらもよろしくお願いいたします。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6451&id=78529375

1)前回「ブルゴティ」、今回「バルゴッティー」と誤記されているオマル・バルグーティさんですが、これも前回も指摘させていただいたように、BDS運動は、イスラエル国内における差別の撤廃を呼びかけています。したがって、イスラエルの大学において、国内人口比率に比べてもさらに少数派となっているアラブ人の学生がPhDを取ることは一般的には評価されるべきことであり、運動の前進とも言えるものです。

2)イスラエルとサウジ・湾岸諸国・モロッコなどの政府間接触は最近に始まった話ではなく、めずらしい話ではありません。ハティクバさんは「パレスチナ以外のアラブ諸国は非常に現実的」と書かれていますが、イスラエル政府と関わることをもって「現実的」というのであれば、パレスチナ自治政府がもっとも「現実的」というべきです。

3)ブルームバーグの記事は興味深いですが、グラフはストックのデータなので、イスラエルの経済開放政策で海外資産・負債が漸増しているのは当たり前です。ガザ攻撃があった2014年に対イスラエル投資が半減したことはイスラエルでも大きく報じられましたが、それもこのグラフだとほとんど読み取れないですね。

4)ただ、中国を筆頭としてイスラエルのIT企業、軍事・セキュリティ企業への投資や買収が増えていることは今後も当面続く傾向だと思われます。昨年の議論ではハティクバさんは中国の人権問題を深く憂慮されているようでしたが、イスラエルがパレスチナ人に対する人権侵害を通じて成長させてきた軍事・セキュリティ技術を中国に売り込むことについてはどうお考えなのでしょう。

5)ハティクバさんの議論の最大の特徴は、いくつかの(しかも不正確であったり、間違いが多い)例を持ち出すことで、だからアラブ諸国は○○だ、と断言するといった類の、非常にプロパガンダ的な議論の運び方を繰り返されていることです。本来の「広報外交請負人/ハスバリスト」は、自分のしていることがプロパガンダや広報外交であると見破られてはいけないもので、光栄に思うというセンスは正直よく分かりません。

6)「セキュリティーカメラや写真からのDNA分析」とは一体どのような技術なのでしょう??? 大変興味深い話ですので、ぜひソースを示していただければと思います。

役重善洋
役重さん、

1)2)名前の誤記や言葉のあやといった論点の端々を取り上げるより、問題の本質にかかわる話に軸足を置きましょう。私はジャーナリストでも専門家でもありませんから、大勢に影響のない細かい点はご容赦ください。
同じような無益なやりとりを避けるため、今回は私の言いたいことを代弁しているプロが書いた記事を引用することにします。

BDS関与者はイスラエルのビジネスと経済に害を与える反イスラエルではあっても、自らがいうよな親パレスチナではない。ソーダストリームの例のごとく、想像上の「グリーンライン」両側のイスラエル企業で自由に働くパレスチナ人も撤退で苦しむことを認識しない彼らは、良心・道義心がないか、歴史の教訓を忘れたかのどちらかだ。

善悪を知っているべき教会や知識人がイスラエルとユダヤ人だけを選び出し、なぜか他とは異なる高い基準を求める運動に反対することを怠るなら、彼らはBDSと反ユダヤ主義の核心にある悪の認識を怠っている。

イスラエルはパレスチナ人の苦しみに全く責任がない。これは彼らの不安定な政府と自身の非文明的態度・行動に原因がある。イスラエルはパレスチナ人に土地を与えるために一方的にガザから撤退し、自国民をガザの自宅から強制排除した2005年の撤退を覚えているだろうか。イスラエルの行政下で、ガザが繁栄した温室栽培産業や農業、根付いた地域社会のインフラが整った美しい沿岸沿いのコミュニティーだったことを多くの人々は知らない。パレスチナ人にガザの譲渡証書が与えられると、新たな「不動産オーナー」としての最初の行動は、温室を破壊し、畑を荒らし、作物を燃やしてシナゴーグを倒壊することだった。

イスラエルは世界が依存し享受するようになった商品の不可欠な部分である「発明とテクノロジー」で世界市場で活躍することを選んだ一方、パレスチナ人には同じことが言えない。
(Jerusalem Post, 2/11/16 "BDS in a Moral Failure")

