哲学と思想コミュの【議論系】詭弁とは何か

ここでは詭弁について議論します。
詭弁を解説しているサイトや動画のリンク、みなさんが出会った詭弁の実例をここに張って議論のネタにしてください（注）。「これは詭弁だろうか」という質問もOKです。

（注）他のコミュから事例をもってくる場合は登場人物が分からないように伏字にして（イニシャルもダメです）可能な限り誰が云ったかわからないようにしてください。

コメント(33)

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[1] mixiユーザー 07月10日 22:28

最強の詭弁術４選

[2] mixiユーザー 07月10日 22:35

藁人形論法の分かりやすい解説

[3] mixiユーザー 07月10日 22:56

上の動画にもあるように、議論のなかで非常によく出てくる詭弁が藁人形論法です。
実際にあるコミュで起きたやり取りを見てみましょう（登場人物や者の云い回しは若干変えています）。

一郎「君は花子にひどいことをしているという自覚があるの」
二郎「僕が花子にひどいことをしたとすれば花子も僕にひどいことをしたことになるから、なるべくそうは思わないように『これはそういうルールのゲームなんだ』と考えるようしているよ」

一郎の質問は「君（二郎）は三郎にひどいことをした自覚があるか」で、YESかNOで答えられる質問です。ところが二郎はこの質問に一切答えず、まったく別の質問でもされたかのような回答をしています。
よく見ればこれは藁人形論法ですが、たいていの聴衆はそれに気づかないため「二郎が三郎を論破した」と思うのです。
つまり藁人形論法は最も使いやすく最も効果のある詭弁なのです。

これを回避する一つの手段は藁人形論法を扱う者に対しては常に「YES,NO」で答えられる質問をすることです。
そうすれば藁人形で返された時には「YESかNOで答えてね」と云えば済むのです。

[4] mixiユーザー 07月10日 23:00

■ネット論客が用いがちな19の詭弁
ネット界隈での議論では、誤謬推理と言うか詭弁を弄する輩は多い。素人談義だから仕方が無いと思うかも知れないが、評論家や大学教員などが相手を言いくるめるために弄しているのを見ることがある。
詭弁術に詳しくなくても何となくおかしいと思う事が多いであろうが、毎回どうおかしいか説明するのは手間暇がかかるし、議論が横道に逸れてしまう。よくある詭弁、誤謬推理には名称がついているので、ずばっとそれを指摘してあげよう。
（以下、省略）
http://www.anlyznews.com/2018/07/17.html

[5] mixiユーザー 07月10日 23:35

>>[4]

時間がある時、>>[1]とかみてほしいです。たぶんぷーちんさん好みの動画です。

感想聞きたいですね。

[6] mixiユーザー 07月11日 02:38

よくある詭弁

[7] mixiユーザー 07月11日 02:41

詭弁の見分け方

[8] mixiユーザー 07月11日 02:54

「正義原則」の解説

[10] mixiユーザー 07月11日 10:15

それってあなたの感想ですよね

[11] mixiユーザー 07月11日 10:35

>>[9]

＞まず、どんな言論人や専門家でも
詭弁を弄したり相手の質問や主張を歪めてしまう理由は

＞結論ありきで議論に挑んでいるからです。

＞本来は仮説1と2があってお互いの意見をぶつけることでどこが正しい、間違っているか
結論を導くためのものであるはずなのですが
最初からこの結論でなければいけないという観点から議論をしています。

おっしゃる通りです。

>>[8]の動画に
「治安の悪い議論」
というのが出てきます。この議論の特徴の一つに「論破する、される」「正解をだす」というのがあります。論者は対話を始める前に正解を持っていて、それを議論という土俵で展開する。それが彼らにとっての議論です。「これが正解なんだ、しらないのか」と＜知識＞をひけらかしてドヤりたいわけです。

一方、
「治安のよい議論」
というのは「一緒に問題解決する」「よりよい仮説を立てる」となっています。結論ありきではなく仮説を検証することで結論に導くという＜論理＞によるプロセスを重視するわけです。「どちらの知識が正しいか」ではなく「どちらの論理（仮説を検証し結論を導出するプロセス）が正しいか」という対話が治安のよい議論ということなのですね。

[12] mixiユーザー 07月11日 10:37

>>[8]の動画→>>[10]の動画

[13] mixiユーザー 07月11日 11:28

「詭弁とはなにか」の解説。
とても分かりやすい。
超お薦めです！

[14] mixiユーザー 07月11日 11:39

西部進ゼミナール。中野剛志先生がＴＰＰ賛成論者の詭弁を全滅させたようです。西部が存命のころの動画なのでかなり昔ですね。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm14182074?ref=search_tag_video&playlist=eyJ0eXBlIjoic2VhcmNoIiwiY29udGV4dCI6eyJ0YWciOiJcdTY1M2ZcdTZjYmIgXHU4OTdmXHU5MGU4XHU5MDgxIiwic29ydEtleSI6ImR1cmF0aW9uIiwic29ydE9yZGVyIjoiYXNjIiwicGFnZSI6MywicGFnZVNpemUiOjMyfX0&ss_pos=18&ss_id=3aec0ee7-03bb-4c0d-bbe9-4a05ebdd988f

