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意味不明小説(ショートショート)コミュの愛しているから

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セミの鳴く
少し暗くなりかけた頃

僕は田んぼに身を隠す。

半袖は泥だらけ
自分の足が鉄のように重い

ずっと走ってきた。
あの境内よりも向こう
森本家の山の中から

ずっと走ってきた。

僕は姉様から逃げている。


朝起きると
僕の枕元には姉様が立っていて
僕を見下ろしていた。

「さぁ 逃げなさい」

急にそう言われた。
姉様はクスクス笑っていた

僕は姉様の言う通り
急いで起きて 家を飛び出した。

山道を走って下る時
確かに姉様は こう言った

「必ず 捕まえてあげる」




田んぼから身を起こす。

僕には訳が分からなかった
もう帰ろう…

そう思って歩き出した時…

凄まじい頭痛に襲われた
足が痺れて
右手が痙攣しだした

苦しい… 苦しい…
呼吸ができなくなる

嘔吐している僕の前に
悶え狂う僕の前に

姉様が立っていた。

「アナタに毒を盛ったわ」

「私は解毒を持ってる」



「捕まえて欲しい?」

笑い泣きながら
姉様は僕に言った。

セミが鳴いている
空は赤く 緑の山々が染まる


僕は
麻痺した口を動かし
姉様を見つめた


「私が愛しい?」


僕は…しだ いに

口 が 動

か なく な




朝起きると
僕の枕元には姉様が立っていて
僕を見下ろしていた。

「さぁ 逃げなさい」

急にそう言われた。
姉様は泣いていた

僕は姉様の言う通り
急いで起きて 家を飛び出した。

山道を走って下る時
確かに姉様は こう言った


「          」


田んぼから身を起こす。

僕には訳が分からなかった
もう帰ろう…

そう思って歩き出した時…


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