2015年イスラエルのGDPに対する公的債務率は、年率1.8%以下と、2008年以降の他のどの西洋諸国よりも低かった。2015年の外貨備蓄は900ドル超である
(UK Media Watch, February 2016, "BDS is Failing")

ちなみにアメリカではすでに21州で反BDS条例が成立しており、最も最近ではニューヨーク州知事自身による条例成立が話題になったところです。
(つづき)

4)中国の人権問題については他の場で議論すべきことだと思いますが、私がここで「憂慮」していると書いたのは、イスラエル以外の国々で長年続いている人権侵害には一切触れることなく、BDS運動はイスラエルだけをなぜ対象とするのかという疑問を投げたまでです。(上の記事ではっきりその答えが出されてますが)

5)何をもって間違い・不正確と言われるのかわかりませんが、「広報外交請負人」などという大それた表現に対する皮肉です。

6)どれもこれも「人類」にとって大きなベネフィットになる商品ばかりですが、イスラエル憎悪に凝り固まった方々にとって、ユダヤ人の頭脳の結晶はBDSの対象になるかもしれませんので、スルーさせていただきます。
ハティクバさま

返信をありがとうございました、と言いたいところですが、今回は残念ながら実質ゼロ回答でした。

まず、今回のハティクバさんの投稿で大きな問題だと考えるのは、過去に論破された、あるいは途中でやりとりを放棄した議論を、あたかもそうしたことが何も無かったかのように再び持ち出されている点です。

例えば、「イスラエル以外の国々で長年続いている人権侵害には一切触れることなく、BDS運動はイスラエルだけをなぜ対象とするのかという疑問」について、私は昨年7月、「対イスラエルBDS運動はパレスチナにおける人権侵害・戦争犯罪をとめるという問題意識からはじまっているので、世界全体を対象にしないのは当たり前で、それを理由に差別・偏見だという論理が成立するのなら、あらゆる地域限定・シングルイシューの運動は差別・偏見になってしまいます」と述べています。それに対して、ハティクバさんが意味ある反論を展開されることはありませんでした。

また、「イスラエル憎悪に凝り固まった方々」といった表現がありましたが、これについても、私は、「問題にされているのは、「イスラエルが好きか嫌いか」という表層的なことではなく、「イスラエルが行っている戦争犯罪・人権侵害をどうやめさせるか」ということです」と述べ、基本的な問題は、ある国家や民族に対する好き嫌いの問題ではない、ということを明確にしています。

さらには、「何をもって間違い・不正確と言われるのかわかりません」とも言われていますが、昨年の議論ではすでにハティクバさんの間違いや勘違いを数多く指摘させていただいていますので、ぜひ読み返していただければと思います。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6451&id=78529375

しかし、基本的な事実認識の間違いや、それに対する指摘を無視するということに加え、ハティクバさんの議論の仕方で私がより問題だと思うのは、根拠がよく分からない主張を堂々と開陳しながら、ソースを示してほしいという要望があっても「スルー」してしまうという不誠実な姿勢です。具体的には、昨年、ハティクバさんが展開された「UNRWAとUNHCRで難民の定義が異なる」という主張、そして、今回の「セキュリティーカメラや写真からのDNA分析」によって「テロリストや殺人者になり得る人物」を割り出せるという技術のことです。

なお、後者については、おそらくこのことだろうというニュースソースはすぐに見つかりました。
http://www.ibtimes.co.uk/terrorists-paedophiles-be-spotted-by-new-israeli-facial-imaging-technology-1561839
https://www.rt.com/viral/344261-israel-faception-terrorists-dectection/

当然のことではありますが、これらの記事の中でも、この「技術」に、かつての優生学や骨相学といった疑似科学に共通する科学的・倫理的な問題があることが指摘されています。ご存じの通り、優生学や骨相学は、かつて、ヨーロッパの反ユダヤ主義者(および多くのシオニスト)がその人種主義的主張の「科学的根拠」として利用されてきたものです。ハティクバさんが、この怪しげな「技術」の正しさを信じるばかりでなく、それが「ユダヤ人の頭脳の結晶」であると称揚されていることは、新たな優性思想や人種主義、反ユダヤ主義の流布につながるものと言うべきものです。

