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机上の空論コミュの嘘800万ボルト〜其の拾柒

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「静岡・富士山を世界遺産に!」

メガTOKIOを目指し街道へと出た
ヤズィさんとキーターのふたり。
静岡は富士のお膝元、富士宮市に着いた。
富士宮市は焼きそばが有名だが
ヤズィさんは「焼きそば」と言おうとすると
「焼きそべ」になってしまうので、食べなかった。
なので富士山に登ることにした。

ご来光を拝みたかったので、夜から登り始めた。
富士の五合目までは車道を歩いて、そこから山道に入った。
雲ひとつない満月の夜だったので足元は明るく歩きやすかった。
ふたりは互いに励ましあって山頂を目指した。

九合目、後少しで頂上というところで朝日が昇ってしまった。
ふたりは残念と顔を見合わせたが、神秘的な日の出に深く魅入り
太陽が昇りきり真円を描くと、きびすを返し再び頂上を目指した。
富士山頂へたどり着くと達成感よりゴミの多さに腹が立った。
「なぜ人間は美しいものを汚してしまうのか」
「小さき人間共よ!驕るなよ!」
ヤズィさんとキーターは神格化していた。

やがて空中浮遊で移動できるようになり
高山病に苦しむ者に治癒の力を授け
ブロッケン現象を作り出した。
人々は畏敬の念を持ってふたりに接し、供物を授けた。

ヤズィさんとキーターが瞑想に耽っていると
あるひとりの女が食べ物を差し出した。
「女、それは何かね」
「はい、富士宮名物焼きそばです」
「そうか、焼きそべか…」
「焼きそべ?」
女は神の逆鱗に触れてしまった。
神の怒りは休火山である富士山にマグマの力を与え噴火させた。
それが、この国の終わりの話である…
なんちゃって
(つづく)

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