【アンチ・児相】コミュの虐待行為が生じ（生じ続ける）根源的理由は何なのだろうか。

虐待・虐殺という犯罪は、大なり小なりこの世界のいたると
ころで発生し、また発生し続けてきた。
そのあまりにも有名な事象のひとつにドイツの政治家による
ユダヤ人大虐殺（ホロコースト）がある。
ホロコーストが生じた原因として、鬼のような政治家の脳内
の理性と感情の混沌とした領野に構築された「差別的志向性」
があったであろうことは多くの文献が指し示すとおりだ。
なお、世間ではよくそのことを〝差別意識〟と言ったりする
のだが、それは間違った言葉の使い方だと自分は考えている。
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なぜなら、〝意識〟とは、そもそも脳内神経の機械的作用の
誤作動（差別的志向性）には何の関りもないものだからだ。
〝意識〟とは、人間の細胞一つ一つが世界を受容する仕方の
ことなのであり、喩えるなら「全国民の声」のようなものな
のである。
それに対して脳内神経の機械的作用の誤作動（差別的志向性）
は、謂わば「撹乱した専制君主の暴言」に似たものと言える。
つまり、〝差別意識〟という言語表現は、あたかも専制君主の
暴言が国民の意志であり、または国民の中に暴君になろうとす
る意志を読み取ろうとするかのような主客転倒した名辞にしか
なっていないのである。
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たとえば、ある自動車メーカー（主である者）が、とんでも
ない欠陥車を生産したとする。当然、一般購買層（客である
者）は欠陥車など求めていない。
だから、欠陥車はリコールされ、主である者（自動車メーカ
ー）は、その罪を悔い責任を取らねばならないのである。
しかし、その事態にあって、もし自動車メーカーおよび一般
購買層の人々も含めて主客転倒した概念に陥ってしまったら
どうなるだろうか・・・・。
「この欠陥車をつくり出したのは全国民の意志だった」とい
う倒錯した話になってしまうに違いない。
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虐待・虐殺をもたらす「差別的志向性」という脳内神経の機
械的作用の誤作動は、なぜか〝意識〟化されることで、その
罪を逃れ、いつまでも悔いることなく存在し続けようとして
いる。
このことを詳細に解明することで、われわれは「差別的志向
性」という人間の脳内に棲む凶悪な「鬼」を炙り出し裁定の
場に引き摺り出すことが可能になるのである。