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愛媛の蕎麦同好会コミュの蕎麦の追憶

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初めて独りで東京に行った学生時代、池波正太郎の小説を
貪っていた。鬼平犯科帳 仕掛人・藤枝梅安 剣客商売…
書棚がいつの間にかいっぱいになっていた。

もちろん食についてのエッセイもわくわくしながら読んでいた。
「おれもいつかこの本に出てる店でメシを食うんだ」と夢見ていた。

そしてその時が来て、念願だった神田の「まつや」に出かけた。
ちょうど時分どきを外した午後2時過ぎだったと思う。
腹ぺこだった私は一気呵成に「もり」を平らげた。
蕎麦湯を頂きながらホッと一息ついていると
隣の初老の紳士が席を立ちながら私に一言声をかけた。
「君は若いのに粋な蕎麦の食い方をするねぇ」
きょとんとしながらも私はその一言が嬉しく
池波正太郎の世界に一歩近付けた気がしていた。

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