また、*万が一*、この「セキュリティ技術」なるものの中に、人類にとって「ベネフィット」となり得る何らかの独創的要素があったとしても、その理由を、長年にわたる軍事占領を続けるイスラエルの特殊な政治・社会状況によるものと捉えず、ただちに「ユダヤ人の頭脳」なる概念に結びつけてしまうハティクバさんの発想のあり方は、「ユダヤ人の頭脳」は他の人間とは本質的に異なるものとする反ユダヤ主義と表裏一体のものだと考えます。こうした人間観・ユダヤ人観は、残念ながら、BDSについて議論する以前の、より根本的で深刻な問題であると思います。

役重善洋
役重さん、

BDSという大きな組織を背負って論破してくる役重さんとは違い、私は上にも書いているように専門家でも運動家でもない一市民であり、人に疑問を投げかければ回答しなければならないという義務もなければ、論駁する力量もありません。これも自由な世界で暮らす者の「言論の自由」だと感謝しています。ただ個人的な関心でいろんな記事や書物を読み、イスラエルを数回訪問してこの目で現状を見ながらその道に詳しい人たちの話を伺って勉強しているだけですので、ご期待に添えない至らなさはご容赦ください。むしろ「目からウロコが落ちる」ようなことをご教授いただければ幸いです。

言及されている新しい技術のことですが、今さらユダヤ人の優秀さが優生思想、骨相学や人種主義(まさにナチスの思想ですね)が反ユダヤ主義の流布につながるのではなく、逆にその優秀さのために迫害され続けてきたのがユダヤ人の歴史です。今なお存続するこのような偏見や迫害にかかわらず、人口比に対するノーベル賞受賞者数、学問、政治、ビジネス等々でのユダヤ系の多さに証明される彼らの活躍を、私は尊敬してやまない。それだけです。

上で述べた新技術がもうすでに「怪しげな技術」ではないことは、すでにスタートアップであるこの会社が求めた投資額以上をすでに世界中から集めていることで証明されています。マイクロソフト、アップル、オラクルなどIT大手はイスラエルに研究開発所を構えてます。もしこれが例えばフランスやドイツで開発された技術(たとえ開発者がユダヤ人だったとしても)であれば、「疑似科学」とは決しておっしゃらなかったと思います。
イスラエルバッシングに励むより、彼らから学ぶようパレスチナ人に教えるほうが建設的だと思いますが。。。まさにそれがアブドウさんが立ち上げたこのトピにつながるのではないでしょうか。
ハティクバさま

「人に疑問を投げかけ(られ?)れば回答しなければならないという義務もなければ、論駁する力量もありません」とのことですが、ハティクバさんご自身があたかも事実であるかのように公に主張されたことについて、間違いを指摘されたり、根拠を尋ねられれば、何らかの応答するのは当然の社会的責任ではないかと思います。そうでなければ、最初から根拠のあいまいな発言をすべきではありません。これは「言論の自由」とは全く関係のないことだと思います。

なお、BDS運動について、まだ誤解があるようですが、決して「大きな組織」と呼べるようなものではありません。パレスチナ/イスラエル内外の非常に多くの団体・個人が賛同を表明し、今もそうした声が広がり続けていることは確かですが、あくまでも、具体的なボイコットの動きは個々の個人・団体のイニシアチブであり、それらの間で、状況に応じてコーディネートがされることもある、といった程度のものです。

また、ユダヤ人が「その優秀さのために迫害され続けてきた」というのも妙な論理です。ユダヤ人が迫害されたのは、ヨーロッパ・キリスト教社会におけるユダヤ人に対する宗教的・社会的差別が原因なのであって、「ユダヤ人の性質」に迫害の原因を求めるのは、極めて反ユダヤ主義的な発想です。ノーベル賞受賞者数ということで言えば、その大部分はアシュケナジームとされる人々ですが、ハティクバさんは、ミズラヒームではなく、アシュケナジームを区別して「尊敬」されているのでしょうか? それは、イスラエル社会に特徴的な人種差別の追認ということにもなり得るかと思いますが、そうした違いを無視して十把一絡げに「ユダヤ人」の「特性」を論じてしまうのもやはり反ユダヤ主義的な発想と表裏一体のものではないかと思います。

