意味不明小説(ショートショート)コミュのさみしくて

さみしくて

菜の花

たべた

コメント(10)

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☆
＿＿血液がたがた＿＿

　「血液型ってキミは若いころ
からあれこれブン述べてたけど
其の傾向分析ってホンマかい
な」と嘗ての物知り二浪男に三
次会で訊いた事がある。
「おおむね､だけど当たるよ」
「今夜の宴席で居残り組が六
人いるけどサ､キミやボクもふく
めてA型ひとりでほか全ぇん部
O型だけど､いつも居残りは圧倒
的にO型なんだよね」
「ソなんだぁ､調べておくよ」と物
知り二浪男が応える。
「あのねっ､ボクがO型だから同
類で会話が弾むのかな､其れと
もそもそもがだらだら居残る癖
があるのかな」
「どぉでしょね」
「クシカツの奴だけA型だけど､
何でいつも居残るんだろう」
「寂しいからじゃないのクシカツ
は」
「だけどアイツだけ浮いてるよ
なっ」
　物知り二浪男が応えていわく
「浮いてるのは今はおとなしい
けど其のうちきまって酒癖の悪
さがおっぱじまるせいじゃない
の」と笑う。
　クシカツはまだ隅で独り静か
に日本酒のコップ酒をぐびり又
ぐびり飲みつゞけている。彼是
目つきが豹変する刻限ではあ
る。
「そろそろアレ歌うぞ」
「嗚呼アレね」
「お開きの準備しないと危ない
な」
　やがてクシカツは最後の健
全な目つきを繕いつゝマイク
を握って正気の仕上げなのだ
が､オハコのふるい曲をおっ
ぱじめる。

　　　♪
　ひとり旅の　淋しさは
　知っていたのさ　初めから
　はぐれ小鳩か　白樺の
　梢に一羽　ほろほろと
　泣いて涙で　誰を呼ぶ

「情感あふれるね」とボクは周
りにむけて云う。「なっ」
「あふれるあふれる」
　と誰ぞが卑屈げに笑いなが
ら云う。とっても盛大な拍手が
湧き起こり不必要に止まない。
　
　　　＊＊

[3] mixiユーザー 05月04日 08:20

>>[1] 美味しかったです。マジで

[4] mixiユーザー 09月05日 19:16

つらくなって
菜の花
すりおろした

[5] mixiユーザー 09月11日 17:28

>>[4]
苦かったろう（泣)ところでゴルフやってる?

[6] mixiユーザー 09月11日 18:46

>>[5]
やってますよーまだ100わんないすよ。

[7] mixiユーザー 09月11日 19:30

>>[6] そっか～。おれもう5年くらいクラブふってないよ。やりたいなぁw

[8] mixiユーザー 09月11日 20:30

噴きました。