[15] mixiユーザー 07月11日 17:05

>>[5]

とりあえず>>[1]を観ました。
動画では、①早まった一般化、②論点のすり替え、③ストローマン、④トートロジー、
と具体的な事例を交えて説明されていて、とても解りやすい。
この４つだけでなく、もっと多くの詭弁のタイプを解説してもらえれば、もっとよかったと思う。

また、これらの詭弁を使うと相手を説得しやすくなる（議論に勝てる）と言うが、
それでは毒をもって毒を制すみたいになってしまうし、間違った理屈を通すことになってしまう。
議論をする際は、あくまで相手の詭弁を突いて正論を通すことに専心すべきと考えます。

[16] mixiユーザー 07月11日 17:09

以下は、>>[1]の動画に出てきた４つの詭弁のタイプのまとめです。
参考までに。

6. 早まった一般化（Hasty generalization）
「富士山も、浅間山も、桜島も火山なので、全ての山は火山である」と主張するような誤謬。
こういう誤謬が自明な例では「エベレストは？」とすぐに反例を投げつけられて終わるが、
(国家)公務員の話をもって、(地方)公務員を非難するような人々は少なくない。
米国のトップ大学のトップ研究者への好待遇を参照して、米国の大学全ての平均的な待遇
のように言っている大学教員の弁もこれに含まれるであろう。

12. 話を逸らす（Red Herring）
論点すり替え論法（Ignoratio elenchi）の一種。夫婦間、またはSNSで最も良く見かける
タイプだが、主張が通らないと分かると論点を逸らしていって議論を有耶無耶にしてしまう人は多い。
家計の使い込みの話が隣家の夫婦仲の話にかわったらすぐわかるが、現在の太陽光パネルの
収益性の話が未来の収益性の話にかわっても気づかないかも知れない。論点を見失わないように、
時折、振り返ろう。

15. 藁人形論法（Straw man）
誰かの主張が批判されているときに、問題とされている主張が捏造・改編されたものである事は
少なからずある。これを藁人形論法と言う。「ヒトとチンパンジーは同じ祖先から進化してきた」
と言う主張を、「ヒトはチンパンジーから進化してきた」と誤解釈して反論する詭弁。存在しない
事象についての批判もこれに含めてよいであろう。理解力不足の批判者は、かなり頻繁かつ
無意識にこの問題を引き起こすし、政治目的のある人も同様の行為を行う傾向がある。

8. 循環論法（Begging the Question）
「聖書は神の言葉だ。聖書にそう書かれている」といった論法。論点先取、トートロジーとも
言われる。さすがに明確な形では見かけることは少ないが、他のサイトの説明で見かけた
「どうやって彼が馬鹿だと知ったかって？ ─ 彼はあらゆる事に無知なんだよ」と言うような
言い回しは良く見る。具体的に彼の愚かな言説や行為を例示すべきところで、馬鹿と言う単語
の意味を説明してしまっているので誤謬である。
http://www.anlyznews.com/2018/07/17.html

[17] mixiユーザー 07月11日 17:17

>>[3]

あの、これ、「花子」が途中から「三郎」に変わっちゃってますよね？
一応、確認ですw

[18] mixiユーザー 07月11日 19:25

>>[17]

花子＝三郎です。編集漏れです。
最初花子でやってたんですが、花子だと「女」とわかってしまうので誰のことかがばれてしまうと思い（特にマユミは勘が鋭いから）三郎に変えたんですよね。

[19] mixiユーザー 07月11日 22:38

>>[16]

＞6. 早まった一般化（Hasty generalization）
＞12. 話を逸らす（Red Herring）

これは良く連動されます。

詭弁者はまず「早まった一般化」でせめてきます。この詭弁は「何らかの結論を出したい」って気持ちの表れで「結論ありき」を正当化するこじ付けなのですね。
たとえば戦争を米国としたい人は
「日本は清国に勝った。露国にも勝った。これは日本がとても強い国ということだ。ならば米国など恐れることはない。日本には神風もついている。日本は神の国だ。必ず勝つ。」
と云うわけです。まさにこじ付け。

でも、もしこのプレゼンに拍手喝さいされたら
「それは早まった一般化といって詭弁です」
となかなか云えなくなりますよね。勇気を出していったとしても今度は
「じゃあお前は何か代替案があるのか」
とイチャモン扱いされる。悪者に認定されてしまうのです。