最後に、身体的特徴のDNA分析から潜在的テロリスト・殺人者を割り出すという「新技術」の真偽を、当該企業に対する投資額によって判定することがなぜできるのか、まったく理解できません。この投資額から分かることは、「テロ対策」などの標語の下で、いかに人種主義や優性思想が現在も社会的に容認されているかということではないかと思います。仮に、この「技術」がイスラエルではなく、フランスやドイツ、あるいは日本で「開発」されていれば、疑似科学どころか、差別・偏見を助長するトンデモ科学としてより強い批判が集中していただろうと思います。ヨーロッパにおける反ユダヤ主義の「解決」をシオニズムを通じてパレスチナに押し付けたこと(の人種差別性)への反省ができていないがゆえに、イスラエルにおける人種主義的言動に対して、当然あるべき批判ができなくなってしまっているということだと思います。

役重善洋
役重さん、

あなたが確信しておられる「真実」が私にとって間違いに映り、私が思う「基本的な事実認識」があなたにとって「間違い」に映っても、異なる考え方を尊重し少なくとも理解しようとするほうが大切なのではないでしょうか?

ユダヤ人の迫害はヨーロッパ・キリスト教社会よりずっと以前から存在します。古代エジプトを征服したギリシャ人がプトレマイオス朝を始めた時に行ったユダヤ人弾圧の記録が残されていることを、ネタンヤフ首相の父で中世スペインの宗教裁判研究の世界的権威ベンツィオン・ネタンヤフ博士は、1000ページを超える著書『The Origins of the Inquisition」の序章で詳しく説明しています。

アシュケナージ系はヨーロッパ系、セファルディム系はスペイン・ポルトガルを追放されて離散したユダヤ人の子孫、ミズラヒ系はバビロンの捕囚後中東地域に離散したユダヤ人のことで、みんなユダヤ人に変わりありません。イスラエル社会、特にユダヤ系イスラエル人社会の中では「差別意識」よりも、運命を同じくする「運命共同体」という感覚のほうが強いです。相互扶助精神も非常に強いですね。あなたが私に感じるという反ユダヤ主義的発想とは何なのか興味があります。日本中東学会にはイスラエル、ユダヤ研究が含まれていないのでしょうか?

最後に述べておられる新技術ですが、長年の研究と試験を経て生まれる技術が、実現可能で社会に望まれ、商業的に成功する確率が高いとなれば、その技術者、開発者は技術を商品に転じる際に必要な資金を募集し、それに投資家が投資することでより豊かになろうとするのは資本主義社会で当然のことですよね。このメカニズムがわからないとおっしゃることが私にはわかりません。

ますます物騒な事件が頻発するようになった昨今、人種主義や優性思想などという象牙の塔で暮らす高尚な方々の現実離れした懸念より、まずは人の安全、社会の安全を確保することが一般人の一番の望みでしょう。だからこそ空港で長い列に並ばされても、人前で体型がもろに映るスキャンにかけられても、3倍もする水を買わされてもみんな我慢強く待っているんですよ。

この新技術はもう数年のうちに確実に商品になると私は思います。相手を差別者、犯罪者呼ばわりする一方で、憎しみや偏見に凝り固まって良い物を良いと素直に言えない、それに学んで流れに便乗しようとせず、時代から取り残され続けるのは、まさに現在のアラブ人、アラブ諸国一般の姿ではないでしょうか。
ハティクバさま

> 異なる考え方を尊重し少なくとも理解しようとするほうが大切なのではないでしょうか?

ハティクバさんの言葉の中に、ようやく共有・共感できる言葉を見つけることができました。
基本的に私がハティクバさんと議論を続けている動機はここにあります。
私は、ハティクバさんがなぜ「UNRWAとUNHCRで難民の定義が異なる」と主張できるのかを理解したかったので、その根拠をお尋ねしたのです。こういう具体的な問題に関しても、立場によって「真実」は異なる、というお考えなのでしょうか?

同様に、身体的特徴のDNA分析から潜在的テロリスト・殺人者を割り出すという「技術」についても、専門家が強い疑問を呈している中、ハティクバさんがなぜそれを信頼できる技術だと確信されているのかを理解したいと思ったのですが、趣旨をご理解いただけなかったようです。日本でも、真偽の怪しい健康食品やダイエット器具などが商品化され、テレビ通販などを通じて商業的にそこそこ成功している例は数多くあるかと思います。そうした商品の効能の科学的根拠は、どれだけ商業的に成功しているか、とは区別して考えるべきだと私は思いますが、ハティクバさんはそこを区別する必要がないとお考えなのでしょうか?

