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AIで百人一首の情景を作るコミュの中納言行平(16番)

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中納言行平(16番)

たち別れ
いなばの山の
峰に生ふる
まつとし聞かば
今帰り来む

 これも難問ですね、歌の意味は理解出来るが、さてこれを具体的な情景にするには、どう表現するべきか。最初に屋敷の前で旅立つ情景を作らせたが、平安の雅さが表現されず、ススキの原での別れとなってしまった。
 見方を変えて屋敷の中で、近しい人たちとの別れの宴の席で、歌を詠む情景にしてみた。ところがこれが難航した。先ず、複数の人が各々異なる動作をして、それを写実的に描くことが出来ないのであった。つまり参列者全員が、歌を詠んでいる絵になった。何度修正指示を出してもAIは言うことを聞かない。そこでAIに、どの様なプロンプトにすれば指示通りの絵が描けるのか、AIに分析させて提案する様にさせた。
 AIは3つの提案をして来たが、何れも写実的表現ではなく、絵画的に表現することであった。やはりそう来たかと言うことで、絵画的に表現するように指示した。Geminiは一つ教えると、一つ忘れるを繰り返すし、歌を「詠む」のではなく、歌を「読む」となってしまうことが度々あった。別れの盃も、模様入りの江戸時代の銚子と徳利になっている。この時代の盃は白い平たい皿の様なものであると指示しても、今度は楕円形の西洋皿を描いて来た。
 この時代に貴族の女性が涙を拭う時は、手で涙を拭うのではなく、袖口を目元に持って行き涙を袖で拭きとる、と何度教えても言うことを聞かない。どうやら着物の袖口で、涙を拭う文化を理解できないらしいのでもう諦めた。因幡の松をこの絵で表現することは不可能なので、庭の松でそれを暗示させる様にした。そんなことを繰り返すこと1時間以上を費やし、こちらも根負けした。それでもAIは、平安時代の風俗を丁寧に教えてもらったことに対して、感謝のコメントが帰って来た。結局のところ、こうしてAIに情報を与えることで、成長して行くのであろう。

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