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意味不明小説(ショートショート)コミュのメーテルの秘密

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「鉄郎、惑星メーテル行ったら、私達そこでお別れなのよ・・・」



メーテルは悲しそうに鉄郎へ言う・・・。

「えっ!??メーテル、、何言ってるんだよ!アニメの見すぎだよ!」


冥 輝子(メイ・てるこ)、
通称、メーテルはマニアの間でも有名な鉄道オタク。
かなりの、”てっちゃん”だ。

ミクシーの鉄道コミュで知り合った星野鉄郎と今日は久々のデートなのだ。

場所は、埼玉の鉄道記念館。
どうしても行きたい!という冥輝子の一言で二人はやってきた。

二人は今日で出会って一年目の記念日。
まだ二人は手を繋ぐだけの関係だ。

しかし、今日の鉄郎はいつもの鉄郎ではない。

「男は負けるとわかっていても戦わなくてはならないときがある」

そんなどこかで聞いたような言葉を鉄郎はリフレインさせていた。




埼玉鉄道記念館を出たのは閉館する直前だった。
最後の客となった二人は慌てて記念館を出る。

そして、哲郎は言った。


「メ、メーテル、、き、今日は、泊っていかないか?」

「ぇえっ?!て、鉄郎・・いつの間にか大人になったのね・・」

「い、いいわよ」

「え!!!いいのかい!!メーテル!!!!!」

「ええ、いいわよ、ただ・・・」

「ただ?ただ、何だい?メーテル?!」


「鉄郎、惑星メーテル、行ったら、私達はお別れなのよ・・」

「またそれかよ!メーテル!そんなことはぜーーたいないから!」
「惑星メーテルなんて!そんなのアニメの世界じゃないか!!」

「もうその話はやめてくれよ!大丈夫さ、惑星メーテルなんて行かないよ!」

「本当ね、鉄郎!」

「あー本当さ!」



カチャ。


鉄郎はアパートのドアを開ける。



「えっ!?て、て、てつろ・・・・・あっ・・」

 鉄郎はいきなりメーテルを押し倒す。


「て、鉄郎・・・・・・・・・」
「だ、大好きだ!大好きなんだよ!メーテル!!・・・・・」

強引にキスをする鉄郎。


すると、今度はメーテルの方から触れ合う唇を強く押し付けてくる・・・

「メ、メーテル・・・」思わず照れる鉄郎。



我慢の限界を超えた鉄郎は、胸の鼓動を高めながら
メーテルの服を優しく脱がしていく。



「あっ・・・て、てつろう・・・」


目を閉じ、輝子(メーテル)は、鉄郎に身を任せていく―――



――――


――――――





   ん ?


  ん? んん??
 

   !!!!


( ―― ん??!!!な、な、なんか変だ!!!!!!)


(メ、メ、メ、メーテルのか、か、体は、ふっ、普通のか、体じゃない!・・・)


鉄郎はそう思いながら激しく動揺した。
服は脱がし続けながら・・・・。



(な!なんだ!こ!これは!!!!!!)

(ふっ、ふ、普通の人間じゃなかったんだ!!メーテルは!!!!)



(いままで1年間も何もさせなかったのは
 普通の人間じゃないってことを悟られないためだったんだ・・・)


(こんな体初めて見た・・・・・・・・)

(そ、そうだったのか・・・・メ、メーテル・・・・・・)


う、う、・・・・・・





う、




う う



う う う






「うわっ!!!くっせぇぇぇええええーーーー!!!!!」

「くっせーーーー!!よ!!!メーテル!!!!!!!!!」


「わぁーーーくせーーーーー!メーテルぅぅーーー!!!!!」

「わーー!ーくっせぇぇーーー!メーーーテルぅぅぅーーー!!!!!!!」


すると、メーテルは立ち上がって言う。


「私達終わりね。お別れよ」

「え!?何故だよ、メーテル?」

「いつも言ってたでしょ、」


「 わ く せ い、メ ー テ ル いったら、お別れって!」


「わぁ! くせー! メーテル! 言ったら、お別れって!」

  