また、私は、ユダヤ人が「その優秀さのために迫害され続けてきた」というハティクバさんの主張は、迫害の原因をユダヤ人の側の特殊性に求めるものであるという意味で、「反ユダヤ主義的発想」であると指摘させていただきました。プトレマイオス朝初期の「ユダヤ人弾圧」も、やはり「ユダヤ人の優秀さ」にこそ原因があったのだとハティクバさんは考えておられるのでしょうか?

さらに、ハティクバさんはいきなり「日本中東学会にはイスラエル、ユダヤ研究が含まれていないのでしょうか?」と、所属団体と個人の考えを意図的に混同させようとするような、文脈を大きく飛躍した質問をされました。通常、どの学会に所属していようと、いまいと、現代のイスラエルに多少なりとも知見のある方であれば、ユダヤ系イスラエル人の中での「人種差別」の問題は、「相互扶助精神」などという言葉で片づけられる簡単なものではないということは常識の部類になるかと思います。

先の「BDSという大きな組織を背負って」という根拠を欠いた発言からも窺われることですが、人間を個人としてではなく、何らかの所属でカテゴライズし、一枚岩的にラベリングしようとする発想方法に根本的な問題があるように感じます。

役重善洋
役重さま

UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
 責任区:世界中のパレスチナ人以外の難民すべて
 目的:国際的保護を提供し、難民の自発的機関または新しい国の社会への同化を促進することで    難民問題の恒久的解決を図ると共に、緊急時には難民に対し法的・物的両面での保護・支    援を与えること
 年間予算:1500万の難民に対し43億ドル
 新難民になる資格:人種・宗教・国籍・特定社会グループへの所属・政治的意見を理由とす
る弾圧で、国籍を持つ国から国外に逃避
難民ステータスの喪失:出生国に帰還、あるいは別の国の市民となった場合
 他国に再定住した難民数(2004-2014): 90万人

UNRWA (国連パレスチナ難民救済事業機関)
 責任区:パレスチナ難民とその子孫 永久
 年間予算:500万人の難民に対し20億ドル
 新難民になる資格:生まれること。100万人の新難民が2003-2014年の間に出生。
 難民ステータスの喪失:UNRWA管理下では不可能。ヨルダン市民200万、パレスチナ自治政府
            統治下で暮らす別の200万全員が未だに難民とみなされている
 他国に再定住した難民数(2004-2014): ゼロ


2。上の技術が現実化するだろうと思ったのは、すでにアメリカの国土安全保障省や、他国の公的機関からの引き合いが来ていると聞いたからです。彼らはこの分野のプロですからね。数年後にはどちらが正しいか事実が証明してくれるはずです。

3。先に照会したネタンヤフ教授の著書にそう書いてありました。当時でさえ少数派のユダヤ人が社会の上層部に登用され社会各分野で活躍していったのは、ずばり優秀だったからでしょう。それは今でも言えることではないでしょうか?

4。地理的に紛れもなく中東に属するイスラエルが、中東学会で研究されていないのだろうか、もしそうならなぜだろうという、単なる一般人の疑問です。イスラエル社会に少し触れた経験からいうと、役重さんのおっしゃる「人種差別」は、私が暮らす21世紀アメリカに未だ存在する「人種差別」のレベル程度ではないかと思いますが、実際住んで肌で感じてみないと理解できないかもしれません。それよりパレスチナ人(アラブ人)のイスラエル人差別のほうが露骨じゃないですか?イスラエル人に土地を売った人は死刑ですよ?
ハティクバさま

1)冒頭の何とも怪しげな情報のソースは一体何なのでしょうか?

2)相変わらず私の疑問はスルーでしたが、ハティクバさんの発想の仕方はよくわかりました。

3)「ずばり優秀だったからでしょう」は、ずばりハティクバさんの推測ですね。ベンツィオン・ネタニヤフ氏は、思想がどうであれ、プロの歴史家ですから、そんな無邪気な記述をするはずがありません。しかも、プトレマイオス朝の時代から現代まで一貫して「ユダヤ人は非ユダヤ人よりも優秀(であるがゆえに迫害される)」、ということになると、果たしてそんなトンデモな主張に賛同するユダヤ人がいるのかも怪しいと思います。

4)肌感覚でそんな気がする(けど根拠は示せない)、ということでしたら、この件でこれ以上議論する意味はありませんね。

役重善洋

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