実はこの「イチャモン扱い」が「話を逸らす」という詭弁なんですね。リアルな議論でこれをされるとたとえぷーちんさんでも気づくのは難しいと思うのですよね。私ははっきり云って自信なしです。

紙ベースなら「あ、詭弁いった、こいつ」ってわかるんですけどねえ。

[21] mixiユーザー 07月12日 07:35

>>[20]

＞わたしならば、日本と米国の国力の違いなどで反論するかなぁ。

そういう論理的思考法により結論を導出できるひとは早まった一般化のような詭弁は使わないと思いますね。逆に論理的思考法ができない人はこの早まった一般化を好みます。彼らの中には１つの事例から平気で一般化する強者もいます。
そういう人には、それは詭弁であると指摘しても藁人形論法やすり替え（話を逸らす）を使った人身攻撃で反撃してきます。こうなるともう議論ではありません。

よーするに彼らは結論ありきで論破するのが大好きな「厄介な人たち」なのです。

[22] mixiユーザー 07月12日 11:33

この対話、皆さんはどう思いますか。

A君「〇〇という論点で議論しているのは私だけです」
B君「その論点でA君は誰と議論したのですか」
A君「B君と何度も議論していますよ」
B君「でも私は記憶にないのです。これじゃ会話は成立しませんね。」
A君「そんなことはありません。私が「記憶がある」と云ったのに対しB君が「記憶にない」と云ったのだから記憶の有無についての会話は成立しているでしょう。」

最後のA君のセリフ。これは詭弁なのですがなんという詭弁だと思いますか？

[23] mixiユーザー 07月12日 11:43

>>[22]

「論点すり替え論法」かな？
最初は「○○という論点での議論」の話だったのが、「記憶の有無」の話にすり替わっているw

[24] mixiユーザー 07月12日 11:53

まてよ。文脈無視の切り出し論法（Quote mining）とも言えるかもw

[25] mixiユーザー 07月12日 13:27

>>[23]

A君は

＞私が「記憶がある」と云った

と云っていますが、実際にはそんなことは云ってません。
「相手のいっていることを捏造、改ざん、曲解して攻撃すること」を藁人形論法と云いますがA君の主張はそれに相当すると思われます。

[28] mixiユーザー 07月12日 13:47

>>[26]

仮にそうだとしても、A君はこういっています。

＞私が「記憶がある」と云ったのに対しB君が「記憶にない」と云った

しかしB君が「記憶にない」と云ったのは、A君の『記憶がある』と云ったことに対してではなく、A君の『B君と何度も議論している』と云ったことに対してです。つまりA君は曲解しています。
このような論法は藁人形論法と評価されると思います。

[29] mixiユーザー 07月12日 13:48

>>[25]

＞A君「そんなことはありません。私が「記憶がある」と云ったのに対しB君が
＞「記憶にない」と云ったのだから記憶の有無についての会話は成立しているでしょう。」

A君は「記憶がある」と言って、B君は「記憶にない」と言ったと、
A君が言ったんですよね？
A君は実際にはB君と○○という論点で議論していないのに、
「議論した」と言ったことが捏造なんですねw

第三者からすると、これはどちらかの事実誤認に見えますね。
それと、Ａ君の最後の発言は、論点のすり替えにもなっていると思います。

[31] mixiユーザー 07月12日 14:31

>>[29]

＞A君は実際にはB君と○○という論点で議論していないのに、
「議論した」と言ったことが捏造なんですねw
＞第三者からすると、これはどちらかの事実誤認に見えますね。

A君が事実誤認をしている可能性はありますが、B君は「記憶にない」と云ってるので事実誤認の可能性はないですね。

＞それと、Ａ君の最後の発言は、論点のすり替えにもなっていると思います。

A君の最後の発言は捏造、改ざん、曲解、誤解釈、拡大解釈の類ですよね。だとしたら藁人形かと。「ありもしないものとのすり替え」は藁人形論法というべきではないでしょうか。

[32] mixiユーザー 07月12日 16:58

すり替え論法と藁人形論法は違いますが、じゃあどう違うのか。
ざっくり云えばすり替え論法は「相手の主張と関係ない話をして論点をずらすこと」で藁人形論法は「相手の主張を曲解解釈して論点をずらすこと」です。どちらも論点ずらしですが、藁人形の方が悪質です。
すり替え論法のバリエーションに「お前だって論法」があります。

夫：お前、浮気したな。
妻：あんただって今まで散々浮気してきたじゃない。

これは相手の言葉を曲解したり改ざんしたりしていません。そういう論点ずらしはすり替え論法なんですね。

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