「 わ ぁ 臭 ぇ ー 、メー テ ル 言っ た ら お 別 れ よ 」

               


って。






「さよなら」





バタン。






最近ワキガに悩んでいた彼女は、
そのまま真っ暗な宇宙の片隅へと消えていった。


慌てて外へ飛び出し彼女を追う鉄郎。


暗闇を良くみるとそこには、あの、アニメでしか見たことのない
銀河鉄道999が宙に浮かぶ駅の線路に停車していた。



「こ!これは!・・・・・本当に存在したんだ・・・・銀河鉄道999だ!」

驚く鉄郎・・・。



〜地球での別れ メーテルが999に乗っている〜

「どうしても行くのかい」

「私は時の流れを旅してきた女。でも、昔の 体に戻る為に..」


「じゃ、やっぱり冥王星へ..待ってるよ..もう、会えないのか」

「いつか私が帰って来てあなたのそばに居ても
  
          あなたは無臭の私に気が付かないでしょうね」



発車ベルの音と共にメーテル、鉄郎にキスをし、999に乗る。

メーテル(私はあなたの想い出の中にだけ居る女。
    私はあなたの少年の日の心の中にいた 少年の日の幻影..)


ドアが閉まり、発車する999。それを追う鉄郎、

だんだん駆け足になりホームの端へ。



鉄郎「メーーーテルーーー!」駆け出す。

鉄郎「メーテル!」

メーテル「鉄郎!」

鉄郎「メーテル!メーテル!メーテルーー!」


必死に追うが999は空へ旅立つ。



999の最後車両のドアを開けデッキに立つメーテル。

強風に帽子が飛ばされ、スカートが揺れている。

それでも必死に耐えながら哲郎を見つめるメーテル。






鉄郎「メーーーテルーーー!」駆け出す。

鉄郎「メーテルー!」


鉄郎「メーテルーーー!」

鉄郎「メーテルぅーーーー!」

鉄郎「メーテルぅぅーーーーーー!」




鉄郎「メーテル・・・・・・


   パンツが・・・・・


   メーーーテル・・・・・。(みえてる・・・・)」














・・・・・

・・・・・・・




・・・・っていう夢をさ、新婚初夜に見たんだよ。

ゴダイゴの歌とかさぁ、

城達也のナレーションまであってさぁー

そりゃすっごい夢だったんだぜ!

でも 夢にしてはリアルだったんだよなぁ〜! 」



星野鉄郎は、ハシャギながら、姪(めい)のテルにそう言った。







色鮮やかな紅葉が始まる秋の連休。



輝子の提案から

新婚の鉄郎と輝子夫婦に

地元の「蒸気機関車記念乗車」に誘われた姪の彼女、星野テルは

二人の向かいに座り嬉しそうに聞いていた。


まだあどけなさを残す少女のような
それでいて時折ゾクッとさせる大人の妖艶さを併せ持つテルは、

  
「キャハハハっ!
 
  なにそれぇー変なのぉぉー 」


と無邪気に笑いながら鉄郎の顔をいたずらっぽく見つめた。




その横で真っ赤に顔を染めた妻・輝子が言う。

「テルちゃん、この人、本当にひどいわよね!
 あたしを勝手にワキガにしちゃうんだから!もう!」


そう言った後 鉄郎の肩をビシッと叩く輝子に、

鉄郎はいたずらっ子のように舌を出し
なんだか嬉しそうにテルへ笑顔を向けるのだった。




「 でも、叔父様と叔母様って、
   
  ほんと、999(スリーナイン)好きよねぇ〜! 

   まぁ、でも、そんな二人の影響を受けて
         
   あたしもこの道走っちゃったんだけど〜 

    でもさぁぁ〜、『メーテル!パンツ、メーテル!』、、って  
     
       それ!ひどくない!

    叔父様って、昔っからほんっとエッチなんだもんねぇー!
    
