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パレスチナ問題を考える会コミュの「日本語で読む中東ニュース」より

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東京外大中東イスラーム研究教育プロジェクト
中東各国の新聞が報じた最近のニュース 2009/07/21 No.394より気になるニュースを二つ。


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コラム:イスラエルのユダヤ化政策
2009年07月18日付 al-Quds al-Arabi紙

■ 「48年アラブ」放逐計画
■ クドゥスの見方

2009年07月18日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HPコラム面

ネタニヤフ率いる現イスラエル右翼政府は、パレスチナ人がユダヤ国家としてのイスラエルを認めるまではいかなる交渉にも入らないと主張する。アラブ諸国そしてパレスチナは、このことを軽視すべきではない。1948年占領地のパレスチナ・アラブを西岸へ、いやヨルダンにまで追い払ってしまおうというイスラエルの意図は、この人種主義的性質を有する政府の元で半ば公然の戦略となった。

アラブを放逐し、ユダヤ国家のアイデンティティを保持すべきという話は以前からイスラエルで囁かれていたが、このような計画を阻止しようというアラブ側の真剣な動きがないままに、今や声高に言われるようになった。ラーマッラーのPA政権は和平プロセスとその交渉に忙しく、ハマースは、イスラエルによる第二のガザ攻撃を避けるべく停戦とその延長に専念している。

占領パレスチナからの報告によれば、「48年アラブ」放逐計画は実際的方向に動き出している。それは、計画段階から実施直前段階に移行した。つまり、人種主義的現イスラエル政府は、この計画を実行に移すに適した時機をねらっている。

村や町のアラブ名をヘブライ語の名称に変えようとする、パレスチナ国家は「イスラエル領」の中につくられるべきで、それは非武装でなければならず領土も領空ももたない、エルサレムは分割されずに保持されるべき等の主張、入植の継続、現在のイスラエルによるこのような攻勢の全てが、アラブを遠ざけるという計画に適っている。それは、西岸であれグリーンラインと称するものの中であれ、同じことだ。

こうして見れば、自国がパレスチナ人のための代替国家とされるのではとのヨルダンの懸念も分かる。またそれは、全アラブ諸国政府の関心事項となるはずであり、この脅威に対してはアラブ側の力を一つに合わせるべきだ。

ヤーシル・リダー・エジプト大使が「48年地区」のパレスチナ人のためのフォローアップ委員会の長ムハンマド・ザイダーンと会見した際、エジプト政府が有する確かな筋の情報として、来年イスラエルが、ユダヤ化政策の一環として、48年地区のアラブを西岸、もしくはヨルダンに強制移住させる模様であると明かした。

これは、このためにアラブサミット開催が呼び掛けられてしかるべき、危険度の高い情報であり、民族浄化の域に達するこの種の犯罪行為を暴くため、国際的努力が必要とされる。


(翻訳者:十倉桐子)
(記事ID:16975)



ファタハとハマースの対話会議、次期ラウンドの開催は微妙な状況に
2009年07月18日付 Al-Ahram紙

■ファタハとハマース、第7ラウンド開催の可能性を協議するため、カイロで今日会談

■イスラエル当局、ユダヤ人のデモに備えて西エルサレムの治安強化

2009年07月18日付アル・アハラーム紙(エジプト)HPアラブ諸国面

【カイロ:アシュラフ・アブルハウル、サミール・アル=サイイド】【ガザ地区、占領下エルサレム:諸通信社】

ファタハとハマースは今日カイロで会談を行い、パレスチナ国民対話の第7ラウンドが予定通り次の土曜日に開催される可能性についてゼロから 協議する。また第6ラウンド以降の成果、特にヨルダ
ン川西岸地区とガザ地区の拘束者問題に関する成果の評価も行われる。

 今日の会談はエジプトの後援により行われる。エジプト治安関係者のハイレベル代表団は一週間前、シリアの首都ダマスカスとヨルダン川西岸地区のラーマッラーを訪問し、パレスチナ諸勢力の指導者らと面会していた。中でもファタハ、ハマース、イスラーム聖戦、PFLP、DFLPの指導者らとの面会が、パレスチナ国民対話を成功させ、和解 を実現しようとするエジプト政府の努力
の一環として行われた。

一方、パレスチナ立法評議会内ファタハ会派の長を務めるアッザーム・アル=アフマド氏は、「今日の会談は基本的に、次の土曜日に開催予定の対話会議の確認を目的としている」と述べた。今日の会談でファタハ代表団を率いるアル=アフマド氏は、ファタハとハマースの間で懸案となっている問題について、今のところ新たな進展はないと述べ、数ある問題の中でもとりわけエジプトの提案に関して、両勢力の立場には大きな隔たりがあると強調した。先にエジプトは、評議会選挙および大統領選が行われるまでの暫定期間、ガザ地区行政を監督するために、諸勢力共同の委員会を設立するという 提案を行っていた。

 また別のファタハ関係者は本紙の取材に対し、ファタハ中央委員会のファールーク・カッドゥーミー委員長が故ヤースィル・アラファート暗殺に関して出した声明〔訳注:アッバース大統領がイスラエルと協力して当時のアラファート大統領を暗殺しようとしたとのカッドゥーミー発言のこと〕から発生し、現在ファタハ内で巻き起こっている対立が、次の土曜日に予定されている国民対話第7ラウンドの開催可能性を後退させるのではないかとの懸念を表明した。「ファタハ首脳部は元々、8月4日にベツレヘムで開催予定の第6回党大会の準備で多忙を極めていたところに、カッドゥーミー委員長の発言によってさらに忙殺されることになったため、国民対話ラウンドが期日に行われる可能性は後退した」と関係筋は言う。

 一方、占領下エルサレムではイスラエル当局が昨日朝、西エルサレムの治安部隊を増員した。ユダヤ人過激派による新たなデモに備えるためで、その前日夜にも暴力事件が起きていた。イスラエル警察のミキ・ロンヴェルド報道官は、一昨夜18人の警官が投石によって負傷し、昨日の明け方まで続いた激しい衝突で34人のデモ参加者が逮捕されたと発表した。


(翻訳者:川上誠一)
(記事ID:16997)

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