                     キャハハハっ!」






姪、テルは そう言って ハシャギながら

鉄郎と妻、輝子の横で、発車直前に買った駅弁を小さな口へ放り込んだ。

すると  ピタッとテルの笑顔が消えた・・・




「あれぇ?!、変な木がイカと一緒に入ってるわぁ・・・」

 と、突然姪のテルが言う。



「え!?なんですって?!!」

 驚く輝子。



「あらっ?!、インゲンだわ。

 木かイカか、わからないけど、

インゲンがどっちかと一緒に入ってたわ!」



「えええええ!!!インゲンまでぇぇえーーー!!」


そう叫ぶと輝子は慌てて言うのだった・・・


「それは駄目!それは絶対に駄目よ!」



「木かイカに、インゲンは絶対に駄目よぉぉ!」


「きか、イカに、インゲンはダメぇぇぇーーー!!!!!!」


「 キカ イカ 二、インゲンは、 だめぇーーーーー!!!!!!」


「 キ カ イ カ ニンゲンは だめぇぇぇぇええーーーーー!!!!!」

 
「 機械化人間はダメぇーーーーーーーー”!!!!!!!!!!! 」






     「 機 械 化 人 間 絶 対 反 対  !」






・・・

・・・・・

・・・・・・・


「 な ぁ 〜 ん ち ゃ っ て ! 」「 て へ っ ! 」





そう言って輝子は自分の駄洒落を照れた。


「私のマイミクの駄洒落好きな人が言ってたのを思い出しちゃって!」

「 て へ っ ! 」


輝子がそう言って照れた。すると、姪、テルが言う。


「ええぇーーー お、 叔母さま い、いまのひどいわよーー!

じゃぁ、夫婦揃って、駄洒落好きの ヘンタイなんだぁー 」




「コラぁっ!、私はヘンタイじゃないぞっ!テルちゃん!」


「おい!テル!!僕だってヘンタイまでいってないぞ!わはは!」


へ ぇ ー っ く っ し ょ っ ん !





           カ  ラ  ン  ・・・・


  


その時 輝子が大きなくしゃみをすると、

      口から何かが飛び出した・・・・




「え・・あら・・・これは・・・ ・・・・ ・・・・・」


そう言う姪のテルの足元へ キラキラと光るネジが転がった・・・・・
 



「えっ!?? お 、・・

      お・ばさ・ま・・・く、口から・・・・


              ネ、、ネジ・・が・・・」





姪、テルが 震える手で ネジを拾い 


ふと 窓の外を見ると


白い雲の遥か眼下に 街が小さく見えている。






「え?!・・お、叔母さま?!!・・・ ・・・・」

「て、輝子?!お、おまえ!ま、まさか!・・・・」






「ご、ごめんなさい まだ 完全にワキガ ・・・直ってなかったの・・」


「完治するには・・どうしても若い女性の体が必要だって言われて・・・

それにしても・・・鉄郎の記憶が消えてなかったのは意外だったわ・・・・」




「おっ、お、叔母・・さ・・・ま・・・」

「て、 っ、  てる・・・こ・・・・」




   バタン。



  意識を失う二人。










3人を乗せた999は惑星メーテルへと向かう。





さあ行くんだ その顔を上げて

新しい風に心を洗おう

古い夢は置いて行くがいい
          
再び始まるドラマの為に






                      おしまい。






コメント(2)

途中まで読みました

私はワキガの臭いでもオメガの臭いでも可愛いければ構いません
>パパレモンさま どうもお久しぶりです。

ぜひ、最後まで読んでください。 
前作から約1年間、放浪して考えたオチがあります。笑

僕も 可愛ければ マンガでもゲンガでもトンガでもコンガでも

可愛いければ構いません。可愛ければ。


あ、すいません。うそをついてしまいました。
  最近は可愛くなくても構わないレベルに達したみたいです。えへっハート達(複数ハート)
 
 あの「砂漠」好きです。

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